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My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

空飛ぶタイヤ

2014-12-25 21:51:32 | 読んだ本


またまた池井戸潤 人気があるだけあってやはりおもしろい。

ものがたりが・・走行中のトレーラーのタイヤが脱輪し歩行者の母子を直撃し母がなくなった・・

運送会社の赤松運送赤松社長、整備不良とホープ自動車からの検査結果・・

事故をおこし会社経営が絶対絶命、整備不良は絶対ない!とことんポープ自動車と闘っていく。

ホープ自動車は3年前にリコール隠しが発覚、売上が急落した、コストカットをしてる最中・・・

結局はまたホープ自動車の巧妙なリコール隠し・・

ホープグループ  ホープ銀行 ホープ重工 ホープ商事 ホープ電気 そしてホープ自動車

会社のマークは三つのダイヤモンドじゃなくて三つのパールがマーク。

旧財閥系

だれがみてもあの会社じゃんとわかるところが露骨。

実際はあそこの車は買いたくはないですね。

しかしながら昨日と今日は、首都高も下道も強烈な渋滞・・・

仕事にならない

あとわずか・・・

しかしながら昨日といい、今日といいFM曲はクリスマス一色・・・

毎年思うこと・・

浮かれてるのはいいけれど・・

クリスマスもまともに迎えられない子供たちがどれだけ世界でいるのか

貧困で食べるもままならぬ子供たち、栄養失調で飢死寸前のこどもたち、紛争で命の危険にさらされるこどもたち

日本でもこどもの貧困化は進んでる、先進国でワースト3位の貧困化率

神はすべてのこどもたちにていうのがほんとなのではないか

クリスマスはそんなこどもたちを心を寄せるそんな日にしたいものだ・・

貧しきもののところにイエスがくるべきだろう

日本ではイエスはまったく登場しないがサンタクロースは登場する

すべてマーケテイング、それにおどらされる


サンタクロースの服が赤い服になったのはコカコーラの宣伝の為に赤い服をきてコカコーラーの宣伝をした

のが始まり、ペプシコーラがやったら今頃はサンタクロースは青い服だったろう。

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戦雲の夢 司馬遼太郎

2014-12-15 03:24:15 | 読んだ本


司馬遼太郎もかなり読んでるのですが、まだ読んでないのもあります。

戦雲の夢・・これもまだだった

話は土佐二十二万石の大名 長曾我元親の息子盛親の話、いわゆる戦国のプリンス

親が偉大すぎてなかなか日を見ることができなかった、戦いらしい戦いもすることがなかった。

時は1600年関ヶ原の戦い前

徳川につくか石田の豊臣につくか・・・

盛親のだした結論は徳川方だった

急ぎ密使を東軍へお味方すると文書を送ったが途中で関所でつかまり万事休す

仕方なくなりゆきで西軍につくことに5000の兵を率いて関ヶ原へ

結局はまともに戦うことなく大坂へ戻る。

その後は京都で蟄居生活・・・

最後の戦いの地を求めて大阪城へ冬の陣 そして夏の陣・・・

最後の最後で自ら望んでいた戦いをできることになった・・勝ち負けはどうでもよい・・

悲運の戦国のプリンスの物語。

しかしながら・・・

その当時、連絡手段がほかにあれば土佐二十二万石の大名でいられたのに・・

ところでついに軍師官兵衛も最終回か・・・

なごりおしい、龍馬伝いらいの全部逃さず見た大河だった。

来年は吉田松陰の妹・・今一ぴんとこない

その次は楽しみです、自分の好きな真田幸村!

大河・・主人公が男と女と交互にしてるが女の方はあまりおもしろくない

八重の桜も最初はおもしろかったが会津戦争のあとはいまいちぴんとこなかった。

やっぱり大河は幕末と戦国時代だな・・

自民党大勝か・・・・

予想はしていたけれど・・

これからの日本が恐ろしい・・2015年は悪夢の年になりそうだ!

新聞みながら思った・・今の小選挙区比例代表制では・・死票が多いのではないか?

比例代表のみでやればかなり勢力図は変わるはずだ・・

もしくは昔の中選挙区、いかに死票をすくなくするか

小選挙区では自民党が優勢になるのは必然

やはりこの選挙制度では民意が反映できないのではないか。

2015年!格差社会加速度の年!戦争のする元年!貧乏人が苦しむ元年

第二の福島元年!

ほんとに日本国民はこんなに愚かな国民になったのだろうか?

一番苦しんでるあなたたちが自民党に票をいれてどうなるの??

もうだめかなこの国?

がんばれニッポンが空々しく思う。
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無双の花  九州を想う

2014-12-04 22:15:59 | 読んだ本


葉室麟の歴史小説、最近ちょこちょこ読むようになった。

今、中高年に人気のある作家でもあります。

物語は立花宗茂はもとは大友家の家臣であったが、島津との戦いの素晴らしさを秀吉から その剛勇は鎮西一!と

評価され、柳川十三万石の大名になった。

しかし関ヶ原の戦いに西軍に加担したため、浪人になる・・・

しかし十数年後、その武勇は家康にも評価され 唯一元の知行地にもどされた大名

その波乱にみちた宗茂の半生を描いてる・・

最近は九州が熱い、官兵衛のおかげなのか歴史の中で九州が結構人気のようだ・・

戦国時代の九州はあまりクローズアップされなかった。

戦国・・・

信長 家康 信玄 謙信 毛利 ・・・

九州では以前、王の晩歌 遠藤周作作の大友宗麟の小説はあったがあまりない。

葉室麟の小説もおもしろいけれど

自分はやはり。。。藤沢周平が一番、山本周五郎、池波正太郎・・・

ほんとに思うのは、しょうむない自己啓発の本、気持ち悪いぐらい出版されている、ほんとに気持ち悪い

成功する・・・とか できる人の・・・  とかタイトルだけみててもアホまるだし

こんな本読んで成功するならみんな成功してるて・・

というか成功て何?成功の定義がわからないね?

そんなくそみたいな本を読むなら藤沢周平 山本周五郎の本を読んだ方が人間的にもいいと思う。

とくに会社の管理職は自己啓発の本読んで部下にひけらかすよなアホなことをせずに

もっと人間として奥が深くなるよう、歴史小説を読めといいたいね。
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痛快!清州会議読みました。

2014-12-01 02:38:59 | 読んだ本


映画清州会議の原作本

さすがは三谷こうき、おもしろい! 

なんといってもすべてが現代語訳・・・

信長なきあとの跡継ぎを決める評定を清州城でやるということで 秀吉VS勝家の対決

面白いのは心の中を現代語で書いてるところ

まじうざいんですけど、そんなのきまってるじゃんとか いってる織田信雄のアホとか

とりあえず痛快な戦国バラエティ・・

お市の方もまた強烈、好きでもないけどというかこんな勝家のじじい気持ち悪いけど

憎い秀吉をやっつけるためなら仕方ないわ・・勝家にそれとなしに誘惑してみましょう

とかキャラがきつい。

とりあえず笑える、おもしろかった・・・おすすめ
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人生教習所

2014-11-24 18:38:09 | 読んだ本


なんとすごい本のタイトルなんだろうか

おれも入ってみたい・・・・

あの時、そしてあの時に時を戻してくれたら、違うようになってたのに・・・

と昔はよく思ったものだ・・

あの15歳の時の自分に声をかけてやりたいようなこともある、もっと勉強せいよーて

ものがたりは

新聞広告に 「人生再生セミナー小笠原塾」実態は謎だが名たる企業が後援し、セミナー修了者には

就職先が斡旋されるという。

人生の再起をかけて集まってきた人生の落ちこぼれたちは期待と不安を胸に抱き小笠原諸島へ・・・

引きこもりの東大生、元やくざ、内気な女性ライター・・ひとくせもふたくせもあるセミナー参加者

はユニークな講義で中間テストを潜り抜け二次セミナーへ

セミナーは小笠原の歴史に関して生の声をきくものだった・・

欧米系島民、新島人・・

太平洋戦争以前と戦後、そして小笠原返還後、自分たちの知らない小笠原の歴史が明らかになる・・・


今の日本の社会て・・・

再起ができない社会になってるのではないかと思うのです、一度社会から落ちたら再起ことができない

格差がひそんでるのが今の日本の社会の実態ではないかと思います。

高度経済成長の時はみんながそこそこ仕事して食べていけたが

今・・格差はすごい、派遣労働という隠れみので格差は毎年広がってる、たぶんニジ係数はここ数年

あがりっぱなしだろう。

そう思うと二重生活でしんどいけれど、自分はまだ恵まれてるといえる。

会社が銀座の近くにあるのでよく銀座の店の前に高級な車が止まって運転手が待ってる光景を見ます。

なんだろうかな・・金持ちのマダムなのか 品性がないな・・

金持ちは品性がない、やはり下品だな、あほほど高いブランドを身にまといベンツで買い物にいく下品だ

そんな下品をよいしょしながらTV番組をよく見る

セレブのなんとかという、セレブの生活とか取材してる番組・・

ついにアホ安倍は解散して選挙ですね。

アホはこれで自民党が大勝したらやりたい放題やると思います、かなり危険な選挙ですね。

ほんとにやばい、軍国主義国家になる道です、日本はあの敗戦に何も学んでないのだろうか

自分はどちらというと常に左の考えですが

左右も関係なく今度の選挙に自民党が勝てば日本はとんでもないことになる

あとで泣くのは自民党に入れた国民になるのです。

ほんとにやばい・・・・
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リベンジホテル

2014-11-17 08:08:17 | 読んだ本


就職氷河期、大学卒業目前になっても就職が決まらない・・・

ゆとり世代の花森心平

自信もない根性もない・・・・もちろん内定もない。

偶然にも入社したのは、支配人もさじをなげる破綻寸前の老舗ホテル

ホテルビクトリアパレス

ホテルを立て直すと啖呵をきった心平

新入社員の奮闘が始まる・・・・

ぐんぐん読んでいてひかれていった、おもしろい

こんな気持ちのころはあったか・・

自分が社会人一年生の頃を思い出しながら読んでみた。

いずれにしてもあの頃は大変だったけど新鮮だったなあと振り返る

もう30年前のことになったのか・・・

今の新入社員とか見ていてたしかに優秀で自分の若いころとは違う

けどできすぎていると印象があってなにかおもしろくないような気がする。

もっとめちゃめちゃなやつがいてもいいのではと思う。
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国家の暴走

2014-11-13 22:23:31 | 読んだ本


古賀茂明氏の最新の本

自分がいつも思ってることをずばりといってくれているので、気持ちいい感じ・・・

とりあえず暴走なのである・・・

冷静に考えてみたら10年前には考えられない暴走振りで、知らない間に集団的自衛権に対する賛成意見が多くなってる

また消費税増税も将来の日本の為に必要という、考えられない意見をいうのが当然になってきている・・

これも10年前では考えられないことで、反対意見も世論でさほど大きくないような印象です。

自分は以前から思ってるのですがどうもこの安倍政権は世論を操作するのにかなりの力をいれてるようだ・・

集団的自衛権・・・・

アメリカに守ってもらうだけではだめだから日本もお互いさまだからという単純な頭で世論は動いてる。

考えられない・・・日本人はこんなに思慮に足りない国民になったのか?

