京の四季 名勝散策 写真集

京都の観光、散策の参考にしていただければ幸いに思います。

京都 北野天満宮 梅苑 2009/02/20

2009年02月28日 | 洛中 

    北野天満宮は、通称、天神さん・北野さんの愛称で呼ばれ京都市民から慕われている神宮です。
    菅原道真を主祭神とし、毎月25日に縁日が開かれ、多くの参拝者や観光客で賑わいます。特に学問の神としても
    知られており、多くの受験生らの信仰を集めており、特に受験シーズンになりますと、合格祈願の方が絵馬に
    希望の学校名を書き熱心にお参りしている姿を多数見かけます。
    二月から三月に掛けては、境内に咲き誇る梅が有名で二千本とも言われる紅白多種の梅を観賞できます。 
    本日2月20日で七部咲きでしたので、まだまだ大丈夫だと思います。

    今出川通りに面した、壱の鳥居




    
  壱の鳥居の前で出迎えてくれる、獅子像







    
    参道が結構長く楼門にたどり着くまでに、二の鳥居と三の鳥居があります。







                  
                  参道から、境内いたる所に牛の石像が奉納されておりますが、聞いた
                  ところによりますと道真公が丑年生まれの為と言う事でした。
                  よく観ていると、20体以上はあるそうです。







    
    二の鳥居







                  
                  この牛は、石ではありませんでした。
                  皆さんが撫ぜて行く為、よく触られる所は色が変わっております。







    
    楼門  門の手前左側が梅苑の入り口です。 有料600円







                  







                  
                  古くから天皇家との関わりが深く楼門にも菊の御紋が彫られておりました。







    
    楼門をくぐった所にある、最大のお牛様。 天神さんの帰りには罰が当たりそうで、焼肉行けないですね。インドの方は
    喜ばれるかも?








                  
                  手水舎にもお牛様が、これでもかと鎮座しております。 






                       
                      ①楼門  ②絵馬所  ③文庫  ④絵馬掛所  ⑤三光門
                      ⑥拝殿・本殿  ⑦地主社  ⑧西陣名技牌  ⑨文子天満宮
                      ⑩東門  ⑪社務所  ⑫神楽殿  ⑬宝物殿








                  
                  絵馬所  ここで絵馬に願いを込めて絵馬掛所に奉納します。







    
    西陣織 織物三十六歌仙 奉納額







         









                  
                  宝物殿と神楽殿







    








    
    三光門







    
    マリヤ燈籠と三光門







     
    拝殿への入り口の三光門 後西天皇の筆による『天満宮』が掲げられております。 複雑な彫刻の中に日月星が配され
    ていることから、三光門の名前が付いております。








                  
                  唐獅子の蛙股(かえるまた)




    
  三光門の屋根下の帳(とばり)の上の蛙股には見事な彫刻と彩色がほどこされており、色が美しいのは2002年の道真1100
  年祭の時塗り替えられたばかりだそうです。三光門は1607年今から400年前に豊臣秀頼により建築されたものです。
  どこに日月星が描かれているのか解りませんでした。 








                  
                  拝殿・本殿 桃山建築の代表作で国宝に指定されております。                  
                  




    
    拝殿の中庭  







                  








    
    拝殿奥の本殿







     
    本殿








    
    本殿と地主社







     
     拝殿・本殿の東側の東門   







                  
                  本殿北側の地主社 本社の地主の神で、境内では最っとも古い社です。






    
    本殿西側の紅梅殿







    
    蝋梅と拝殿  紅梅殿の前にあります。







                  








    
    天満宮の西側を固める御土居(おどい) 御土居とは、豊太閤が前田以・細川幽斎に洛中、洛外を区画するために設けた、
    京都の周囲に長さ七里に及ぶ大土手の事で、その一部が御土居として今に残っております。
    眼下に流れる紙屋川を挟み両岸には、梅をはじめ紅葉などが多数茂っております。ここは、梅園に続く有料エリアです。 







                                               
                  梅交軒








    








                  
                  梅苑の中に有る茶屋では、茶菓子と梅茶が戴けます。







     









