京の四季 名勝散策 写真集

京都の観光、散策の参考にしていただければ幸いに思います。

清水寺 御本尊御開帳 2009/03/30

2009年03月31日 | 洛東 東山 清水寺方面

      年間400万人の参拝者を誇る清水寺で今、御本尊御開帳が行われております。

      期間は、21年3月1日~5月31日までとなっております。

      本来は、33年に一度しか御開帳は行われませんが、この度は西国三十三所観音霊場巡りを中興された花山法皇様の
      一千年大遠忌にあたる平成二十年に、三十三所の観音霊場がこぞって、御慶賛の秘仏御本尊を御開帳することになり
      ましたので、清水寺でも他の霊場とともに、今回、特別に御開帳することとなり、上記の期間中御開帳なされてます。

      清水寺発行の御本尊御開帳パンフレットより

      清水寺ホームページ http://www.kiyomizudera.or.jp/










      
      御本尊特別御開帳

      御開帳とは、寺院で通常は、お厨子(ずし)の中に秘仏として安置されている御本尊を、特別の期間、お厨子の扉を開き、
      ご参詣くださる人々に拝観していただき、悟り・成仏の因縁を結んでいただく、ありがたい行事を言います。

      お厨子の扉を開くため、御開扉とも言います。
      清水寺では、観音菩薩が衆生の身の上に応じて、三十三身に姿を変え、悩み苦しむ衆生をお救い下されると説かれて
      いる『観音経』に基づいて、御本尊の十一面千手観音様を三十三年に一度、御開帳する習わしで、平成十二年に
      御開帳されました。









                
                先週寒い日が続いておりましたので、開花予想より少し遅れております。 
                境内の何本かは開花しておりますが、蕾がほとんどです。来週あたりから
                見頃に入ると思います。
     







                    
                    参拝入り口の手水場です。

                    









    
雷神                          清水型十一面千手観音像            風神

清水寺のご本尊は、本堂内々陣の国宝須彌壇(しゅみだん)の中央に安置されているお厨子内に、秘仏として祀られており、普段は厨子
前に立つ御前立ち像を拝みます。
一般の四十二臂千手観音像と違い、二臂を高々と頭上に挙げ、組んだ掌の上に一体の小如来化仏を戴く、清水寺独特の『清水型』という
お姿で、衆生を一人残らず救い尽くして成仏させようという、殊勝な大悲救世の誓願を表明されておられます。

なお、左右に脇侍地蔵菩薩・毘沙門天、二十八部衆と風神・雷神を従えます。

写真は、御前立ちの像







      
      御本尊の脇を固める毘沙門天と二十八部衆   現実に見た本物は、迫力に溢れ圧巻されまた。







                    
                    御本尊を参拝し出てきたところに大黒さんが居られます。 今年何十年か
                    振りに塗り直されたもので、美しく輝いて居られました。








                    
                    御本尊を拝観し出てきた所に、武蔵坊弁慶の如意棒と下駄が見られます。









      
      本堂の舞台の東側は、まだちらほら状態です。







      
      縁結び地主神社

      清水寺の中にありますが、全然関係の無い神社だそうです。
      石と石の間何メートルかを目を瞑って歩いて片方の石にたどり着けば、その人と縁が結ばれると言われており、若い
      女性で賑わっております。







                    
                    現在こちらの三重塔は、修復中でカバーが掛かっております。








      
      阿弥陀堂の手前、東の山手にある百体地蔵堂









      









      
      阿弥陀堂と奥之院の間を入り奥之院の裏手に『ぬれ手観音』様がひっそりと佇んでおられます。
      手前にある蹲(つくばい)で柄杓に水を汲み観音様に掛けてから願い事を致します。
      とても綺麗で優しい顔をされている観音様で清水の中でもとても強い『気』が集まっている場所だそうです。

      是非一度、お参りしてみてください。
      誰かに案内いただかないと、見過ごしてしまいそうなところでした。









                    
                    ぬれ手観音 
                    柄杓でお水を掛けてあげ、正面から拝んでください。









                    
                    奥之院南側に祀られている夜叉神








      
      ぬれ手観音様をお参りして、奥之院の裏を回ってくると建物の南側に『夜叉神』が祀られております。
      夜叉神は、良縁を結び悪縁を絶つと言われておりますので、是非悪縁を絶ちたい方はお参りしてみて下さい。
      