条約の上で考えると

日米安保条約でのアメリカの日本を守る義務があり、日本はそれと引き換えに基地を提供、おもいやり予算

地位協定が担保されている。

集団的自衛権を行使するならまずは日米安全保障条約の改定をする必要があるのでないか

ほんとに安倍の国民に説明してる内容は国民をばかにした説明、国民は愚民だというのが根底にある

それが会見で朝鮮半島から引き揚げてくる母子、老人のイラストで出てくるのだと。

これほどまでに国民はバカだと世論操作をする政権は戦後はじめてではないかと思う。

非常に危険だ・・

まちがいなくいずれは徴兵制になっていくのは明白

好きで海外に死ににいくバカはいないだろうから、徴兵制

TVのインタビューとかで街頭でインタビューしてるけど

みんないいこの意見しかいわない・・やはり中国とか北朝鮮とか心配とか 

将来の子供の為に消費税は必要とか・・消費税?もっと金があるところがあるだろう

消費税あげて法人税を減税・・

尖閣問題と靖国問題は日本と中国と両国にとってこの問題はWINWINかもしれないと最近思う

へたに両国がこの問題を利用してるのです、反日感情をあおり国内の格差と不満を日本に向ける

その為にも中国は靖国に安倍がいってほしいのでは?とも思ってしまう。

日本にとっても中国の尖閣問題は反中 反韓の感情をあおるナショナリズムの高揚する問題でもあり

また集団的自衛権を進めるうえでも尖閣問題は好都合なのだと見ることができるのでは・・

世の中の見方

やはり世の中は支配する側と支配される側と常に二つに分かれてる、その視点から物事をみれば

今の動きはよくつじつまがあう、その見方は必要だと思う。
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川あかり

2014-11-10 22:52:39 | 読んだ本


温泉にとまってる時に読みました。

川止めで途方にくれている若侍、伊東七十郎。

藩で一番の臆病者といわれる彼が命じられたのは派閥争いの渦中にある家老の暗殺。

家老が江戸から国に帰る前に討つ。

すでに川止めで家老は対岸に・・・

川止めで木賃宿にとまり相部屋になったのは癖のある連中・・・

連中と一緒にいるといろいろな災いにあったり、連中に助けてもらい・・

最後の最後まで臆病な彼に、ついに対決がきた・・・

読んでいて自分のように思えてきた、自分で自分を分析すると臆病者かもしれない

やたらこの主人公にひとごととは思えない感じで読んでいた。

自分に自信を持てとかよくいわれるけど・・・絶対できるとかそんな感じはあまり持ったことが

ないなと思う。

自信?持てないな、そんな立派でもないしね自己暗示かけるのもへただしね

最近はモチベーションという言葉すら口からでてこない。

周りには結構自信まんまんの人もいるし、自分のことが好きなんだなと話していて思う人もいる

自分のことが好き?

あまり思ったことはないですね・・・

そんな感じでもここまで生きてこられる。

日々淡々となすべきことを無駄なくやればよいのだと思うようになってきた。

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黒田官兵衛

2014-11-06 04:26:45 | 読んだ本


黒田官兵衛のこと、昔から歴史本を読んでるので知ってるつもりというのですが・・

大河ドラマを見ていて、知らないことが多すぎた。

だいたいの流れは知ってるが・・関ヶ原の戦いで東軍についたいきさつとか?でした。

とくに黒田如水になってからのことは知らなかった・・

ということで新書で読んでみた・・

知らないことが多い

軍師というより策士。

正義をつらぬいた策士というところでしょうか・・

知ってるつもりで知らない歴史、自称歴史フアンですが知らないことが多すぎる。

知らない歴史を知ることは楽しい。

仕事の役にはたたない、たたないから歴史を勉強することの意味がある。

自己啓発書は読まない。

歴史から学ぶことの方が大きい。
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シャイロックの子供たち

2014-11-04 04:33:45 | 読んだ本


池井戸潤の小説、読んでないのを読んでみた・・・

物語は郊外の町の銀行の支店で起こった、さまざまなトラブル

現金100万円紛失事件・・ これが支店のマイナスになるとあせった支店長、副支店長、課長で自腹で穴埋めをする

とかばかばかしい話、自分たちの出世にひびくからと自腹を切るあほらしさ。

女子行員に疑いがかかるが・・・その上司が行方不明

副支店長の古川は高卒のたたき上げ、根性の男

大卒エリートの小山が言うことをきかないので思わず、拳でなぐる、

警察に訴えられる、ばかまるだし・・・

そんなことしながらまだ副支店長に居座るところなんか日本の典型的な感じがする。

日本の会社組織ていうのは管理職に比較的甘いシステムになってるような気がする。

少々のミスや不祥事でもなんとか管理職にいてられる。

というよりも日本の管理職全体にコンプライアンスが徹底されてない、これは甘さだ・・

なんとなくわかるようなところもあったり、そうそう・・・と思いながら読んだり

でも全然自分とは別の世界の話だな・・・

出世とは縁のないとうの昔に見切りつけた自分には読んでいて笑える話ばかりだな

少々金が多くもらえても、胃の痛むような思いをするのはまっぴらごめんだね。

他の池井戸潤の本を読んでいてもほんとに銀行て職場は前近代的なコンプライアンスもない

旧態依然のところなんだねと思う、一言でいえば くだらない・・・
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町奉行日記