    
    梅苑より望む楼門
    

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山科 毘沙門堂門跡 節分祭 2009

2009年02月03日 | 洛外 山科方面

    天台宗の門跡寺院 毘沙門堂は天台宗五箇室門跡の一つで、高い寺格と鄙びた山寺の風情を伝える古刹です。
    御本尊には、京の七福神のひとつ毘沙門天を祀っていることからこの名前がついております。

    創建は、703年文武天皇の勅願で僧行基によって開かれました。 当初は御所の北側にありましたが、度重なる
    戦乱から苦難の道をたどり1665年現在の地に再建され、後西天皇の皇子公弁親王が入寺してより門跡寺院と
    なりました。
     
    御本尊の毘沙門天は伝教大師最澄が、根本中堂の御本尊薬師如来の余材をもって刻まれたと伝えられており
    商売繁盛、家内安全にご利益があると言われております。




                  
 



                  








                  
                  勅旨門  後西天皇より拝領した檜皮葺きの総門でかつては陛下の行幸か
                  その代参、現在は当門跡門主の晋山式以外は開門されない開かずの門と
                  なっております。







                 

    
    仁王門  1665年この地に再興された当時の建立です。急峻な石段の上にある本堂への表門にあたります。 
    両サイドを阿吽の二天像が護っております。









        
    仁王門の左右を固める阿吽二天像









    
    本堂  御本尊の毘沙門天(伝教大師一刀三礼の作)が安置されている本堂は、1665年当山中興第二世の
    公海大僧正が、師・天海大僧正の意志を受け継いで復興されました。


    豆まきの準備が整えてありました。本堂では一時から毘沙門天の般若転読の法要が行われました。









    
    本堂前の紅梅









                  
                  節分祭に観える参拝者に甘酒を振舞われていました、寒風、雨の中身体の
                  芯から暖めてもらいました。










    
    福豆をもとめ、真剣な眼差しで豆の行方を追っている参拝者。雨模様にもかかわらずすごい熱気でした。 
    私の成果は、豆15包みと福餅2個でした。








                  









    
    本日のゲストの桂きん枝さんと新成人の方たちです。









    
    玄関 この日は、平成天皇在位20周年のお祝いの幕が張られておりました。門跡寺院ならではの光景でした。









                  
                  玄関を入った所に置かれている書です。こんな世の中皆衆生に夢を与え
                  てほしいものです。









    
    今にも泳ぎだしそうな鯉、絵とは思えない眼が印象的でした。










    
    宸殿襖絵 宸殿内部の障壁が百六十面は、すべて狩野探幽の養子で駿河台派の狩野益信の作で、どの角度から見ても、
    鑑賞者が中心になるという逆遠近方の手法を使っております。









 
                  
                   天井龍 霊殿の守護龍は狩野永叔主信が画いたもので、眼の向きや顔が、
                   見る角度によって変化いたします。









                  
                  宸殿前の枝垂れ桜は樹齢百数十年の巨木で、その枝張りは30mにも及び
                  ます。 満開時期は、4月10日~15日にあたります。









                  
                  本堂南側の椿です。                  









    
    高台弁才天 本堂の北側に位置する弁財天は、豊臣秀吉の大政所高台尼公が大阪城内に祀っていたものを、庶民福楽
    を願って当寺に移築しました。    
    またの名を不老弁才天といい、多くの人に信仰されております。









      
    本堂から観た弁天堂










    
    極彩色の弁財天、お参りに上がると照明がつき、色鮮やかな姿を浮かび上がらせてくれます。    
    センサー付のサービス満点のハイテク弁天さまでした。








                  
                  仁王門をくぐって本堂の北側、弁財天の手前に有るお堂です。 一切経蔵









                  
                  








    
    毘沙門堂本堂 一時からの法要に向かいます。 オンベイシラマナヤソワカ








                   









                   
                  霊殿 阿弥陀如来を中央にして歴代の影像や位牌を安置されております。 
                  本堂裏 建立は1693年第三世公弁法親王です。








                  
                  御成乃間









    
    晩翠園  谷川の水を引き滝を造った江戸初期の回遊式庭園『心字』の裏文字を形取った池に、亀石・千鳥石・座禅石
    などが配された名園です。










                  










    
    寝殿から霊殿に掛かる渡り廊下です。

    次回は、桜の時期に訪れたいと思います。








  

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