京の四季 名勝散策 写真集

京都の観光、散策の参考にしていただければ幸いに思います。

北野天満宮 秋紅葉 2015/12/04

2015年12月04日 | 洛中 北部

 

 

      

      全国12000もの天満宮の総本社である北野天満宮は、平安時代中頃の天暦元年(947)に、西ノ京に住んでいた多治比文子や近江国(滋賀

      県)比良宮の神主神良種、北野朝日寺の僧最珍らが当所に神殿を建て、菅原道真公をおまつりしたのが始まりとされております。

 

 

 

 

 

      

      永延元年(987)に一條天皇の勅使が派遣され、国家の平安が祈念され、この時から「北野天満天神」の神号が認められ、寛弘元年(1004)の

      一條天皇の行幸をはじめ、代々皇室のご崇敬をうけ、国家国民を守護する霊験あらたかな神として崇められてきました。 

 

 

 

 

 

      

      北野さんは、梅で有名な神社ですが、境内の西側に流れる紙屋川の土手にはモミジの散策路が広がりこの時期には紅葉狩りを楽しめるようにな

      りました。 入苑料700円でお抹茶ではありませんが、お菓子とお茶が飲める茶屋が設けられております。 

 

 

 

 

 

      

      紙屋川の土手は、太閤秀吉が造営した御土居の一部が残っており土手の上から紅葉を見下ろす景観と帰り道は、川沿いを散策しながら御土居を

      見上げる景観が楽しめます。 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

      今年の京都は、例年に比べ11月中旬の天気が悪く、日中の日照が足らず夜の冷え込みも弱かったため市内全域で色づきが悪く近年まれに見る色

      付きの悪さでした。木によっては紅葉する前に枯れてしまったものも多く日当たりの悪い場所は、未だに青葉のままの木も見受けられました。 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

      日の光が当たるとそれなりに綺麗に見える木々もありましたが、11月中に来られた方は残念な思いをなされた事と思います。

      今年から夜間ライトアップもなされているので、夜の方が昼間より綺麗に見えるかもしれません。  

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

      御土居から本殿を眺める事が出来ます。 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

      折り返し地点で、川沿いに降りてゆきます。 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

       山茶花が所々に咲いております。 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

      紙屋川に掛かる、うぐいす橋 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

      この辺は、谷底になり日当たりも悪いので青葉のままの木がありました。 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

      出口の手前に設けられた茶屋。 

 

 

 

 

 

      

      茶屋の南側が、梅園になります。 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

      本殿への入り口の「三光門」 

 

 

 

 

 

      

      本殿前の中門で、日・月・星の彫刻があることから三光門と呼ばれますが、実際には星の彫刻はないとも言われ、「星欠けの三光門」として  

      「天神さんの七不思議」に数えられています。  

 

 

 

 

 

      

      三光門の蟇股(かえるまた) 蟇股とは、社寺建築で、梁 (はり) や桁 (けた) の上に置かれる、輪郭が山形をした部材のことで、構造上必要な

      支柱でありましたが、のちには装飾化していったようです。厚い板状のままの板蟇股と、内部をくりぬいて透かせた本蟇股とがあるそうです。 

 

 

 

 

 

      

      社殿(本殿・国宝)ご祭神菅原道真公をおまつりする本殿と拝殿、石の間、楽の間を連結した日本最古の八棟造(権現造)で、現在の建物は慶

      長12年(1607)に造営されたもので、桃山時代の華麗な装飾とともに、歴史的に非常に貴重な建築とされています。  

 

 

 

 

 

      

      西回廊 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

      社殿北側の摂社・末社 

 

 

 

 

 

              

 

 

 

 

 

 

               

 

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

      

      今年のライトアップは、12月6日までとなっております。 

 

 

 

 

 

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北野天満宮 初天神 01/25/2010

2010年01月27日 | 洛中 北部

         北野天満宮は、通称、天神さん・北野さんの愛称で呼ばれ京都市民から慕われている神宮です。 菅原道真を主祭神と
        し、毎月25日に縁日が開かれ、多くの参拝者や観光客で賑わいます。特に学問の神としても知られており、多くの受験生
        らの信仰を集めております。







        
        毎月、25日が道真公の誕生日と命日が重なっているため御縁日として祭典を行うようになりました。 一月は初天神と
        言い特に大勢の人出で賑います。 縁日に立つ露店は、天神さんの境内だけでなく周辺の道路にも所狭しと立ち並んで
        おります。 今出川通りに面した一の鳥居








        
        初天神と言う事で、露天の種類も冬限定の物も多く見られました。 新巻鮭のお店です。 通常の縁日ではお目にかか
        れないですね。








        
        酒粕と味醂粕です。








         









        









        









        
        ワカサギの天麩羅には行列が出来ておりました。








        
        レトロな露天が三軒並んでおりましたが、月曜日のお昼には子供も学校ですので、商売になるのでしょうか?








        









         









        
        楼門をくぐった所のおなじみの雄牛様です。 頭上の梅は間もなく開花しそうです。
        牛は天満宮において神使(祭神の使者)とされており、その理由については「道真の出生年は丑年である」「亡くなったの
        が丑の月の丑の日である」「道真は牛に乗り大宰府へ下った」「牛が刺客から道真を守った」「道真の墓所(太宰府天満
        宮)の位置は牛が決めた」など多くの伝承があり、どれが真実なのかは、現在となっては知るすべが無いそうです。







        
        楼門の左手の絵馬所








        
        絵馬所には、一月二日の筆始祭の書初めの作品が展示されております。








         
        マリヤ燈籠と呼ばれる燈籠と拝殿に向かう参道








        
        絵馬所の左側の絵馬掛所への鳥居 紅梅のつぼみが膨らみ、一部は開花しておりました。








         









        









         









         
        拝殿への入り口の三光門 後西天皇の筆による『天満宮』が掲げられております。 複雑な彫刻の中に日月星が配され
        ていることから、三光門の名前が付いております。








                       
                       唐獅子の蛙股(かえるまた)


         
       三光門の屋根下の帳(とばり)の上の蛙股には見事な彫刻と彩色がほどこされており、色が美しいのは2002年の道真1100
       年祭の時塗り替えられたばかりだそうです。三光門は1607年今から400年前に豊臣秀頼により建築されたものです。









        
        拝殿 あいにくこのあたりで雨がぱらついてきました。








        







        
        拝殿右手の授興所 お札やお守りを授かるところです。








        
        授興所前の燈籠

                            










        
        三光門を入り左手にある、お燈明受付








        









         
        お燈明

                        









        
        拝殿左手の紅梅殿








        









         
        蝋梅 唐の国から来たこともあり唐梅とも呼ばれ、中国名も蝋梅であったことにちなみます。なお中国では、臘月(ろうげつ、
        旧暦12月)に咲くからこの名がついたそうです。








        









        
        拝殿から右手に出たところです。








        
        拝殿から石の間を挟み奥にある本殿です。








        









        









        
        東門に続く参道








        
        東門横の長五郎餅店、中でも食べることが出来ます。



                    









        
        東門 この門を出て真直ぐ進みますと京都五花街のひとつ上七軒に続きます。

        平日は、天神さんの駐車場がありますが、毎月の25日は露天業者の専用になり近辺にも余り駐車場がありませんので、
        タクシーか公共の交通機関をご利用ください。


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