季節の便り

四季の移ろいを伝えたい。

若狭「明通寺」

2008-01-30 23:09:23 | 写真

 京と若狭を結ぶ若狭街道(R162)雪の堀越峠を越えて福井県小浜市に向かう。
街外れの山中にひっそりと佇む「明通寺」国宝建造物、重文を有する真言宗御室派の名刹、蝦夷征討の武人で征夷大将軍に任でられた坂上田村麻呂の創建と伝えられる、単層入母屋造りの本堂、風雪に耐えた木の質感が雪明かりに映えていました。

 現在の堂塔は鎌倉時代中期(1258~1270)中興、頼禅法印の再建でこの三重の塔と本堂は国宝に指定されています(拝観400円、境内撮影自由、堂内は特別許可要)
【若狭・小浜】
 若狭湾に面し京都、滋賀と境を接する、古くから日本海を挟んでシルクロードを通じた大陸文化、南蛮文化の影響を強く受けたことは点在する寺社の多さから伺える。
 外来文化や地元物産は「鯖街道」などを通じて近江、京、奈良にもたらされた。
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氷の造形

2008-01-29 22:12:50 | 写真

 北村民俗資料館、茅葺民家をそのまま利用して伝統的な農機具、生活用具などを展示、公開している。
 この村の茅葺建築はそこに暮らす人々の生活の場であり私有地に観光客がずかずかと入り込むことはプライバシィを犯すことになり許されない。
 そのためこの施設は有料で内部を公開、写真撮影はじめ囲炉裏端で生活体験が出来る。

 この日は定休日のため内部の暖房もなく軒下のツララが昼下がりの光を浴びて輝いていました。
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雪の美山町

2008-01-28 23:36:18 | 写真

 寒気団が去って少し寒さが緩んだ日、京都府北端、福井県境の美山町茅葺集落を訪ねる、気温が+2~3度太陽が射し屋根の雪は融け始めていましたが茅葺屋根は数十センチの雪を載せて見事な雪景色を現出していました。

 周辺の畑はすっぽりと深い雪に覆われて真っ白な銀世界、集落に人影はなく都会から訪れるカメラマンばかりが目に付きます。
【茅葺の里北村】
 正式名称は京都府南丹市美山町字北、50戸の集落中38戸が茅葺屋根の建築、岐阜県白川村萩町、福島県下郷町大内宿に次いで全国第3位、国の重要伝統的建造物保存地区に選定されている。
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上七軒の御茶屋

2008-01-26 22:09:52 | 写真

 初天神の縁日で賑わう北野天満宮の境内を抜けて静かなたたずまいを見せる上七軒の茶屋街を歩く、歌舞練場の門前に建つお茶屋の玄関、くすんだ色合いが歴史と伝統を感じさせてくれる。 

 こちらはモダンにリニューアルされた京菓子の老舗の玄関、新旧が入り混じりながら伝統の町並みを守っています。
【上七軒】
 京都の五大花街の中で最も古く、北野天満宮の東にお茶屋が並ぶ、祇園や先斗町のように華麗さはないが芸事に長じた妓が多く、比較的地味で古風。
 室町時代に北野天満宮の再建の際に余った用材を使って7軒の茶店を建てた事が名前の由来。(京都市が重要景観整備地区に指定)
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初天神

2008-01-25 23:55:27 | 写真

 1月25日京都北野天満宮の「初天神」折からの受験シーズン、学業成就を願う受験生や家族たちがつめかけ拝殿の前には順番待ちの長い列が出来ていました。

 東門横の大理石の手水鉢、明るい日差しの水面に水を汲む人影が写り込んで不思議なアートを描く。
【北野天満宮】
 北野の天神さんとして親しまれ、菅原道真を祀る、当初は道真の怨霊を鎮めるための社として建立されたものと伝えられるが、現在では学問の神様として受験生の参拝が絶えない、豊臣秀吉が造成した「お土井の梅林」でも有名。
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昆虫舘

