藤森神社は、今から約1800年前、203年に三韓征伐から凱旋した神功皇后が、山城国・深草の里の藤森に纛旗(とうき、いくさ旗)を立て、兵具を納
め、塚を作り、祭祀を行ったのが当社の発祥であるとされております。
藤森の地は現在の伏見稲荷大社の社地であり、その地に稲荷神が祀られることになったため、当社は現在地に遷座しました。そのため、伏見稲荷大
社周辺の住民は現在でも当社の氏子であるとのことです。
神功皇后によって創建されたこともあり皇室ともゆかりの深い古社であり、特に当社は、菖蒲の節句発祥の神社としても知られ、今日では勝運と馬の
神様として、競馬関係者(馬主・騎手等)、また、競馬ファンの参拝者でにぎわっております。
本殿は正徳2年(1712)、中御門天皇より賜ったもので、御祭神には、素盞鳴命(すさのおのみこと) 別雷命 (わけいかずちのみこと) 日本武尊 (やま
とたけるのみこと) 応神天皇 (おうじんてんのう) 仁徳天皇 (にんとくてんのう) 神功皇后(じんぐうこうごう) 武内宿禰 (たけのうちのすくね) 舎人親王
(とねりしんのう) 天武天皇 (てんむてんのう) 早良親王 (さわらしんのう) 伊豫親王 (いよしんのう) 井上内親王 (いがみないしんのう)の十二柱が祀
られております。
本殿南側の舞殿
不二の水の東側に見える藤森稲荷社前の七福神
神鎧像(かむよろいぞう) 第二紫陽花苑入口の右側に佇む鎧像 五月五日に行われる藤森祭りは、菖蒲の節句発祥の祭りとして知られ、節句に飾る
武者人形には藤森の神が宿ると云われており、その象徴として建立されたものです。第二紫陽花苑は、いちのきさんの東側から入り本堂北側を回るよ
うになっております。第一第二合わせて3600株の紫陽花を見ることが出来ます。
紫陽花苑出口近くの天満宮社
本殿裏側が、第二紫陽花苑の出口になります。これから、境内を南に縦断して第一の方に向かいます。
藤棚の南側の絵馬舎 駆馬や菖蒲→尚武・勝負の連想や、武神が多く祀られていることから、馬と武運の神社として信仰を集めており絵馬舎には、一
世を風靡した名馬の絵馬が多数奉納されております。
絵馬舎の南側が紫陽花苑の入口になります。 開園期間は、その年の開花状況によって決められるそうですので、ご確認の上でお出かけください。
075-641-1045 ちなみに、今年は6月5日からの開園で約1ヶ月を予定なされております。
紫陽花苑は、通路の幅が狭く迷路のように曲がりくねった作りになっております。今日は天候に恵まれましが、雨の日は紫陽花の葉がせり出しており、
足元と衣服が濡れてしまう可能性が高いのでお気をつけください。
紫陽花苑には何十種類もの花が咲いておりましたが、この株ともう一種類だけ名前が付い
もう一種類名前が書いてあったのが、左側のおたふくです。
紫陽花苑を後にし、もう一度境内を抜け駐車場に戻ります。
神馬の銅像の左手(西側)にある手水場 立て札には手水の作法が書かれており、神殿
に参拝する前に、まず手と口を清めてくださいとあり、1)柄杓で左手を洗う 2)次に右手を