                    









      
      奥之院を一周回って表に回りますと、『ふれ愛観音』様がおられます。
      この観音様は、目の不自由な方にも手で触れていただき観音様をじかに感じていただこうと言う物です。

      何とも愛くるしい観音様で温かみが伝わってまいりました。

      作者は、元東京芸大の名誉教授、故西村公朝さんだそうで、日本の仏像修復の専門家だった方です。










                    









                    
                    まだ椿も残ってました。








      









                    
                    定番の音羽の滝には、何時ものように長蛇の列が出来ておりました。
                    この柄杓は、使うたびに殺菌が施される様になっております。








      









      
      木蓮もまだ残ってましたが、花が茶色くなり散る寸前でした。








      









                
                境内を一周いたしまして、参拝入り口の手前を左手(北側)に進みますと成就院の北総
                門があります。









                    
                    北総門  現在この門も修復中ですが、右手に進み坂を下れば成就院が
                    見えてまいります。







      
      この石碑は、成就院の北総門の内側に有り幕末に成就院の和尚をなされていた月照和尚と弟の信海和尚の辞世の
      句と両名と関わりの有った西郷隆盛が、和尚が亡くなられた後に詠んだ追悼の句が刻まれております。








      
      石碑前を通り坂を下って成就院に向かう右手にお地蔵さんが多数佇んでおられます。
      このお地蔵さんは、お寺の境内に散らばって居た物を、明治期にこの場所に集められたそうです。
      赤い前垂れは、年一度手作りで換えてくださる方が居られるそうです。









                    
                    成就院玄関
                    成就院は、清水寺の塔頭の一つで室町時代、応仁の乱の兵火にあった
                    清水寺を復興した願阿上人よって創建され、以後、清水寺の本願職を
                    伝統している所です。

                    現在の建物は、徳川家光が1639年に再建したものです。





      
      庭園は、相阿弥原作・小堀遠州の補修とも、松永貞徳の作とも伝えられる江戸時代初期を代表する名園で、
      『月の成就院庭園』賞されております。
     





      
      成就院特別拝観は年二回だけで、この時期は、4月29日~5月6日の期間9時~4時受付終了です。







                    
                    豊臣秀吉から献上されたと言われるつくばいです。








                    
                    昨年秋に伺った時に掛けられていた、お軸です。
                    年二回の法要の時に掛けられるそうで、『山姥』(やまんば)は、邪気を祓っ
                    てくれるそうです。
      









      









      
      茶碗坂に通じる帰り道です。


      次回、御本尊を拝観するためには、あと24年元気で長生きする必要があります。是非頑張ってみたいです。










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祇園 新橋 白川桜 09/03/27

2009年03月29日 | 祇園街
      お昼の休憩の時間に新橋の桜の開花情報を観に行ってきました。
      新橋通りを川端側から花見小路に歩きました。










      
      








      
      木蓮はもう散りかけておりました。








      









                    
                    







      
      縄手通りの白川に掛かる大和橋より









      









      
      石畳の綺麗な新橋通り







      
      お茶屋さんや料理屋が軒を並べております。








      
      白鷺? たん熊の先輩の店で『祇園・琢磨』の料理人が餌を与えるので、お腹が空けば何時もここで待っております。








      









                    








      
      かにかくに碑。祇園を愛した大正・昭和期の歌人・吉井勇(1886-1960・明治19-昭和35)さんの詩が刻まれた歌碑です。
      「かにかくに 祇園はこいし寝るときも 枕の下を水のながるる」









      









                    









      









                    









      









                    









      









      
      巽橋より








      
      人力車の『えびす屋』のお兄ちゃんが、せっせと客引きを行っております。








      
      右手が巽神社です。








                       





      連日肌寒い日が続いておりますので、見頃は、来週末あたりからになると思います。
      今京都で見頃を迎えているのは、市内では西大路にある平野神社と山科の醍醐寺とのタクシーの運転手さんの情報です。
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祇園甲部 都をどり 4月1日~30日

