新聞の広告でこの本の紹介があったのを見て、帰りに八重洲ブックセンターで買った。
さっそく一気に読みました。
日本の子供の貧困率16%という数字は大きくて問題だとは常に思ってましたが
この本はリアルなルポルタージュ
読んでいてここまで貧困化は進んでるのか、取材を通じて唖然とした。
母子家庭が多い例が多いが中には父子家庭も
ごはんがまともに食べられないこども、朝は養護教室で先生に昨日の給食の残りのパンと牛乳
をもらって食べる、小学校の姉妹、靴は成長とともに大きな靴を変えずに黒くなった靴を履いてる。
遠足も弁当がない、授業後の学童保育での月1000円のお菓子代も払えないで学童へいくのを
やめた・・・
住む家を終われ公園の駐車場に家族で車で生活する一家・・唖然とした。
大阪市の例で、今まであった給食を廃止し弁当に変更、弁当ないものは業者の弁当を半額で支給
その後、コストカットと公平にという橋下市政の方針で全員業者弁当実費になったとか・・
とりあえず大阪市の例が多かった。
母子家庭で母親の非正規雇用での給料でこどもを連れての生活は成り立たない。
月12万として家賃5万 水道光熱費1万5千円 残りは5万と少しであるこれで親子が1月生活して
いけるかどうか・・
今の非正規雇用の推進、残念ながら国会を通ったが、貧困化の温床はここにある。
貧困家庭に生まれたこどもはまともに学習をできる環境にない、おまけに金がないから保険も未納で
病院へもまともにいけない現状で、こどもが貧困から脱出する手立てすら立たれている。
昭和の時代の貧困とはまったく質が違うものになってきてると思う。
昭和の時代なら貧しい中勉学に励んでなんとか大学にいくこともできたかもしれないが
今はそれ以上の貧困化でどうすることも本人の努力ではどうしようもない。
そして格差は連鎖していく・・・格差の固定化につながる。
出生率hが低下してる中、このこどもの貧困化に対する対策をすすめなければ日本は立ち行かなくなる。
自民公明政権ではこども手当に制限をつけ、高校無償化にも制限をつける、こども手当も今まで通りの児童手当
にして制限をつける、保育の問題も大きく民営化するといってるが、果たしてそれでいいものか
保育の現場が市場になるわけである、効率化を求めることになると保育の一面化、マニュアルどおりで保育する
保育園、経営がくるしくなれば保育士をリストラし一人当たりの応対するこども数はふえる。
保育施設を増やすぐらいたやすいことだ、どれほどの予算ですむか?
これほど公共事業に金をただ使いし、わけのわからん戦闘機やヘリコプターかうなら戦闘機1機でどれだけの
保育園ができるだろうか、どれだけのこどもが公的な保育をうけられ、どれだけの保育士が雇用できるのか
日本の自民党公明党のいうのは
公平でということですが・・・
公平を名目にした不公平といえるのではないか。
福祉に力いれますといってる公明党は欺瞞だらけ、自民党のひも
今日朝日新聞の朝刊でこんな記事を見た。
これをどう思うでしょうか?給食費と教材費が滞納してたから当たり前なのか?
これは非常に怖いことだなと思います。
その理由だけで卒業式に出席させないということはいかがなことか
教育の現場に資本の論理がはいってきてる、教育者とは言えない
宮城県立貞山高校
そこの教員は最低の人間だな・・人間のこころがあるのだろうか
おどろした、