京の四季 名勝散策 写真集

京都の観光、散策の参考にしていただければ幸いに思います。

比叡山 延暦寺 三面大国堂 甲子会 2008

2008年09月21日 | 洛外 比叡山方面

天台宗の総本山
根本中堂は、比叡山第一の仏堂で、宗祖伝教大師が延暦7年(788)に一条止観院として創建したもの。伝教大師が自ら刻んだといわれる秘仏薬師如来がまつられ、宝前には開創以来の【不滅の法灯】が1200年の時を超えて輝き続けている。

延暦寺パンフレットより
http://www.hieizan.or.jp/









     
     根本中堂  文殊楼より








     
     文殊楼 慈覚大師丹仁が中国五台山の文殊菩薩堂にならって創建されました。
     重層和唐の混合様式の建築で、楼上には文殊菩薩が祀られており、楼上に上がる事も出来ます。









                  









                  
                  文殊楼から見た大書院門








     
     大書院の門  法然上人得度御霊の石碑








                   
                  大書院








      
    宿坊 延暦寺会館
    二年前に新築された近代的なホテルです。  一階に喫茶ラウンジがあり、二階には、レストランや宴会場も有ります。
    会館内の道場では座禅体験も出来ます。









     
     二階のレストランから見た琵琶湖東岸。








     
     大黒堂
     三面出世大黒天が祭られ、甲子会(きのえねえ)の日に【大般若転読 大黒天秘密供法要奉修】が行われます。
     甲子の日(60日に一度)が大黒天の縁日にあたりますので、この日にご祈祷の法要が営まれます。

     三面とは、大黒天神 眞言 オンマカキャラヤソワカ
          毘沙門天 眞言 オンベイシラマナヤソワカ
          弁財天  眞言 オンソラソバテイエイソワカ の三天です。








     
     甲子会の法要 僧侶七人による大般若転読、600巻の経典を30分を掛けて目を通します。その後、三面大黒天の
     勤行儀を参拝者で合唱して、約一時間で法要は終わります。








                  
                  大黒堂の中に信者から預かっている千体仏像








     
     帰りの比叡山ドライブウェーより、大津方面を望む。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

詩仙堂 丈山寺 2008

2008年09月12日 | 洛東 詩仙堂方面

現在詩仙堂と呼ばれているのは、正しくは凹凸窠(おうとつか)であり、詩仙堂はその一室で凹凸窠とは、でこぼこした土地に建てた住居という意味だそうです。

江戸初期の文人、石川丈山が隠棲した山荘であった詩仙堂は、丈山寺という名の曹洞宗の寺である。丈山は徳川家康の家臣で、90歳までこの山荘で悠悠自適の風雅な暮しをしたが、その一室の壁に、狩野探幽に描かせた中国の詩仙三十六人の肖像と詩があることから、いつからか詩仙堂と呼ばれるようになった。回遊式の庭は白砂とさつきの刈り込みが美しく、藤、花菖蒲、杜若、紫陽花、萩、山茶花など、四季それぞれに美しい花姿が見られる。快い竹の音をひびかせる鹿おどしは丈山が発案者と考えられている。

丈山はここに、『凹凸窠』十境を見立て最初の門を(1)小有洞の門と名づけました。






     
     小有洞の門をくぐると竹林に囲まれた参道を通って老梅関の門に向かいます。








                  









                  
                  入り口から竹林の参道を抜けると(2)老梅関の門があります。







      
    建物に入り(3)詩仙の間と(4)至楽巣に入る所に掛けてある額








     
     (5)嘯月楼(しょうげつろう)から望む皐月を配した庭園。








                  








                  
                  至楽巣の脇にある(6)膏肓泉(こうこうせん)








     
     さつきと嘯月楼(しょうげつろう)







                  
                  庭園に下りてすぐ左手にある(8)洗蒙瀑(せんもうばく)
                  蒙味を洗い去る滝と言う意味があるそうです。







     
     百花の花を配したと言われる(10)百花塢(ひゃっかのう)の庭園







                  
                  百花塢(ひゃっかのう)の庭園にある残月亭茶室








     
     洗蒙瀑からの流水は(9)流葉はくを通り庭園の池に流れこんでおります。








                  









     








                  
                  至楽巣の間の床の間に掛かっているお軸です。
                  調べてみましたが何と言う漢字か解りませんでした。






                  








                  

     詩仙堂は、曼殊院の西に位置しており、徒歩でも移動できる距離なのでセットで拝観される事をお勧めします。
     ベストシーズンは、5月下旬の皐月とやはり十一月下旬の紅葉等がすばらしいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一乗寺 曼殊院門跡 2008

2008年09月10日 | 洛北 東部 修学院方面

勅使門

曼殊院門跡は洛北屈指の名刹である。門跡というのは、皇室の一門の方々が住職で有ったことを意味し、勅使門の両側の塀に残る五本の白い筋はその格式を今に伝えるものです。

延暦(728~806)宗祖伝教大師最澄により、鎮護国家道場として比叡の地に創建されたのが曼殊院の始まりです。

曼殊院ホームページより

詳しくは下記のアドレスにお願いします。
http://www.manshuinmonzeki.jp/index.html









                  
                  通常の参拝は勅旨門の北側のこの門から入場します。








     








             
     大玄関から大書院の渡り廊下より梅林を望む。                        国宝 不動明王像(黄不動)







     
     大書院前の庭園は、遠州好みの枯山水庭園とされております。
     鶴島には、樹齢400年の五葉松があり、鶴を表現していると言われております。
     新緑、紅葉のもみじだけでなく、庭園の周辺にある霧島つつじも5月上旬に花を咲かせます。







     
     大書院より小書院を望む。
     大書院と共に書院建築の代表的な物と言われ、屋根は大、小書院とも柿(こけら)ぶきだそうです。








     









     
     上之台所
     高貴な来客や門跡寺院の住職などのための厨房です。







     
     棚一面に当時の献立や漆器類が並んでます。










                  
曼殊院は、幹線道路から少し山裾に入っておりますので、北白川通りから歩かれると結構な距離になります。出来れば近くからワンメーターでタクシーをお勧めいたします。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする