【田中賢二 藍の世界 ~魂の旅展~】
O美術館 2024/3/13
少し前のこと
股関節の手術のために入院する10日ほど前
藍染めの展示を見に出かけた。
JR大崎駅直結のO美術館を訪れるのは初めて。
というか、大崎駅に降りたことはあっただろうか・・・
誘ってくれたのは、コーチングのコーチの大先輩。
福島在住だけれど、上京した時は声をかけてくれて、
一緒にお食事したりお茶したり・・・
今回の展示会を主宰する「工房藍」のプロデューサーが彼女の同級生と言うことでお誘いいただいた。
藍染めって聞くと
なんとなく大きくても風呂敷くらいの大きさを想像する(失礼)
あとはコースターとか暖簾とか・・・
そんな先入観をいい意味でぶち壊す迫力の展示
入り口の近くで作業の様子の映像が流れていた。
最後までは見られなかったけれど、気の遠くなるような地道で細かい作業。
しかも出来上がった時のイメージが計算されている。
そう思って見ていくと、一層すごい。
そして大きい!
以下撮影可だった作品たちです。
この細長いの作品、床の間に飾りたいと思ったけれど今回は販売は無し・・・
幾何学模様の直線も美しい
蓮の花も藍色の濃淡だけでこんなに美しい
個人的にはこれが好き ↓ ↓ ↓
人を表現した作品たちも
会場に到着した時はちょうど舞踊家の方が作品の前で舞踊をご披露されていた。
舞踊家の方も作品を纏ってらっしゃる。
それが終わった後、会場の方のリクエストに応えて
「雨ニモマケズ」を朗読した後
「雨ニモマケズ」の歌に合わせて舞踊をご披露してくださった。
作品の世界観にぴったりで、しばし感動。
作者の田中賢二さんは、この展示には「這ってでも行く」とおっしゃっていたそうだが
残念なことに急逝され、かなわなかったとか。
まさに「魂の旅」となってしまったかのようだ。
八ケ岳に工房があるのだとか・・・
機会があったら是非行ってみたいものだ。
たまたまではあるけれど、美しい作品に触れることが出来て、優しい時間を過ごすことが出来ました。
誘ってくれた友人に感謝!
田中氏のご冥福をお祈りいたします
合掌