2009年03月27日 | 祇園街
      例年恒例の祇園甲部の都をどりが4月1日より始まります。

      今年の演題は、水映桜花絵巻(みずにはえる さくらのはな えまき)となっております。

      第一景 置       歌  第二景 北野天神初詣  第三景 嵐山角倉物語     第四景 祇園白川涼風

      第五景 お染久松野崎村  第六景 紅葉訪嵯峨巡  第七景 京里山雪女郎子鷺  第八景 石清水八幡宮桜

      開演時間  1回 12:30  2回 2:00  3回 3:30 4回 4:50

      チケットは、旅行社かチケットセンターなどで求められます。 完全予約制です。
      お問い合わせ 祇園甲部歌舞練場 075 541 3391










       
      四条花見小路を南に下がりますと突き当たりの建仁寺の手前に歌舞練場があります。女紅場(にょうこば)と言って芸・
      舞妓のいろんなお稽古をする学校も中にあります。








      
      都をどりが始まりますと、会場には800名近い客席が有りますので、周辺は観光バスも乗り込み大変な人混みになります。








      
      桜は樹によってまちまちですが、今日現在の状況です。








                    
                    この建物は、祇園コーナーと言って外国の観光客の方などに日本の伝統
                    芸能などを短時間で紹介するコーナーです。
                    毎晩、舞妓さんの踊りや文楽・人形浄瑠璃などが演じられております。








      
      都をどりにもどりますと、歌舞練場の玄関で受付を済ませ、お茶券付きのチケットを購入された方はお茶席へと案内
      され芸妓さんのお点前をいただきます。
      ただし、芸妓さんの点てたお抹茶を飲める方は最前列の数名の方で、あとの大多数の方はお運びのお姉さんがバック
      サイドから運んで来てくれた物を頂戴します。お茶菓子が載ってるお皿も付いてます。

      芸妓さんと舞妓さんは、日替わりで、この写真は昨年のものですが、點前が まめ菊さんで、ひかえが豆ゆりさんです。  






      
      この3枚の写真は、昨年のものですが四月に入れば満開になるとおもいます。 お茶席が終われば庭園を眺めることが
      出来ます。








      









                    









        
     お点前をしている真織ちゃんとお茶席の楽屋で同じ御茶屋のお姉さんの真生ちゃんと







                    









      









      
      花見小路は、祇園の中心を南北に通っている道路で、特に四条から南側は両サイドにお茶屋さんや料理屋さんが建ち
      並び、景観保護地区のため外観高さなどが規制され昔の面影を残しております。     








                          
                          お茶屋の吉うたさんの前にあるポストもレトロ感があり
                          観光客や外国からの方が写真に納めていかれます。








      
      四条花見小路のランドマークになっている祇園最大のお茶屋一力亭です。夕方近くになると芸・舞妓を見ようと沢山の
      方がカメラを構えておられます。
      中には、マナーの悪い方もおられますので、十分注意をしてあげてください。写真を撮りたいときは、ちゃんとお願いすれ
      ば快く受けてくれる方は多いですので。 誰でもいきなり前から写真を撮られるといい気はしないと思います。








      


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鴨川畔 七条~五条 桜並木 3/24

2009年03月24日 | 洛中 
      昨日車で通った時に綺麗に咲いてたので、仕事入る前に自転車で行って来ました。まだ、五条より南側しか咲いてません
      でしたが、天気も良くとても綺麗でした。散歩には最適です。

      









      
      枝垂れ桜








                    
                    桜に負けず雪柳も満開です。河原に下りれば、もっと沢山の雪柳が見ること
                    が出来ます。








      
      鳩も花見? 花は見てないようですね。








                          
                          柳の新芽も綺麗です。








      









      









      









      
      連翹(れんぎょう)(1)モクセイ科の落葉低木。中国原産。古くから観賞用に植える。早春、葉に先立ち黄色の花を開く。






      









      
      沈丁花(じんちょうげ)ジンチョウゲ科. 常緑低木. 中国中部から雲南省ヒマラヤにかけて分布してるそうです。      








      









      









                    









      









                   









      









                    









                









      









      









                    









      
      祇園枝垂れと沈丁花








                    









      









                    









      
      七条から五条大橋の手前で開花が止まってしまいました。種類が違うのでしょうか?








