片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

「武士の家計簿」に見る倹約

2010年12月19日 | 私の正論
幕末の加賀藩。
会計係は150人ほどいたらしい。
そこに勤める猪山直之の話
家督を継いで自宅の収支をみて驚いた、多額の借金をあちこちからしている。
直之は、衣類・小物・書画・骨董などを売り払って借金の四分の一を返し、残りを10年の無利子均等返済の契約をして倹約しながら借金を返す。

この映画を見ていて、ひしひしと感じたことがある。
この時代、すべての物は職人の手で作られた時代で、物は高価で貴重だったということだ。
物を大切にする気持ちは、機械による大量生産ができる今ではもう失われている。
大量生産、大量消費、1円でも安く売る安売り競争、物も食べ物も経済論理の中でしか語られない時代になった。
こうして地球はやせ細っていく。

次の世代のために我々は何をなすべきか。