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三千院門跡は、左京区大原にある天台宗の寺院です。伝教大師最澄により開かれ御本尊に薬師如来像が祀られており
ます。 かつては貴人や仏教修行者の隠棲の地として知られた大原の里にあり青蓮院、妙法院とともに、天台宗の
三門跡寺院の1つに数えられております。
参拝受付を済ませ客殿に入ったところの坪庭です。
客殿 聚碧園(しゅうへきえん) 客殿と写経場との間に有る池泉観賞式庭園です。
赤毛氈の敷かれている特等席は、有料のお茶席です。
客殿から宸殿に向かう廊下より。
玉座に掛かる「鵞」の大字は、中国天台山國清寺内に今尚、現存する碑の拓本で、王
義之筆によるものです。
王羲之とは1600年もの昔に中国書道の革命家とも言われ、その後の書道家たちにも大き
な影響を及ぼしていると言われています。
「鵞」の意味を探しておりましたところ、王羲之はガチョウを可愛がっていて、多くのガチョウ
を飼っていたそうです。國清寺以外の紹興の蘭亭と言う所にも、「鵞池碑亭」と言う碑があり、
鵞鳥(ガチョウ)がいる池という意味で「鵞池」という字の碑があるそうです。
私などは、書道の事はわかりませんが、鵞鳥と言えば北京ダックを連想してしまいますが、
1600年前には勿論無かった料理でしょうね。
玉座前から見た有清園と往生極楽院
宸殿には、御本尊の薬師瑠璃光如来像が祀られております。
有清園に佇む地蔵菩薩像
有清園の杉苔に覆われた庭は、瑠璃光庭とも呼ばれております。
往生極楽院は、986年の建立で、阿弥陀如来座像を中心に向かって右に観世音菩薩・左に大勢至菩薩が祀られ、いずれ
も立像ではなく、お坐りになっている像です。それは即ち、彼岸の極楽へ引導せんと来迎する阿弥陀如来と、それに随喜
して往生者を迎えて(信者を蓮華座に乗せて)今まさに彼岸の彼方へ帰らんとする御姿であるそうです。
往生極楽堂の前庭に佇む「わらべ地蔵」 杉村 孝 作
城郭のように三千院を囲む白壁
金色不動堂は、三千院の祈願道場として、平成元年四月建立された新しいお堂で、本尊は智証大師作と伝えられる
金色不動明王で、秘仏となっています。
観音堂
二十五菩薩石庭
何万体もの小観音像が並んでおり一つ一つに寄進された方の名前が付いております。
金色不動堂の裏手北側の庭園です。
三千院の北側を流れる律川
売炭翁石仏
金色不動堂西側の紫陽花苑 ここの紫陽花は酸性土壌なのかほとんどが青色です。
唯一一輪だけ紫を見付けました。
不断開けられることの無い往生極楽院の前の朱雀門
客殿の玄関
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