                    









      
      五条以北もこんな感じです。








      
      五条を上がった所のぼけの花、ひと際鮮やかな色でした。
      木瓜(ぼけ)・薔薇(ばら)科。 学名 Chaenomeles(カエノメレス)は ギリシャ語の「chaino(開ける)+ melon(リンゴ)」が
      語源で、”裂けたリンゴ”の意味だそうです。






      









                    









      
      よく太った鳩が、人馴れして近くに行っても逃げもしませんでした。
      多分、何時もは何処かの神社かお寺で餌を貰ってるのだと思います。








                    
                    帰りに松原通りから宮川町を通りましたが、ここもまだ開花準備中でした。








      
      宮川町の御茶屋さんの玄関で、見かけた椿です。宮川町も4月に京おどりが開かれます。








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祇園 白川ライトアップ 2009

2009年03月23日 | 祇園街

      花灯路も昨日終了し、いよいよ桜の季節になってきました。現在ライトアップされているのは二条城だけだと思います。
      鴨川の七条から五条にかけては、枝垂れ桜が結構咲いており、小手鞠や連翹、柳の新芽が彩りを添えております。
      今週末には、あちこちで五分以上の花が咲きそうな勢いです。









                    









                  
                 













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比叡山ドライブウェイ 山桜 2009/03/20

2009年03月21日 | 洛外 比叡山方面

      20日の祭日に延暦寺・三面大黒堂の甲子の法要に出かけ思いがけず早咲きの山桜が沢山咲いているのに遭遇いたしました。
      今年は暖かい日が続き市内でも例年より早い開花を迎えそうですが、山の方でも木々が準備を始めておりました。

      お天気がいまいちだったので、花の色が実際に見た目よりは出てくれませんでした。

 







      









      









      









      









      
      桜の向うのもみじも枝先を赤く染め芽吹きの時を待っているようです。








      
      あせび【馬酔木】ツツジ科の常緑低木で、乾燥した山地に自生し早春、多数の白い壺(つぼ)形の花が総状につきます。
      有毒で葉をせんじて殺虫剤にするそです。「馬酔木」は、馬がこの葉を食べると脚がしびれて動けなくなる事によるそです。










      









      
この樹々ももみじで、枯れた景色の中にも彩がありました。









      









      









      
      道中一本だけ大振りの梅の樹がありました。隋心院で見た八重の様でした。









      
      









      









      









      









      
      この一角だけは、一足早い春満開といった風情でした。
















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山科 随心院門跡 梅園 2009/03/19

2009年03月21日 | 洛外 山科方面

      

      山科 随心院門跡は、真言宗善通寺派の大本山にして、弘法大師御入定後、121年、弘法大師より8代目の弟子にあたる仁海僧正の開基にして、

      一条天皇の正歴二年(西暦991年)奏請して、この地を賜り一寺を建立されました。   古くは牛皮山曼荼羅寺と称されました。

      仁海僧正一夜の夢に、亡き母が牛に生まれ変わっていることを見て、その牛を鳥羽のあたりに尋ね求めて、飼養しましたが、日なくして死に、悲しん

      でその牛の皮に両界曼荼羅の尊像を画き本尊にしたことに因んでいます。












      









      









                          









      









      

      小野梅園には、遅咲きの八重梅を中心に約240本の梅が咲き乱れております。白梅は早くに散った様ですが、紅梅はまだまだ見頃が続きそうで

      す。   桜の開花が早まりそうなので、両方を楽しめそうです。

      






                             

                         小野と言うのは、この地域を支配していた小野一族の名前が地名になって

                         おります。








               









      

      薬医門








      

      庫裡の入り口 こちらが拝観入り口になります。








                                 

           小野小町とは、西暦815年頃に小野一族の娘として生まれ、平安朝初期、仁明天皇が東宮にあられた時より崩御され

           るまでお側に仕え特に盛艶優美、詠歌の妙を得た小町は東宮の寵幸を一身に受けた女性です。

           『はねず色』とは、うす紅色の事を言います。






              

             百人一首に詠まれた歌の歌碑です。庫裡の入り口に建っております。








                             









      









      









      

