1年の最初に読む本は結構考える、いい本をと思う。
今年は昨年末より漫画本もでてブームになってる本、君たちはどう生きるかを読んだ。
作者 吉野源三郎は岩波書店の月刊誌世界の初代編集者
昭和12年に刊行した本、日本は戦争へ大きく舵をきった、盧溝橋事件があり日中戦争へ 国内にファシズムガ席巻した
時代に若者への提言
戦争へいく偏狭な国粋主義や全体主義に国の中で、未来を担うこども、若者に自由な豊かな文化があるのだ
ということを今のうちに伝えないといけない、ファシズムの中でヒューマニズムの精神を負けずにもたないといけない
という思いで発刊された。
主人公は中学1年生のあだ名はコペル君。
読んでいて・・・あれ?これ?マルクスの資本論の中学生版ではないのかと思えた。
おじさんノート 人間であるからには 貧乏ということについて
生産手段 労働力 富と貧困・・をたとえ話でおじさんがコペル君へのノートにとく
河上肇の貧乏物語のようにかみくだいて説明している。
・・・・・
お互いに、そういう人々に余計なはずかしい思いをさせないように、平生、その慎みを忘れていてはいけないのだ
人間として、自尊心を傷つけられるほどいやな思いを嘗めさせられることが多いのだから。傷つきやすい自尊心を心無く
傷つけるようなことは決してしてはならない。・・
あらためて君たちはどう生きるか・・今こそ問われてるときはないのではないかと思う
今ポピュリズムが蔓延しナショナリズムを煽り、危機を煽って、汚いものを隠す政権、国債の発行額はGDPニアまできて
日銀は国債をしょい込み、金融緩和の出口も見つからず・・ただただ大発会での株価が24年ぶり?高値で景気がいいとの
演出ニュースを垂れ流し、実体経済は報道しない、いつはじけるか、日銀は出口が見つからず 出口政策をしたとたんに
バブルははじける、あのバブル崩壊の再来、いやその崩壊ごまかしの為の戦争経済化もありうる、その布石を今打ってると
したらつじつまが合う。
脱線したが・・・
この本は改めてこの年で、もう一度正しく慎ましくしていこうと思うことができる本
年をとり汚い世間にまみれて忘れていた大事なことを改めて認識させてもらえる本だった。
今の日本は餓死者がでて当たり前になってきた・・・