ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

なつかしい再会シリーズ

2014年10月13日 | 友達

 

大学時代の友人と別れ、帝劇を後にした私が次に向かったのは渋谷モアイ像。

ハチ公と並ぶポピュラーな待ち合わせ場所だ。

中学2年生の夏に、サマースクールで1か月間一緒に過ごした仲間たちとは今もお付き合いが続いていて、
年に1、2度集まったりしている。

いつもは東京近郊に住む仲間たちがメインだけれど、この日は神戸に住む友人が上京する。
彼女とは、30年以上会っていない
はたして、会ってわかるのか?と心配していたけれど、これがお互いすぐわかるから、ホントに不思議

彼女が泊まるホテルが渋谷なので、わかりやすいよう渋谷で食事をしようと、
いつもお店をチョイスしてくれる友人がこの日もお店を予約してくれている。

元JALのCAの彼女は、美味しいお店をよく知っていて、
彼女が選んでくれるお店はいつも味もサービスもすばらしい。
しかもお値段もお手頃・・・

この日は道玄坂にあるイタリアン「ラルシェ」
彼女のご主人が社長とお知り合いってことで、いきなりワインを1本
「サービスです」と出してくださる。

当の彼女はこの日、この日、家族でベトナム旅行中
予約をしてくれただけで一緒に食べることができないのは本当に残念だ。

お料理は

 

 

 

どれもとっても美味しくて、どんどん食べて、話も弾む

神戸から来た彼女は、歯科医で、自分で開業している。
彼女はサマースクールの時の4人部屋のルームメイトのひとりだ。

息子さんが今年から東京で就職し、渋谷の隣の駅に住んでいるので、会って帰りたいという。

それぞれの近況を話しつつ、遠い夏の日にも思いを馳せ、しゃべってもしゃべっても話がつきない。

いつも思うことだけれど、このメンバーはみんな本当に頑張っている。

この日集まったのは4人。

そのうちの一人は、内科医。
ご主人はベトナムに単身赴任中だが、中学生と高校生の息子さんたちの面倒を一人で見ながらバリバリと仕事をしている。
お受験もほぼ一人で乗り切り、PTAの役員も地域の役員もちゃんとこなしている。
自信の健康管理のための加圧トレーニングも欠かさない。

もう一人は翻訳家。
彼女は自宅で仕事をしているが、ジョギングなどでしっかり運動不足を解消し、
抜群のスタイルをキープしている。
もちろん、社会人と大学生のお子さんたちをしっかり育て上げている。

この日は所用で来られなかった仲間たちもそれぞれにいろいろな世界で頑張っている。

彼女たちに会うと、とても刺激を受けて、ああ、こんなぐずぐずしてちゃいけない、と
前向きな気持ちになる。

神戸の友人の会えなかった間の話もたっぷりと聞き、お互いの近況を話合い、
ちょっと心配な健康面は、医者の友人のアドバイスを受け・・・
あっという間に時間が過ぎる。

そろそろお店を出なきゃって時になり、お隣恵比寿に住む仲間に電話してみると、
合流する、と言うのでお店を変えることにする。

この仲間の知ってるお店ってことで、「門」と言うBARに移動。

ここで神戸の友人の息子さんも合流。

おそらく渋谷で1番古いBARなんじゃないか、と友人が言うところのこのお店では
カクテルなども作ってくれる。

外務省に勤務するという息子さんのお話しも聞きつつ、
夜遅くから、合流してくれた仲間とも久々の再会を懐かしむ。

不動産会社で役員を務める彼とは、私は何年か前に一緒に仕事をしたけれど、
他のみんなが彼に会うのは本当に久しぶり。

ここからまた盛り上がり、気が付くと終電の時間はとっくに過ぎている・・・

話しても話しても話が尽きることは無い。

たった1か月一緒に過ごしただけなのにね、と誰かが言う。
本当に不思議な関係の私達。
どういう関係?と聞かれても、「昔サマースクールで・・・」と言ったところで、それだけでここまで?とどうもうまく伝わらない。

学校の同級生でも、同郷の幼馴染でもない不思議な距離感を保ちつつ、
何の気兼ねもなく かつ 会うたびに刺激を受ける、貴重な存在だ。

再会を約束し、それぞれにタクシーに乗り込み、私の長い一日が終わる。

みなさん、またお会いしましょう



















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【観劇メモ】あなたがいたから私がいた

2014年10月12日 | 演劇

 

2012年に始まったユーミンと帝劇のコラボレーション。

その時は残念ながらチケットが取れなかった

今回は優先予約の日を忘れずにゲット

大学時代の友人と一緒に出かけて行く。

いつものように早めに待ち合わせて、ランチをいただき、ひとしきりおしゃべりをしたあと、
いいお天気の有楽町を帝劇に向かってぶらぶらと歩いて行く。

帝劇は3回目かな?