      庫裡の中庭の山茱萸 ーさんしゅゆ (水木ーみずき科)









       









      

      大玄関から見た薬医門と鐘楼     








                              









              









                









                                     

      









      

      本堂と庭園








                       

                   阿弥陀如来                          金剛薩堹








      

      本堂から見たお庭








                     

      

      奥書院と表書院の間のお庭








                                

                                奥書院の一室 菊の御紋の入った茶釜が鎮座しております。








      









                           









      









                    

      









      









      









      









      









      









      

      雪柳の花が可憐に咲いておりました。








      









      









       









      









      

      随心院の駐車場に咲いてたソメイヨシノ あと一週間で満開になりそうです。







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大杉真司 洋画展 09/03/17~22

2009年03月18日 | Weblog
      友人の大杉ちゃんの個展に行ってきました。 舞妓ちゃんをモチーフにした絵を独特のセンスで表現されてます。

      ギャラリー ヒルゲート  中京区寺町三条上ル西側 3月17日~22日(日) 11:00~19:00 075-252-1161







      









      









      









      









                    









      









                          









      
      夕焼けの舞妓








                    









                    
                    青空の夕焼け







                 
        空即是色








                   









      
      祇園の真魚坊たち      








                  
                  市和佳








                  
                  雪のひな祭り








      









                   






 


                   
                  悟・舞妓・恵比須



                  大杉 真司の世界 http://www.kk-ark.jp/page/shinjiosugi.html 
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京都 陶工高等技術専門校 作品発表・即売会2009

2009年03月14日 | 京都歳時記

      京都府立陶工高等技術専門校 作品発表・展示即売会
     
      割烹ふじ原でアルバイトをしてくれている学生さんの学校の作品発表を見に行きました。
      この学校は、清水焼の作陶技術者を育成するために京都府が設置している施設です。開校60年以上の歴史が有り
      現在清水焼・京焼を支える多くの方を輩出しております。









      
      開校は、昭和21年と古いですが、現校舎は昭和63年に移転新築されております。








       









      
      二階に上がった所には、卒業生で現在京焼・清水焼を支えている方々の作品が寄贈展示されております。








                    









      
      二階会場は、生徒の作品発表の会場になります。








       
      会場に入り右のほうから、絵付けを行う図案科クラスの生徒作品が並びます。さすがにプロを目指すだけあり生徒とは
      いえ素晴しい作品が並んでおります。








                    









       









       









       









      









      









                
               ここからは、二年目の研究科のクラスの作品です。
               一年目に基礎と陶器(土物)を勉強し二年目は磁器(石物)を勉強するそうです。








      









      
      作品展を後にし、同じフロアの中庭に面した教室にロクロの実演を見に行きます。








      
      手前の生徒さんは二年目で磁器を形成されてます。 次が一年目の陶器で三人目の方は、乾かした器の仕上げを
      しております。








                    
                    いろんな形のヘラと手で成形してゆきます。
                    京都は胡坐をかいてするスタイルで右手にレバーがありロクロの回転
                    スピードを調節するそうです。







      
      こちらの生徒さんは、図案科の生徒で焼き上げた器に絵付けをしております。      








       
     三階の会場です。本日は、作品発表会だけなので販売はありませんでしたが、明日15日の準備は整っておりました。








       









                    
                    B品とは言え釉薬が少しずれてるだけとか、素人目には解らない程度の物
                    ばかりで、お値打ち品が見つかると思います。








       
      こちらの会場は、成形科と研究科の生徒が作った作品に図案科の生徒が絵付けをしたものです。
      中々の作品が多数見られました。毎年即売の日は開始の10時から沢山の方が見えるようです。








                    









      









      
      見学のついでに、特別に焼き窯の教室を見せてもらいました。左手に有るのがガス窯で1300度まで温度が上がるそう
      で釉薬を掛けた器を焼きます。








                    
                    この電気窯は、絵付け彩色されたものを焼く窯で700~800度で焼き上げます。








      
      こちらも電気窯で素焼きの時に使用します。700~800度で必要な硬さまで焼き上げます。長い時には15,6時間も焼く
      そうです。









                    









              









      

