京都に帰ってきました さすがに寒い 昨日は北山のほうでは雪が降ったそうです 京都で年越しです。
ワイキューブ代表 安田佳生著
うーんタイトルみてこれはいいや、と買ってよんでみました。
たしかに下を向いて生きようというのはよくわかりました・・・
「出世」しなくてもハマちゃんは勝ち組
ひたすら要領の悪い人生
貧しくても品のあるひとはいるし、金持ちでも下品な人もいる
などなど・・・・
でも違和感がすごくある正直いってある。なぜかといえば著者はまがりなりにもプレジデント 社長であり・・・世間からみたら成功者なんですよね
おいらがひねくれてるのかも知れませんが、成功者から下を向いて生きよう なんていわれても正直しらけてしまう、じゃおまえもっと下を向いてみろよていいたくなる。
成功者がそんなこといっても実に説得力がない、成功者はいいこぶってるようにしか思えない・・・・
この本、読めば読むほど腹がたつて感じがした。だったら・・・おまえさんも釣りバカのハマちゃんみたいな生き方すればいいやん、できないならそんなこというなちゅうねん。
あーあこんな本買わなければよかった・・・・
片岡義男を読んだのは何年ぶりだろうか・・・
たぶん学生時代ぶりだったと思います。それにしてもかなり片岡義男は当時読みました、赤い表紙の文庫本、タイトルはもう結構わすれてしまいましたが・・・
B面最後の曲 魚座最後の日 寝台列車? スローなブギにしてくれ
何にひきつけられたのか結構好きでした、あの文章のタッチが男心をくすぐるんでしょうか、ワイルドでありクール 彼の描く恋愛も男心をくすぐるタッチ、べたべたしていない、一見クールな感じの恋愛みたいな・・それを車 ホテル 音楽 で描いてる。当時学生だったおいらには一種のあこがれみたいな世界がひろがってたんではないかなと、車は外車のステーションワゴン 彼女もべたべたしてないで知的でクール 少し現実はなれしたところがあこがれだったんでしょう。
この物語は1960年代前半の15歳から30歳までの青年(新聞社のカメラマン、フリーカメラマン)のものがたり、結構久々に読んだら文章のタッチが平凡な感じになってるような・・片岡義男の世界ではない・・さすがに片岡義男も年とって、あのころからバブルが到来 バブルがはじけて 長期不況 時代がかわり、当時の読者は20から40代にかわり どうしても以前の世界ではだめなんだろうなと思いました。
でもものがたりにでてくる女性たちは、やはりどこか知的で、クールな おしゃれな印象です。ここだけは片岡義男ははずせないんだろうな・・・
先週読んだ本です。
北原亜以子 慶次郎縁側日記 傷
シリーズ第一巻 短編集
主人公は南町奉行所同心を隠居した森口慶次郎
ものがたりは、慶次郎の娘 三千代が雪の降る夜自害したところからはじまる、婚約もしていたのに・・・ ある日三千代が見知らぬ男に婦女暴行をうけて、婚約者に顔がたたぬと苦悩した上に自害する。かたきうちするために慶次郎が個人的な捜査を昔の部下の岡っ引きとともにする。
また 座右の銘 では・・・
空巣家業の伊太八は「身内に迷惑をかけない」というのがモットーだ、豊蔵から共謀をもちかけられ、目的の家にはいったはいいが、なんとそこは豊蔵の弟の家だった・・自らの信条に反する仕事をさせられて挙句にあらぬ罪まで着せられて尋ね者になった伊太八・・・彼の運命やいかに・・・そこに登場 森口慶次郎
粋と人情のお江戸事件簿。
今朝の印旛沼
臼井舟戸からの印旛沼の朝の風景です。朝早起きして、朝から霧が結構でていたので、印旛沼はきれいな感じかなとでかけました、といっても家から15分ぐらいですが。
ちょうど日が昇ったところで、日の出にはちょっと遅れてしまったかと・・時間は朝7時
朝早くから10人ぐらいのカメラを抱えた人たちが写真を撮っていました、結構本格的な感じで撮られていました、三脚もなしで撮りにきたおいらは少し恥ずかしい感じかも
予想どおり朝の霧の中にうかんだような朝日は幻想的な感じでした、何回もみた朝日なんですがいつみてもきれいです。
最近、キースのモントールばかり聴いているので・・・
エバンスを聴こうととりだしたのが、このTORIO 64 、そういえば・・・
去年も確かこの時期に聴いてたなあと思い出した・・
特に意識してとりだしたのではないのですが・・・
やはり・・この明るさが無意識のうちに手にとってしまったなのだろうかな
