片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

スーパー秘書・優子

2006年04月18日 | 私の正論
昔、informixのアプリケーションとして、グループウェアを作った。
その名は、スーパー秘書・優子。社員一人ひとりにとっての秘書というつもりで命名した。名前については、いろいろ取りざたされたが、それは秘密。1987年くらいだったと思う。今ではgooの中の有料サービスのグループウェアに発展している。
優子にはメールは取り込まなかった。メールは、すでに存在していたからだ。それを使えばいいと思った。メールはグループウェアの原点。根本。しかしそれは取り込まなかった。
その結果、現在のメールは、結局メールでしかない。メールとグループウェアは別物だ。しかしほんとうは違う。メールはすべての出発点。メールを原点としてすべてを組み立てなおす必要がある。

Biz/Browserの特徴は開発生産性

2006年04月18日 | Biz/Browser
Biz/Browserと言っているが、これはCRS言語のインタープリターのこと。
実際の開発はBiz/Designerで行う。
このBiz/Designerがすぐれものと言われている。
今は中野に移ったが、その前、新大久保の小さな飲み屋に火曜日の夕方からエンジニアが三々五々と集まり、飲み会が始まる。みなBiz/Browser大好きな連中。Javaの仕事が来ても断ってしまうという。
そこにBiz/Designerの開発者が招待されたことがある。
あまり飲めない彼が、使ってくれているエンジニアの喜びの顔を見て、すっかりうれしくなって大いに飲んだという。
同席したかった。
ところで、CRS言語はテキスト形式なので、たとえばVBから変換できる。
VBコンバータを作ったエム・アール・オーという会社もある。
会社のHPの商品情報をクリックし、「Office Staff for Web_コンバージョンサービス(Visual Basic)」という場所に詳細がある。

コンサルタントは社員の代弁者

2006年04月18日 | 私の正論
日本の会社と米国の会社の一般的な違いは、終身雇用かそうでないかだ。
その差が如実に現れるのがコンサルタントの使い方だ。
米国では何か改革をするとき、コンサルタント会社に依頼し、依存する。日本はコンサルタント会社は使うが従わない。なぜか。米国は、人はよりよい待遇を求めて転職する。なので人が入れ替わっても仕事がスムーズにいくよう、仕事の仕組つくりを大切にする。日本は業務に精通した人がどれだけきめ細かく対応できるかを大切にする。終身雇用の日本では、コンサルタントの入り込む余地がないほど、社員のほうが仕事に精通している。
では、なぜコンサルタントを雇うのか。それは、自分の意見に客観的評価を与え、社内を通りやすくするためだ。日本のコンサルタントは、有能な社員の代弁者を兼ねていることを自覚したいものだ。社員の言うことは聞かなくてもコンサルタントの言うことには耳を傾ける経営者も多い。