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京都 二条城 梅林 2009/03/12

2009年03月14日 | 洛中 

      世界遺産 元離宮 二条城は、1603年徳川家康公が、京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所として造営し、
      三代家光が、伏見城の遺構を移すなどして、1626年に完成させたものです。
      1867年十五代慶喜の大政奉還により、二条城は朝廷のものとなり、1884年(明治17年)離宮に、
      昭和14年には京都市に下賜されました。










                    
                    東大手門の裏側








                    
                    







      
      城内東南角に咲いてる寒緋桜(かんひさくら)









                    
                    二の丸御殿の入り口にあたる唐門








      









                    









      
      二の丸御殿 遠侍・式台・大広間・蘇鉄の間・黒書院・白書院と続きます。御殿内は撮影禁止なので早足で回って来ま
      したが、うぐいす張りの廊下なので早足には向きませんでした。








      









      
      1メートル以上もありそうな菊の御紋です。大政奉還前は、やはり葵の御紋だったのでしょうか。








                    
                    城内東北角にあったと言われる、緊急を知らせる為の鐘。もうひとつは御所に
                    あったとか。 二の丸庭園入り口にあります。







      
      









      
      大広間








                    









      









                    
                    寒さに弱い蘇鉄の冬装備、こも巻きと言うそうです。








      
      二の丸を出て本丸の内堀








      
      本丸入り口、本丸に入らず先に梅林に向かいました。








                    









      









                    









    








      









      









                    









      









                    









      









                    









      
      源平咲き分けの樹に一輪だけ本当の紅白梅を見つけました。普通は一本の樹の枝ごとや花ごとに紅白は見たことが
      ありましたが、ヤサカタクシーの四葉のクローバーより低い確率で見つけてしまいました。来年も咲くのでしょうか?








      









      









      
      梅林を通り休憩所前、本丸西側の入り口です。








                    









                    
                    本丸庭園入り口








      









      
      本丸御殿南西角にある、天守閣跡の高台から観た景観です。正面の山が比叡山です。







       
     右の写真が梅林です。








      
      この建物は、1847年に建てられたもので京都御所にあった旧桂宮御殿を1893年~94年にわたり移築されたものです。








      









                    
                    本丸東門二の丸へ続きます。








                    
                    清流園への鳴子門と二の丸の竹垣








      
      清流園 江戸初期の豪商角倉了以の屋敷から、建物の一部と庭石約800個を譲り受け、これをもとに二条城にふさわし
      く、雄大・明朗・風雅をモチーフに全国から集めた銘石300個と新たに茶室を加え1965年に完成しました。








                    









      









                    









      
      庭園は、池泉回遊式の和風庭園部分と、芝生を主体にした洋風庭園からなります。
      園内には、香雲亭、茶室和楽庵があり、二条城を訪れる国賓公賓の接遇場所にも利用されております。








      
      清流園の東の角に二本目の寒緋桜がありました。








                                 
                    園内には、二箇所の桜の園があり期間中ライトアップがされます。
                    もうすでにライトの準備も整っておりました。機会があれば観に来たいと思います。                              

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陶工高等技術専門校 作品発表・即売会

2009年03月14日 | Weblog
      京都府立陶工高等技術専門校 作品発表・展示即売会
     
      割烹ふじ原でアルバイトをしてくれている学生さんの学校の作品発表を見に行きました。
      この学校は、清水焼の作陶技術者を育成するために京都府が設置している施設です。開校60年以上の歴史が有り
      現在清水焼・京焼を支える多くの方を輩出しております。









      
      開校は、昭和21年と古いですが、現校舎は昭和63年に移転新築されております。








       









      
      二階に上がった所には、卒業生で現在京焼・清水焼を支えている方々の作品が寄贈展示されております。








                    









      
      二階会場は、生徒の作品発表の会場になります。








       
      会場に入り右のほうから、絵付けを行う図案科クラスの生徒作品が並びます。さすがにプロを目指すだけあり生徒とは
      いえ素晴しい作品が並んでおります。








                    









       









       









       









      









      









                
               ここからは、二年目の研究科のクラスの作品です。
               一年目に基礎と陶器(土物)を勉強し二年目は磁器(石物)を勉強するそうです。








      