2014-10-28 11:54:08 | 読んだ本


山本周五郎の本は30代の頃によく読みました。

40代は藤沢周平をよく読んだ・・・・

久々に山本周五郎の本をもう一回読もうかと思い読み始めました。

この本はいわゆる短編集です。

冒頭の 晩秋

以前高倉健さんがラジオで紹介していた物語です、30代の頃にはあまりぴんと

こなかった話が50すぎの今読んだら、30代のころに読んだ感じとまったく違う

20年の月日は感じ方がちがってくるものだなと実感しました。

とともに振り返るのは好きではないですが振り返り、少し質素に生活していた方が

いいのかなとも思いました。

一人が好きです、旅も一人がすきです、観光地でなくていいです、知らない町に降り立って

なんとなく歩くのがいいです、世の中がスピード化する中で自分の時間だけはゆっくり

時間をきにしないでいたい。旅行もスピード化ですね観光ツアーやなんやで旅じゃなくて

あれは旅行という種類ですね、金だしてまで団体旅行したくないですね。

最近本屋の店頭をにぎわしている本はとても軽い感じがします、感じとりかたが薄いですね。

次は60代70代で読んでみたらまた違う感じ方をするのでしょうね。
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負け犬 志水辰夫

2014-10-27 00:26:37 | 読んだ本


負け犬か・・・・

おいらのことだな(笑)どうみても負け犬だな

なんかこれといってすっきりしないのは負け犬か・・・

仕事もさほどいまいちて感じで、山登りも低い山をへなちょこで登ってるしな

すぐ疲れるしな、どうもすっきりしないのは負け犬か(笑)

