日本病・・・ イギリス病 オランダ病 そして日本病
今の日本は多臓器不全に陥っている、経済そして政治も病んでいる
格差と独裁からの病気にかかってる。
長期化する不況、失業者の増加 年金制度の破たん 少子高齢化の進行
アベノミクスによって日本経済は長期衰退の時代に入り、今や日本病とも呼べる状態に陥っている。
金子勝 慶応大学経済学部教授の日本の経済の脱出は新しい産業を地方よりおこし、そこに地方に財源と主体を渡す
アベノミクス批判の先頭をいく先生 東京大学アイソトープ研究所センター長 児玉龍彦先生と異色の共著です。
今の日本経済の病巣をエピゲノム病として生命科学の制御 コントロール 周期性から分析する新しい視覚の本です。
こんなとらえ方があるのかと思わせられる部分が多い。
本文からの引用・・・
日本病は、バブル崩壊とその処理の失敗から始まった、不良債権に対する厳格な査定を行わず、小出しの公的資金注入が繰り返された
そして財政金融政策と規制緩和中心の構造改革が繰り返され、次第にその規模をエスカレートしてきた。
そして公的部門の債務残高が累積していく一方で民間企業の債務が徐々に減少していったのである。
こうしてずるずると不良債権処理が行われた結果、巨額の民間債務が公的債務に付け替えられてきた。
・・そうそう先月のニュースで大手メガバンクが自民党への政治献金を本年度から再開するというニュースがあった!
おいおい!とんでもない!だれの金であなた方は生き延びられたの思ってるのか!最高の利益をあげたからて
自民党に献金するとはどういうことだ・・まわりまわれば税金で銀行を救いそして自民党に献金するということは
国民の血税を自民党にやるということだ、だれの許可をもらったとんでもない、まずは国民に税金の支払をしなさい
その法的措置をとるのが筋だろう・・ 腐りきってる・・
自民党憲法草案を読むとこれがいかに危険かがわかる、基本は福祉は家族の助け合いでやればいいというのが基本
家族にこだわる自民党、家族にと口のいいことをいいながら社会保障の切り捨て 福祉の民間への福祉を受ける格差を生む
結局はアメリカに見られる保険制度のようなものを目指してるのだろう
本文からの引用
原発輸出政策の破たん
東芝 ウエステンハウスの買収したが今や巨額の不良債権になっている、三菱重工もカリフォルニアのサンオフレ原発の部分故障で
9300億円の損害賠償を求められている。
福島原発事故以降コストが高くなり、原子力ビジネスは国際的にも成り立たなくなっている、事実、世界の原子力企業は次つぎと原発から
撤退している、フランスのアレバ社は倒産し ドイツのシーメンス社もアメリカのGE社も原発事業から撤退している。
にも拘わらず、福島原発事故を引き起こした日本で、安倍政権が原発輸出を進めたために世界の不良債権化する原発の損出を日本の原子力企業
がかぶるという構図になっている、愚かとしかいうほかない。
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書き出すととまらないという感じのなるのですが・・
自分なりには重厚長大企業はもう昔の産業、その衰退の産業に多額の支援をして経済の推進エンジンにするというのがもう時代錯誤でしかない
これから日本が起こしていく産業を日本の人口動態と地方からの視点、そして剥奪の原理から共有する原理への転換をしないと生き残れない。
すべては格差をなくし、内需をおこし国内経済循環を回すしか方法はない、すべての国民が憲法で補償されてる健康で文化的な生活を営めること
をすすめれば経済は循環する。
やはり大きいのが介護 福祉 事業だろう、今後大量の労働者を必要とする、国から地方へ財源を写し地方で介護 福祉事業を起こす、労働集約型
産業なので労働者雇用はかなり大きい、必要なところに必要な人を雇用していくことが大事、そして現在の介護報酬も大きく見直し介護労働者の
待遇改善
地方の産業の振興 地方の特色をいかした産業を興す、ブランド化し世界への流通へ、地方で電力の地産地消も行い地方循環型経済 藻谷先生が提唱
される里山資本主義を実践することが必要だろうと思う。
安倍政権の方向性を180度転換する以外、日本の再生はないといえる。
長くなるのでこのあたりで・・・