      
      作品展を後にし、同じフロアの中庭に面した教室にロクロの実演を見に行きます。








      
      手前の生徒さんは二年目で磁器を形成されてます。 次が一年目の陶器で三人目の方は、乾かした器の仕上げを
      しております。








                    
                    いろんな形のヘラと手で成形してゆきます。
                    京都は胡坐をかいてするスタイルで右手にレバーがありロクロの回転
                    スピードを調節するそうです。







      
      こちらの生徒さんは、図案科の生徒で焼き上げた器に絵付けをしております。      








       
     三階の会場です。本日は、作品発表会だけなので販売はありませんでしたが、明日15日の準備は整っておりました。








       









                    
                    B品とは言え釉薬が少しずれてるだけとか、素人目には解らない程度の物
                    ばかりで、お値打ち品が見つかると思います。








       
      こちらの会場は、成形科と研究科の生徒が作った作品に図案科の生徒が絵付けをしたものです。
      中々の作品が多数見られました。毎年即売の日は開始の10時から沢山の方が見えるようです。








                    









      









      
      見学のついでに、特別に焼き窯の教室を見せてもらいました。左手に有るのがガス窯で1300度まで温度が上がるそう
      で釉薬を掛けた器を焼きます。








                    
                    この電気窯は、絵付け彩色されたものを焼く窯で700~800度で焼き上げます。








      
      こちらも電気窯で素焼きの時に使用します。700~800度で必要な硬さまで焼き上げます。長い時には15,6時間も焼く
      そうです。









                    









              









      
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京都 梅宮大社 梅 2009/03/02

2009年03月07日 | 洛中 西部

      梅宮大社は、右京区梅津に程近く四条通りを北に入った所にあります。
      その昔、穀物を以て酒を醸造した始まりの地であり、酒造の祖神として崇められております。その他にも授子の神(血脈
      相続の守護神)・またげ石を跨げば子宝に恵まれる石があったり、安産の守護神・縁結びの神・学業の神・音楽芸能の
      神などと、いろんな願いを聞いていただけるそうです。随時祈祷も受け付けておられます。








      
      楼門にも酒樽が奉納されており、松尾大社と同じくお酒に関係のある方々の信仰の深さを感じます。










      
      境内中央の拝殿








                    
                    休憩中の拝殿の主でしょうか、やたらに人馴れしておりました。








      









                    









       







                    
                    注意書きを張る前に屋根修理してください。








      
      本殿 現在、仁明天皇西端千二百年記念修復工事が行われております。








      









                    









                    









      
      境内の東側の神苑の入り口の梅です。








      
      東・北・西と三つのエリアに分かれている神苑の東神苑は、池泉廻遊式庭園になっております。
      さくや池の二つの浮島のひとつに池中亭茶室があります。 
      梅津の地には昔、王公貴紳山荘が多く造られたところで、池中亭は梅津の里に芦のまろやとして今に残る唯一の風雅
      な景色です。







      









      
      西神苑出口








                    
                    春日野と名前の付いたこの樹は、同じ樹から紅白の花が咲いております。
                    神苑を入ったすぐ右手の梅の樹です。








      









                    
                    この梅には、楊貴妃と書かれていました。








      









                    









      








      









                    









      









                     
                    さくや池から流れ出る小川のほとりの山吹








    









                    









      
      東神苑の東北の侘び助椿と私の見てきた梅の中では背丈の高い梅でした。








      
      北神苑から西神苑にかけて、手前の池には五月頃から杜若や花菖蒲が咲き乱れます。
      杜若(かきつばた)4月下旬~5月上旬  花菖蒲5月下旬~6月中旬








                    









                    









      
      東・北と周り西神苑で出口となります。








      
      








                    









                    









      



      京・うめづ 梅宮大社  京都市右京区梅津フケノ川町30
                  075-861-2730
                  神苑¥500
            

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京都 城南宮 枝垂れ梅 2009/02/25

2009年03月01日 | 洛南 

      平安遷都の際、都の南に国の守護神として創建された城南宮は、国土守護の国常立尊(くにのとこたちのみこと)、
      武勇に秀でた八代矛神(やちほこのかみ)、安産と育児の神様でもある息長帯比売命(おきながたらしひめのにこと)
      (神功皇后)をお祀りされております。
      平安時代の末、交通の要衝でもあり、風光明媚なこの地に白河上皇が壮大な離宮を造営して院政を開始されると、
      歌会や宴、船遊び競馬(うまくらべ)がしばしば行われ、王朝文化が華麗に花開きました。
    