でもそれでいいやて感じですね。

たしかにこの短編集にでてくる主人公はほんと負け犬だな・・・

でも負け犬は遠吠えをふくが、主人公たちは吹かない・・・負け犬を楽しんでるのかと思うぐらい明るい感じもする。

負け犬というより、世間一般でいう負け組てとこなんでしょうか・・

読んでいてそれぞれの主人公に共感もするし、うん・・なんとなくわかるという感じもしました。

負け犬を楽しんでみたらいいんだなと

あくせくしないで、負け犬らしく、頭をたれて、マイペースでいけばいいのでは

悪あがきはせずに

そんなんでいいやと思うこのごろ
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親鸞 激動篇 下

2014-10-16 22:39:16 | 読んだ本


親鸞 激動篇 下を読みました。

なかなかの激動ぶり、南阿弥陀仏・・・・

布教の厳しさをあらためて知った感じです、今や日本一の宗派になったのですから、すごいと思います。

仏教から学ぶところは非常に多いと思います。

それらの本を今まで読んできました。

今はどこの本屋の店頭も安易な自己啓発本が流行ですね、できる男になるにはとか・・・

40代にはこれをしろとか・・ できるビジネスマンがどうしたこうしたとか・・

昔は今から思えばよくこんな本を読んでいた時がありました、でも読んでもいっしょ役にたたない。

人間的にも豊かになるとは思わない・・

安直すぎる感じがどうも気に入らない。

どうせ読むなら古典といわれる物を読み、そこから思考をめぐらせて考えてみるのが一番いいと思う。

なにがいいたいのか?それはほんとにただしいのか?今にあてはめればどうなるか・・・

考える作業を介在する本の読み方が一番自分の役に立つのではと最近思います。

今は即、答えを求める時代、わからないことがあればすぐにネットでスマホで調べる。

そこの思考する時間はほとんどない、人間はやはり退化していくのか・・・と思う。

思考する訓練がたりないとどうゆうことになるか・・

それは気に流れてしまうということだと思う。

いまだに安倍が政権にいることを考えればこわい感じがします、考える作業が欠けてるから政権にいるのです

普通に考えればわかるはず、秘密保護法、集団的自衛権のあやうさなんぞ、少し考える作業がはいればわかる。

ナチスもその場の国民の気の流れで独裁政権を樹立した。

やはり今の危機的な時代に求められてるのは自分の頭で真剣に考える作業で、それも人間的に考える、

自分が当事者として考える、自分が戦場にいけば・・自分のこどもが戦場にいけば・・

自分が失業したらその生活はどうなるのか・・

今はそんな作業が少なく気が世間を支配してるように思うのです。

話はそれましたが続編を早く読みたいところです。

黒面法師はまた逃げ去った・・・また出てくるだろう親鸞の邪魔をしに・・・
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きみ去りしのち

2014-10-11 00:47:44 | 読んだ本

重松 清の本は結構読んだのですが、この本はその中でもスケールが大きい

人間の生と死 そして自分が大切な人との別れをわすれずにずっと持っていく・・

主人公は幼い息子を亡くした40すぎの会社員 息子を亡くしたことから巡礼の旅にでる・・

それにいっしょに旅をする少女 この少女は・・自分の娘 今は前の妻と暮らしてる

前の妻も・・もうがんで命は長くない・・

巡礼の旅は 恐山 奥尻 オホーツク ハワイ 阿蘇 大和 出雲 与那国島 島原と・・・

最初が恐山で最後が島原の精霊流しというのも巡礼の旅の最初と最後というのが・・

いい

これが・・・死の世界なのだと言われたら信じる けれど

これが生の始まりの風景なのだといわれても 信じる・・・

読んでいてぐいぐいひかれていく、ときどき主人公を自分にたとえて読んでみた・・

想像はできないけれど その気持ちをできる限り想像してみた

陳腐ないいかたですが

この本に感動してしまいました・・

ニライカナイ  死者が旅立っていく先 黄泉の国になってるけれど、現生の魂もニライカナイからやってくる 死と誕生が一体になりどこまでも豊かな楽園 理想郷

与那国でもニライカナイとおなじようなハイ・ドウナンという幻の島があるとのこと

理想郷という思想がなにか興味があります・・

この物語 自分が一番気に入ったのが与那国のところ、前の妻、少女の母親がホスピスで

なくなるところ ここが一番残ったところです・・

自分と重松清は年は一つ違いの同年代

すごく共感するところがものがたりにでてくることが多い作家

現代における巡礼の旅はこころふるえるものだった・・・
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生きいそぎ 志水辰夫

2014-10-10 12:51:05 | 読んだ本

志水辰夫 生きいそぎ

タイトルがなぜかひかれるものがあって思わず本屋で手にとってしまった。

カバーがなぜか素敵な写真、日常の写真がなぜか素敵です。

短編集でものがたりは、主人公は定年をむかえる世代なんで、今ひとつ自分にはその気持が今ひとつ伝わってこなかったかもしれません。

定年を迎えたり、親しい友人がなくなったり、親や兄弟の法事に集まったりするときに、ふと胸をよぎるのは、幼かった頃のことや、最も輝いていた時期のことだ、ひとはみな、戻るべき故郷があるというけれど、戻ればそこは、変わりはて居場所さえもままならない、でもまた生きていかなければならない・・・・

人生の原風景といんでしょうか・・・人はみな原風景というものがあると思いますが

原風景を否定して、そこから出て行って、そして原風景に還っていく、そのように人生は完結するものなのだろうか・・・

最近よく夢をみますが、やはり親がよくでてくる、また祖父や祖母がでてくる、親子三代で下町の家に住んでいた、にぎやかな光景が自分の原風景なんだろうなと思います、今思えば狭いながらににぎやかな家だつたなと思います。

一番輝いてた時期??いつごろになるんだろうか??今の時点では特に輝いてた時期というのがわかりません

いずれにしてもあとは老いがまってるばかり、輝くことはもうないだろうな。

生き急ぎはしないで毎日なるようになるでいくばかり。
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