2008-01-24 17:34:11 | 写真

 昆陽池公園内に併設されている「伊丹市昆虫舘」厳しい冷え込みが続くこの時期でも舘内温室は適温に保たれており、色とりどりの蝶が飛び回っている。
 白と黒のコントラスト鮮やかな「オオコマダラ」日本最大級の蝶で平均5~60日間生きているそうです。

 「コノハチョウ」はねを閉じると枯葉に変身、オスは縄張りを守って他のオスが侵入すると追い払う。
 室温が高く活発に動き回るためピントを合わせるのに一苦労、舘内は三脚使用不可、ストロボ撮影はOKです。
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昆陽池の水鳥

2008-01-23 15:26:28 | 写真

 伊丹市昆陽池公園(コヤ池)定期的に餌付けが行われており、北方から渡ってくる野鳥たちの楽園となる。
 餌付け場の前、堰堤の上に羽を休めて羽繕いをしているのは「ユリカモメ」くちばしと足の部分が赤いのが特徴、餌がまかれると敏捷に飛び回って横取りする、売店で売っているパン屑を頭上に掲げると見事なダイブで取りに来る。(公園ホームページによると、水質の汚染を防ぐためスタッフ以外の餌やりは最近は禁止されている)

 こちらは「コハクチョウ」のカップル、姿は悠然としているようですが水面下の足は忙しく水をかいている。
 背景の群れは鴨の仲間、白と黒のツートンカラーはオス、地味な茶色はメス。
【昆陽池公園】
 兵庫県伊丹市昆陽にあり、奈良時代の名僧「行基」が天平3年(731)築造した農業用ため池と伝えられている。
 広さは12.5ヘクタール、真ん中に日本列島を模した人工島が作られているが川鵜の糞害で中ノ島の樹木はほとんど枯れてしまっている。
 公園へのアクセスはJR、阪急伊丹駅から市バス、駐車場(有料)あり、入園無料。
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菜の花Ⅱ

2008-01-19 12:25:45 | 写真

 寒中に咲く菜の花は早咲きの品種で観賞用に特別に作付けられているものです。
花をクローズアップしてみるとたくさんの蕾を貯えて、これから次々と開花することを待っています。
 厳しい寒気の中で淡い黄緑色が春の雰囲気を感じさせてくれます。

 日が西に傾く頃、対岸の山の稜線がくっきりと浮かび上がります、早朝から夕方まで、この風景を訪ねる人が絶えません。
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菜の花

2008-01-17 20:18:54 | 写真

 滋賀県守山市「なぎさ公園」琵琶湖岸に広がる4,000.㎡の畑に地元の農民ボランティアの人々が育てる早咲きの菜の花が咲き誇る。
 対岸の比良山系は年明け寒波の襲来で冠雪、見事なコントラストを見せています。

 湖岸の木々はすっかり葉を落として冬の装い、堤の上を散策する人々もちょっぴり春を感じている風情です。
 「なぎさ公園」へは名神高速道路「大津IC」から、近江大橋を渡って湖岸道経由約30分、無料駐車場あり。
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動物園Ⅱ

2008-01-16 12:24:39 | 写真

 コウノトリの仲間、和名「しゅばしこう」ヨーロッパでは子供を授かる鳥として珍重される、1960年(S35)オランダからこの動物園にやってきた「つがい」が繁殖、飛び立つ姿が美しい。
 移動する被写体にピントを合わせるカメラの機能(AIサーボ)で連写した中の1枚。

 水辺の野鳥が集まる場所、アシカ池、特徴のある頭毛の「ごいさぎ」彼らの狙いは客が与えるアシカの餌、コサカナを横取りすること、餌売りのおばさんの手元を鋭く見つめる。
 園内に住み着いてテリトリーを分け合っているようで新入りの野鳥が来ると執拗に追い払う。
 
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