全体的に明るく、リリカルに、一曲目のリトルリルからうきうきな感じのエバンスの演奏
なんといっても・・4曲目のサンタが街にやってくる
意識してないのですが偶然にもこの曲がはいってます。
CDではリトルリルの別テイクが2曲
エバンスの声で「Take 2!」 と・・・
このアルバム、エバンスの12月ソングです、と勝手に思ってる。
真田太平記12巻を読んで・・・どうも池波正太郎の本のフアンになってしまったか・・・
真田太平記の続・・・という感じのこの本も思わず読んでしまいました。
江戸時代の松代藩真田家の騒動を小説になっています。
五代目・真田信安のもと、政治の実権を握り、放縦な生活に走ってしまった、原八郎五郎(まるで官僚のトップみたい・・・)を倒し窮乏の極みにある藩の財政改革に尽力した、恩田木工をえがく・・・
ビル・エバンス FROM Left to Right
1969ー1970
1 What Aer You Doing The Rest of Your Life
2Im All Smiles
3Why Did I Choose You?
4Soiree 5The Dolphin-Before 6The Dolphin-Aftar
7Lullaby For Helen 8Like Someone in Love 9 Childrens Play Song
ついに、ビル・エバンス エレクトリックピアノがついに登場 初のアルバムになります、いろいろと賛否両論があるアルバムではないかと思います。
アルバムタイトルがすごくわかりやすいというかストレートなタイトル 「左から右へ」まるでいまでいえば、ムーディ勝山の歌みたいなタイトル?ですね、おまけにジャケットが左から右へとそのものわかりやすいジャケット、エバンスが左手でアコースチックピアノ 右手でエレクトリックピアノを弾いている、でいつものたばこを吸いながら、たばこも落ちそうな感じになるぐらい、結構夢中になってるような感じだ。
一曲目のこれからの人生・・・いきなりなにかくすんだような音?これは意識してやってるのか、はたしてオーバーダビングをした結果なんだろうか・・またそのくすんだような割れたような音を演出するためなんだろうか・・どうも出だしがぴんとこない。
二曲目 アイム・オール・スマイルズから4曲目のソワレまでは結構安心して聞いていた、エレクトリックピアノといえどもエバンスらしい演奏が・・自然にきくことができた、オーケストラがはいってるにもかかわらず・・ここちよい
問題は5曲目のザ・ドルフィンービフォアー アコーステックの魅力がいっぱいでストリングスはなし 6曲目のアフターが・・・おっとこれは松岡直也かと思わせるような・・・ ジョン・ビールのエレクトリック ベースも登場
全体を通してこれからの人生がちょっと難ありて感じですが、初のエレクトリックピアノの演奏はよかったように思います、結構リラックスしてきくことができました、KEN的にはよかったんじゃないかと思います。
当時のエバンスフアンは結構衝撃が走ったんじゃないかなと思います。
それにしてもこのジャケットのエバンスはとてもかっこいい。
矢野沙織 PARKERS MOOD Live in NY
これはよかった・・・
臨場感があふれるパワフルなアルバムです、曲も好きな曲で酒とバラの日々をうまく演奏している、感じがいい。
このアルバムは2005年7月にニューヨークで有名なジャズ・クラブ 「SMOKE」でのライブ録音です。
共演のミュージシャンが素敵です、ピアノのリチャード・ワイアンズとドラムのジミー・コブという大ベテランの演奏がすばらしい。ワイアンズは77歳 コブは76歳 ともに矢野沙織より50歳以上も年上だが、矢野沙織との演奏で違和感がまったくない、二人が日本の若い女性アルト・サックス奏者を迎え、しっかりと受け止め真剣にプレイをしているし、そこにジャズスピリットを感じる。
矢野沙織もジャズの聖地ニューヨークへ乗り込み、しかも有名なジャズクラブで大ベテランを向こうにまわして堂々と演奏しているしパワフルな演奏してるのがすばらしい。
それにしても20歳そこそこの日本の女性ジャス奏者がこんなライブができるとはすごいとしかいいようがないと・・・
矢野沙織のサックスはスタンダードナンバーの演奏もすばらしかったアルバムでした。
池波正太郎
剣客商売 2巻 辻斬り
冷え冷えとした闇の幕が裂け、鋭い太刀風が秋山小兵衛におそいかかる、正体はなにものか!
