片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

SOX法がらみで内部統制が話題になっていますが

2006年04月15日 | 私の正論
内部統制の仕組みづくりを考えましょう

20年ほど前、米国の会計事務所ピーとマーウィック社を見学したとき、コンサルタントは、会社のすべての登録情報を閲覧する権利を与えられていました。権限による制約などないのです。つまり仕事上さまざまな情報が必要になりますから、見せないと仕事にならないからです。
一方、だれが何を見ているか、何をしているかは、24時間365日監視されています。そして、もし不審な動きがあれば、すぐにIDを停止し、本人を呼び出し、事情を聞き、不正が発覚すれば即刻解雇とのこと。
いかにも自由な国、自己責任の国アメリカ!と思いました。

何を見てもいい、仕事をする上で必要だから、しかし常に監視しているし、あなたのした操作は1ヶ月たってもリプレイできますよとしらしめておく。こういった機能は本質的に必要だ。監視されていると分かれば悪事は働けない。

心に悪を持っていてもそれを発揮させないシステム、これが本質と思う。

Biz/Browserは空気のような存在です

2006年04月15日 | Biz/Browser
Biz/Browserを利用したビッグプロジェクトが4ヶ月前にカットオーバーした。
会社の基幹業務をWeb化するということで、重点プロジェクトに指定され、状況は常に監視されていた。
結果は大成功、期日どおり終わり、カットオーバーを迎えた。ところがしばらくして、一部のユーザから不満があったという。私は心配になり、もしかしてBiz/Browserのせいですか?と、恐る恐るメールで尋ねた。すると、いえいえ「Biz/Browserは空気のようなもので、問題ありません」とのお返事だった。
何が問題だったのか知らないが、とにかくBiz/Browserのせいではないようだ。
「空気のような存在」という表現は、ミドルウェアにとっては最大の賛辞だと思う。もし目立つことがあれば、それは問題があるからだ。