      また熊野詣でに先立ち、道中の安全を祈って城南離宮で身を清めて出発する慣わしとなり、方角の災いを除く
      方除(ほうよけ)・旅行安全の信仰がたかまり、旅行・運送会社や車を使う事業所などはお祓いに訪れております。
    






      
      城南鳥居を入ると最初に拝殿があります。境内に唯一あった枝垂れ梅。








      
      本殿手前にある、前殿、左右に伸びる翼廊が一体となった社殿は、城南宮独特の複合建築で総檜造りです。
      檜皮葺の屋根をはじめ、飾り金具の細部に至るまで平安時代後期の様式に統一され優美な姿を見せています。








                    
                    神事や御祓いをしていただく前殿内部。








       
     前殿両サイドから本殿の裏手に回ることが出来ます。








      
      神楽殿  本殿の東側、平安の庭に臨んで建つ寝殿造りの神楽殿では、結婚式や特別祈祷が行われます。








                    
                    拝殿








                    
                    神苑入り口は鳥居を入ってすぐ西側にありますが、本殿にお参りしてから
                    入ってくださいとのお願いの札が立っております。
                    ここからは有料で500円になります。







      
    
                    

      源氏物語 花の庭  四季の庭を備えた、光源氏の大邸宅「六条院」の理想の姿を実現すべく白河上皇は城南離宮の
      造営に取り組んだと言われ、大掛かりな増築・造園工事が行われ、時折々の景色には言葉に尽くせない風情があります。
      神苑には、『源氏物語』を彩る百種余りの草木が植栽され、四季の情趣を味わうことが出来ます。








      
      禊の小川が流れる春の山。  約150本の枝垂れ梅が咲き誇り、周辺には数十種類の椿が彩りを添えております。
      見事としか言いようの無い梅でした。 ちょうど満開の時期だったので三月に入ると散り始めると思われます。








                    
                    禊の小川








      









                    









      









                    









                    









      









                    
                    春の山を見終え竹薮を抜けると本殿の北側を回り神楽殿東側の平安の庭に
                    抜けます。








      









                    









                     
                    本殿東側にある檜の御神木








       
      平安の庭、池が中心のお庭で綺麗な水が小川を通り流れ出ております。








                    









                    









       
      池を眺めながら進みますと、曲水の宴が催される庭園へと続きます。








       









                    









                    
                    室町の庭の西側で催されている、曲水の宴絵画展 






        








                    
                    神苑北側の庭園はここで一度終了して通路を挟み南側の神苑に入場します。








      
      池を望む楽水軒茶室では、お抹茶もいただけます。
      室町の庭  池泉廻遊式の庭園で、紅枝垂れ桜、舟着き場の藤の花、色とりどりのつつじを楽しむことが出来ます。
  






      
      桃山の庭  大きな刈り込みの前に芝生が広がる明るい庭園で、安土・桃山時代の豪壮な気風を映しています。








                     









                    
                    茶室前のつくばい








      
      茶室前の紅梅・白梅










                    









      
      四月が待ち遠しい、紅枝垂れ桜、是非桜も観に来たいと思います。









                    
                    舟着き場の藤棚 四月下旬が見ごろです。
                    城南宮の灯篭には、すべて竹で障子留めがしてありました。







                     
                    二つの異なる庭園を散策し最後の城南離宮の庭に向かう小路です。
                    小川には五月中旬に杜若(かきつばた)が花を咲かせます。








      
      城南離宮の庭 かきつばたの小路に続く枯山水の庭園。 城南の地が最も華やかであった離宮時代の風景を表しております。








                    
                    離宮の庭を最後に、庭園の散策を終え、出口を出ますと、芹川神社
                    (唐渡天満宮)があります。







      
      菅原道真公を祀る唐渡天満宮は、平安末期(1110年)現在地の南方1キロの芹川荘に創建されましたが、明治45年、
      付近一帯の鎮守社である城南宮の境内社に合弁遷座されました。






       











        

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