初めて帝劇で観劇したのは、「屋根の上のヴァイオリン弾き」
それも森繁久弥さんが主役の時・・・というと年がバレる
私たちはとても帝劇のチケットを買える経済状態ではなかったが、妹の職場の方のお友達が
帝劇の照明スタッフということで、なんと照明室から観せていただいた。
今となっては貴重な体験だ。

2回目は「レ・ミゼラブル」
斉藤由貴さんがコレット役に大抜擢された時。
またまた年がバレる・・・

それから、何年たったことだろう・・・

今回の公演に関して、何の下調べもしていなかったので、
お芝居の中で、ユーミンの歌がバックに流れるのかな・・・くらいの軽い気持ちだった。

幕が開くと、いきなり教会でのお葬式のシーン。

どうも、この物語の主人公である園子が亡くなったらしく、
お祈りの後、牧師様が彼女の人となりを話している。

と、参列者の一人が立ち上がり、歌い始める。

生ユーミンだ
まさかのご本人登場

厳かに歌いだしたのは「Invisible Strings」

場面は老人ホームへと切り替わる。

往年の園子を演じるのは藤真利子さん、
車いすを押すのは石黒賢さん。

園子はどうやら記憶がおぼつかなく、石黒さんは先生と呼ばれている。

「Happy New Year」の歌と共に、時代は戦争中へ。

若かりし頃の園子を演じるのは比嘉愛未さん。
従妹の春子に福田沙紀さん。
二人が想いをよせる幼馴染、栄一に渡部豪太さん。

比嘉さんはけいけんなクリスチャンで、慈悲の心にあふれた優しい女性を好演。
いつも園子にきつい言葉をあびせつつ、本当はやさしい春子は福田さんのキャラにぴったり。

ちょっと優柔不断で、優しいけれど実は芯の強い栄一をめぐって、仲良し3人は
微妙な関係になっていく。

「Midnight Scarecrow」

「悲しいほどお天気」

と、次々とユーミンが歌う中、戦況はどんどん悪化し、栄一も戦地へ赴くことに。

「ハルジョオン ヒメジョオン」

「月夜のロケット花火」

「ダンディライオン」

「霧の中の影」

栄一の子供を身ごもったものの、栄一は帰らぬ人となり、
困り果てた園子が生まれた赤ちゃんとと共に春子をたずねる。
園子自身も、記憶障害となり・・・

あいかわらず、きつい言葉の春子は、それでも自分が子供を育てる、と申し出る。

「残された者」

「守ってあげたい」

この、「守ってあげたい」は女同士の友情にも通じている、とユーミンも語っていた。
そう思って聞くと、感動もひとしおだ。

年老いた園子がかすかな記憶を頼りに教会を訪ね、春子が書いた園子の絵を渡されて、春子の深い愛を知り・・・

そこで流れる「経る(ふる)とき」

園子に「先生」と呼ばれ、車いすを押していたのは、実は別れた息子、信二。
死ぬ前のほんの一瞬、そのことを思いだしたかのように、信二の頭を撫でて、旅立つ園子。

これが劇中ラストの曲となる「For giveness」をユーミンが熱唱。

なんとなく、ストーリーはありがちな、ちょっと先の見えるベタな展開ではあるものの、
そこにユーミンの生歌が加わると、不思議なほど感動するし、鳥肌がたったりもする。

カーテンコールは、桜の花が満開の中「春よ来い」

そしてアンコールは

「卒業写真」

心の奥がじ~んと温かくなっていく。

この日の客席は、かなり年齢層が高く、同年代か少し上かな?って感じ。
男性が多いのはちょっと意外。

まさに、ユーミン世代の私たちは、歌を聞くとなんとなくその時代の景色と気持ちが浮かんでくる。

それぞれに想い出の歌があるに違いない

最初に思っていたよりもはるかに素敵な舞台だった

お付き合いいただいた友人は、電車の時間が迫っていて、駅まで走ると会場を後にする。

私は、ちょっと足を痛めているので、走れずに人ごみの中、ゆっくりと駅に向かう。

そう、私はこのあと、懐かしい友達と会う予定。

ユーミンの歌と共に美しい愛と友情を観たばかりの私は気分が高揚している。

山手線に乗ったら、先ほど走った友人から無事電車に間に合ったとのメールが届く。

彼女との再会を楽しんだばかりで、その上、30年以上会っていない友達とこれから会える
と、いつもの100倍くらい、わくわくして、渋谷へと向かうのでした



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【観劇メモ】きらめく星座

2014年10月05日 | 演劇

 

