京と若狭を結ぶ若狭街道(R162)雪の堀越峠を越えて福井県小浜市に向かう。
街外れの山中にひっそりと佇む「明通寺」国宝建造物、重文を有する真言宗御室派の名刹、蝦夷征討の武人で征夷大将軍に任でられた坂上田村麻呂の創建と伝えられる、単層入母屋造りの本堂、風雪に耐えた木の質感が雪明かりに映えていました。
現在の堂塔は鎌倉時代中期(1258~1270)中興、頼禅法印の再建でこの三重の塔と本堂は国宝に指定されています(拝観400円、境内撮影自由、堂内は特別許可要)
【若狭・小浜】
若狭湾に面し京都、滋賀と境を接する、古くから日本海を挟んでシルクロードを通じた大陸文化、南蛮文化の影響を強く受けたことは点在する寺社の多さから伺える。
外来文化や地元物産は「鯖街道」などを通じて近江、京、奈良にもたらされた。