非道の相手はなんと旗本の侍 新しい太刀の切れ味をたしかめるために辻斬りをやっていた、それも家来をひきつれて、小兵衛 大治郎の親子が成敗を!!
・・・秋山小兵衛は、藤原国助の大刀を引き抜きざま、道場の戸を蹴破って、中に飛び込んでいった。
『うわ・・・・・』 『ぎやああつ・・・』 門人たちの絶叫と悲鳴と、血しぶきとに道場内が塗りつぶされた
・・・だれが、どうして、どのように切り倒されたかはよくわからぬ。市口孫七郎も、小兵衛の一刀を浴びて即死した。
『父上・・・・』『ようやった』眼と眼を見合わせて刀身をぬぐい、鞘におさめた秋山父子が戸外へ出たとき、道場内の死体は十四を数えた。
・・・・・・
今日、矢野沙織のサクラ・スタンプを借りて聴いてみた。
もちさんも注目の女性サックス奏者、今確か20か21かだったか、とにかく若い、去年あたりのCMだと思いますが、たしかシャンプーのアジエンスかのCMでサックス吹いてるのが彼女です。
このアルバムのまずすごいなと思うのが、バンド構成、トップジャズメンを従えてのアルバムです。
なんといってもエリック・アレキサンダー(テナー・サックス) ニコラス・ペイントン(トランペット)が18歳の矢野沙織とセッションしてるのがすごい。それにピアノではなくオルガンが加わってる、マイク・レドーン、結構ユニークな構成だ、ドラムはジョー・ファーンズワーズ
ニューヨークの有名なジャズ・クラブの「Smoke」の常連といっていいメンバーである。
彼女のオリジナル曲が「砂とスカート」「SK8 Game」「サクラ・スタンプ」「けむりの瞳」と4曲あります、すべてどこか明るい曲で楽しめるといった感じがします。
サクラ・スタンプでは今回ハモンドオルガンとの共演、意外性があるんですが、正直なところ聴いた感じはうまくあわさってるというのはわかりますが・・・やっぱりベースなしというのはなんとなく頼りないような感じをうけてしまいました。
一曲目の「Donna Lee」はいきなり最初からビ・パップできかせてくれる、トランペットのニコラス・ペイントンとの共演がすばらしい。かなり力強い・・・これがこの18歳の矢野沙織が・・と思えない力強さをのっけからきかせてくれた。
1 Donna Lee
2Sweet Love Of Mine
3Sakura Stamp
4 Shawnuff
5Red House
6Crazy He Calls Me
7けむりの瞳
8Sait Peanuts
9Sk8 Game
10砂とスカート
なかなかここちよいアルバムでしたが・・正直なところはオルガンはやはりしっくりこないなというのが感想です、ちょっと全体的に音が明るい若いという感じもしないでもないかなと・・・
やっぱり、ピアノ大好きのおいらにしてはやっぱりピアノなしはNGかなと・・・もちろんベースなしもNGでしょう・・・
このアルバムきちっとピアノとベースいれればもっと素晴らしいアルバムなるんじゃないかなと正直なところ思いました。
加島祥造 老子とくらす
加島祥造といえばいま話題の、求めないの著者です。
長野県の伊那谷に一人で暮らし、感じたことを老子と一緒に語ってる本です。
老子の英語訳本からの老子の抜粋がなかなか魅力的な文章で、考えさせられるところも多くありました。
自分も伊那谷にひっそりと住んでみたいと思う事があります、別に伊那谷でなくてもいいのですが・・自然の中に身をおいて住んでみたいと思います。
・・・町にいるときの私は「料理された存在」なのだ。長いこと煮たり焼いたりされていて、「芯」のあたりだけが、ようやく生で残っている。伊那谷の小屋にくると、そのあたりが、やや敏感に動き出す。
