季節の便り

四季の移ろいを伝えたい。

夏の終わりに

2008-08-31 22:46:37 | 写真

 今日で暑かった8月も終わり、太陽が西に傾く頃自宅の窓から西の空を仰ぎ見る、地上の気温は真夏でも上空の雲に秋の気配を感じる。

 全国的に集中豪雨をもたらした夏の積乱雲、東の空で崩れて千切れ雲となってたなびいて勢いをなくしているかのようで季節の移ろいを感じる。 
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愛宕古道街道灯しⅣ

2008-08-30 14:57:19 | 写真

 石畳の坂道を下る、灯火の列もこの辺りまで、店に立ち寄る人も皆無、地元の人も訪れる人の少ないことを嘆いていました。

 午後8時前、また雨が降り始めた、駅まで3.5Km余りを歩いて帰路に、集落を外れると灯りも人影も絶える、黒々とした木立、竹林に囲まれた道、付近は多数の墓地寺院が点在、肝試しのような体験をした雨の嵯峨野の夜でした。
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影絵二題

2008-08-29 10:05:07 | 写真

 緑のカエデ雨に濡れて背景のオレンジ色の灯火の中に影絵のように浮かび上がっていました。
 やがてやってくる秋には紅葉して嵯峨野を彩ることでしょう。

 通りに面した1軒の庭先に素焼きの燈籠に灯が入り闇の中に光っている。
地獄の閻魔大王と、おびえる亡者の顔でしょうか? 盂蘭盆の夜を演出する幽玄の世界です。
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愛宕古道街道灯しⅢ

2008-08-28 17:39:40 | 写真

 薄暮の空に背景の2階建て家の屋根と高さを競う大型灯篭に灯が入る、サイケデリックなデザインは大学生の作品か? 美術部の書き込みがありました。
 後日地元の実行委員会協力者の方からコメントを頂きました、京都嵯峨芸術大学の学生がボランティアで協力しているそうです。

 こちらは「嵐山・高尾パークウェイ」の入り口陸橋下、おなじみのお化け屋敷の提灯のデザイン、大きさと明るさで他を圧していました。
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愛宕古道街道灯しⅡ

2008-08-27 13:18:27 | 写真

 嵯峨野の最奥部、愛宕神社の一の鳥居、ここから街道は二つに分かれる右は清滝を経て神社の表参道へ、左は柚子で知られる水尾の里を経て口丹波地方と結ぶ旧街道、手前の茅葺は「つたや」鳥居の奥は「平野屋」共に江戸時代創業の鮎料理の老舗。

 軒下の手作りのユニークな形の行灯に電球の灯が入る、6時の点灯開始と聞いていたが「嵯峨野保勝会」町内会中心の実行委員会主催の手作りイベントで時間通りには進まないようだ。
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愛宕古道街道灯し

2008-08-26 18:09:47 | 写真

 祖先の霊を迎え、送るお盆の行事、8月23日~24日には嵯峨野「化野念仏寺」で千灯供養が行われる、奥嵯峨野の二尊院から愛宕神社の一の鳥居まで約2Kmを燈籠で飾る「愛宕古道街道灯し」のイベントが行われた。
 午後から降り続いた雨で燈籠も軒先に雨宿り、点灯する6時前には雨が上がる。

 伝統的建造物保存地区に指定された町並み、燈籠の点灯にボランティアの若者達がやってきました。
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郡上踊りの夜Ⅳ

2008-08-23 22:33:44 | 写真

 一度小止みになった雨が雷鳴と共に再び勢いを増して降り注ぐ、激しい雨の中踊りが中断することなく続けられ夜の白み始める午前4時まで続く。

 夜更けと共に踊りの輪はどんどん広がり通りの奥までぎっしり埋め尽くされ身動きできない状態に、遠くから来た者は徹夜踊りにはお付き合いできず、後ろ髪引かれる思いで宿に向かって帰路に、豪雨のおまけまでついて強烈な印象を刻んだ「郡上踊り」の夜でした。
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郡上踊りの夜Ⅲ

2008-08-22 17:43:30 | 写真

 伊勢湾に流れ込む水量豊富な長良川、木曽川の源流に接する山岳に囲まれた奥美濃、突然豪雨がやってきた、みの笠姿の農夫登場、百姓一揆の伝統が踊りの中で受け継がれている。

 貸衣装の浴衣の観光客は早々に軒下に避難、お囃子の音も、踊り手も跳ね返るしぶきに濡れながら延々と続く、踊りにかける情熱に感服。
【郡上一揆】
 宝暦年間(1751~62)美濃国郡上藩(現郡上市)で発生した、別名宝暦騒動と呼ばれ4年間におよび、老中をはじめ幕府指導者罷免、藩主は国替え、農民処罰は100人余り、双方に大量の処罰は他に例を見ない。
 2000年神山征二郎監督、主演・緒方直人、岩崎ひろみ他で映画化。
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郡上踊りの夜Ⅱ

2008-08-21 14:34:59 | 写真

 「郡上踊り」は室町時代後期、永禄2年(1559)時の城主「遠藤義隆」が集落ごとにバラバラに踊られていたものを一本化、江戸時代には士農工商の融和をはかる為奨励されたという。
 アップテンポの「春駒」は馬産地郡上地方の駿馬をたたえたもの、踊り手はサンバののりで盛り上がる。

 「郡上は馬どこ、あの磨墨の名馬出したも気良の里…」元歌は越前からやってくる鯖売りの掛け声が変化したというのが定説、手綱さばきの勇ましい姿が威勢のよい動きに取り入れられ、お囃子の横笛は馬のいななき、軽快な三味線のバチさばきはヒズメの音を表現する(郡上踊り保存会監修・郡上踊り大百科より)
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郡上踊りの夜

2008-08-20 22:29:40 | 写真

 岐阜県長良川の上流、郡上八幡7月下旬から31夜にわたって踊られる「盆踊り」薄暮の時間帯を狙って市内に入る、暮れなずむ東の空に入道雲が西日に輝く。
 四角錘を集めた形の燈籠「切子燈籠」先祖の霊を迎え共に踊るという盆踊りの原型を現したものと云われる、囃子言葉の「アーソーレンヤ…」も祖霊祭がなまったものという。

 午後8;00.時、町の中心新町と橋本町の通りが交わる十字路の櫓からお囃子の音が響き渡る、「郡上のなぁ… 八幡… 」ゆったりとした「かわさき」落ち着いた歌詞や優雅な動きは郡上踊りの代表歌。 
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