片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

自然保護の女神レイチェル・カーソン

2010年12月30日 | こころ
岩波ジュニア新書の「科学のすすめ」という本が目に留まって買った。
さまざまな分野の科学者が、自分の生い立ちからなぜその分野に進むようになったか、それがどのように人類に役立っているかといったようなことが書かれている。
その最終章が小野有五氏の「めざせ地球の臨床医学」。
その中でレイチェル・カーソンを取り上げていた。
サイレント・スプリング(沈黙の春)の意味は、農薬散布によって静から春が訪れるというものだ。
この本が与えた衝撃は計り知れないという。
つまり、これまで科学は人間の未来を約束していたと信じていたけれども、人間の未来を閉ざすものだという事実だった。

この本からだったとは知らなかった。。。




システムリニューアルがさらに1年伸びる

2010年12月30日 | 私の正論
現行のシステムをWeb化してユビキタス時代に備えようというプロジェクトが、またまた大幅延期に追い込まれた。
原因は仕様が固まらないまま走ってしまったことにあるようだ。最近こういったいい加減な仕事ぶりをよく耳にする。

ITLeaders1月号で木内さんのコラム「是正勧告」にチリの落盤事故救出から学ぶという記事がある。なぜこの困難な救出劇が成功したか7つの要素を挙げて解説している。
その最初に、同じ目的を強く意識する2つのチームがある、とある。システム開発で言えば発注者側(地下チーム)と受注者側(救出チーム)だ。
この同じ目的というのが重要だ。
発注側も何ができれば成功かを明確にしないままに見積依頼をしたり、受注者側は、とにかく受注競争に勝って、納期どおりに利益を確保して納品することを目的としたりする。
これでは同床異夢。
チリの救出劇は、同じ目的で発注側も受注側も頑張れる体制があれば、かなり困難な問題に直面しても乗り越えられることを証明している。

親友

2010年12月30日 | こころ
私が映画を見ている頃、親友二人が飲み屋で飲んで羽目をはずしていた。
映画が始まる直前に電話がかかってきた。
楽しそうだ。
今年はお二人にお世話になった。私もできるだけのお世話した。

100%信じられる友人を持てることは、この上ない幸せだと思う。

仕事納めに映画「最後の忠臣蔵」を見る

2010年12月30日 | 感動したこと
役所広司、佐藤浩市という私の大好きな役者が二人競演の「最後の忠臣蔵」。
閑散とした深夜の映画館で、無心に堪能した。
一年の締めくくりには最高。

死ぬことを許されなかった二人が苦悩して生きた16年の物語。
討ち入りに参加しなかった多くの家臣の行く末さえ心配した大石蔵之助の命を受けて、役割を果たした二人の物語

赤穂浪士の討ち入りが日本中の評判になるにつれて、討ち入りに参加しなかった者たちへの冷たい世間の風当たりがある。現代の、マスコミによる集団リンチと同じ。
そんな彼らが、物語の最後に狂喜してはせ参じる場面は鳥肌が立ちっぱなし。

そして最後の最後、これは言えない。