それが喜びなのだが、あの川原で眠りこんで目を覚ましたときの私は、一瞬だが「生の感覚だけのもの」だった。
ああいう感官の鮮烈な反応は、少年期にだけあったと、かすかに記憶する。それで私はこの川原を、この年になっても少年のように、「秘密の場所」とよんだりするのだ。
・・・・・・
今日天気もいいので、下の娘を連れて久々に船橋アンデルセン公園ヘいってまいりました。
12月ということで園内は結構すいていて、ゆったりできたかとGWごろは人でごったがえす公園も今日はひっそりとしてました。
12月ということで園内は結構すいていて、ゆったりできたかとGWごろは人でごったがえす公園も今日はひっそりとしてました。
佐倉市美術館で開催中のChaosmos07 さびしさと向きあってを観にいってきた。
カオモスとはカオス(混沌)とコスモス(秩序)を合体させた造語とのことです、この企画は、分裂していく未知数の美術表現の状況を報告するとともに、考える企画でありたいと思います。との事です。
この展覧会での出展してる作家5人のうち4人は若くして死去した作家、田畑あきら子はがん おなじく菊池怜司も腎臓の病 石田徹也は踏み切り事故 正木隆は自殺 唯一生きておられる成瀬麻紀子さんは体が不自由
作品は何らかの痛みを起点として表現活動を展開した作家たちの作品ということになります。
石田徹也の作品 学校の授業がテーマなんですが、中に顕微鏡になった生徒が・・・先生の手は顕微鏡の生徒の頭に・・ほめてるようです。
これは顕微鏡が先生の考えをストレートにあらわしている生徒という意味です、その教育にたいする批判ということなんdさろうと思います。
その他に印象的な作品が多く、牛丼やでガソリンスタンドのガソリンのチューブで飲まされてる絵、まるで作者にはファーストフード店がただの燃料補給のガソリンスタンドのように見えたんだろうと 没個性の食事てことでしょう、結構ショッキングな絵でした。
田畑あきら子の作品
ふるさと新潟と東京をいききしてたということもあり、彼女の作品には全体的に白を基調に・・・絵がしあがった段階で最後に白を塗るという技法をつかっている。
彼女が最後に病院で書いた鉛筆画も3点展示してあった。
最初は色鉛筆つかい、言葉も書きという感じだったが、最後の最後の画はふわふわとうすい何が描いてあるかわからない、たぶん筆圧がほとんどなかったんだろうと思う。
全体をとおして見終わったときに何か考えさせられるものが残った展覧会だったと・・・特に生と死というものを考える展覧会だったかと
ポスターの絵が成瀬麻紀子の絵 結構この絵は気に入りました。
池波正太郎 剣客商売一 剣客商売
池波正太郎は今までほとんど読んだことがありませんでした、真田太平記全12巻を読んだぐらいで、時代小説といえば、司馬遼太郎 藤沢周平はほとんど読んだのですが・・・もちさんが池波正太郎はいいよ、読みやすいし、寝る前に読むならちょうどいいとのことで、読みはじめることにしました。
ということでシリーズ物の剣客商売を一巻から
時代は江戸時代中期 老中田沼意次権勢はなやかなころが舞台。
・・・勝ち残り生き残るたびに、人の恨みを背負わねばならぬ。それが剣客の宿命なのだー剣術ひとすじに生きる白髪頭の粋な小男 秋山小兵衛と浅黒く巌のようにたくましい息子 秋山大治郎の名コンビが、剣に命を賭けて、江戸の悪事を叩き斬る。
女剣士 佐々木三冬が登場、なんと彼女は田沼意次の側妾の娘なのです、意外な登場人物が最初からでてきて、また田沼意次も気軽に登場するなんぞおもしろい物語です。