ステージが明るくなったと同時に、どきっ!っとした

舞台の上で家族全員が防毒面をつけて、客席の方を向いている。
なんとも、不気味な光景だ。

と、どたばたと面をとって、訓練の終わりが告げられる。

浅草のレコード店「オデオン堂」の家族と、
居候たちを含めたこの家に出入りする人たちの、普通の日常が描かれている。

戦時下であるということをのぞいては・・・。

長男が脱走兵となってしまったことで、家族は肩身の狭い思いをするが、
逃げ回る長男がひょっこり顔を出せば、無事を喜び歓待し、当然のようにかくまう。

元歌手だったが、レコード店の店主と再婚し、血のつながらない息子と娘を育てる
明るく生命力にあふれる妻に秋山菜津子さん。

スタイル抜群で歌もお上手。
出てきただけで舞台がパ~っと明るくなり、まさに太陽のようなお母さんだ。

ちょっととぼけていて、音楽と家族を心から愛している店主に、久保酎吉さん。

この家に間借りしている、広告文案家(今でいうところのコピーライター)を木場勝己さん。

この家の娘と結婚する傷病兵には相棒の「ひまか?」でおなじみ山西惇さん。
軍事教育を受け、こちこちの愛国主義者だった彼が、この家の人たちと接するうちに、
徐々にこの国のありかたに疑問をいだいて、葛藤する苦悩が痛々しいほど伝わってくる。

脱走兵が立ち寄るのでは、と目を光らせつつ、人の好さが出てしまう憲兵が木村靖司さん。

脱走兵とか傷病兵、食糧不足、レコードの没収など、かなりヘビーな話なのだけれど、
まるで普通の平和なホームドラマのように、笑ったり泣いたりしながら、日常が過ぎていく。

けれど、確実に彼らの周りはおかしな空気になって、戦況はどんどん悪化し、
近所の若者たちも召集される前日、オデオン堂を訪れた彼らの最後のお願いは、流行歌のレコードを聞きたいというもの。

けれど、そのレコードはすでに手元にはなく、オデオン堂も軍の物になってしまい・・・。

後ろの壁にかかっている暦は昭和16年12月7日。
真珠湾攻撃の日だ。

ここから先のこの国の悲劇を、舞台を観ている私たちは知っている。
この先、この家族にも、どんな悲劇が待っているやもしれない。

無くなってしまったレコードの代わりに、元歌手だった妻が「青空」を熱唱

聞いてる私も思わず胸が熱くなる。

この舞台の間中、どんなに周りが変わっていっても、この家族が思う「大切なもの」の基準は揺らぐことがない。

劇中、「地球という星の存在が奇跡」とか「生きているだけでも奇跡中の奇跡」とか「人間はピカピカの奇跡」とか、
誰かが絶望しそうになると、「奇跡」と言う言葉を誰かが発する。

確かに、日々を平穏に暮らすことは奇跡の連続なのかもしれない。

今回、長男役の田代万里生さんが降板し、電報配達役のはずだった峰崎亮介さんが代役を務めたが、とってもいい感じ

はじまりと同じように、全員が防毒面をつけた顔をこちらに向けて幕が下りる。

皆が同じ方向を向いていく気味悪さを表しているようだ。

なんとなく、今の日本も、変な風に法律が解釈されたりして、背中がうすら寒い。

亡くなった井上ひさしさんは、今のこの国を憂うだろうか。

たくさんたくさん笑ったけれど、もの悲しい想いの残る、素敵な舞台だった。



















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実ものを使った秋のアレンジ

2014年10月01日 | フラワーアレンジメント

 

お彼岸が過ぎたころから、一気に秋らしくなってきた。

ということで、今月のシーズンフラワーは実ものをたくさん使った秋らしいアレンジ。

器も秋っぽいバスケット。



植木鉢の下に置くトレイにオアシスをセットして、アレンジ開始

花材はこれ。

 

 



ハロウィンカラーのケイトウ、ヒペリカム。パレオというバラ。
青い実のビバーナムティヌス、オレンジの実はナナカマド。
白っぽいグリーンのほわほわしたのはユーカリポポラス。
そして、小さなリンゴ。

今回は生花なので、あとは切ってアレンジするだけ。

せっかくのバスケットが見えなくなるともったいないので、
あまり大きくならないように注意して、挿していく。

ケイトウがかなりのボリュームなので、配置がちょっと難しかったけれど、こんな風になりました



飾る花が変わるだけで、玄関が一気に秋の気配

そして次回はハロウィンアレンジです









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