Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

子供達の人気者(ハルシュタット)

2006-08-29 17:48:12 | オーストリア
今日は・・・また暑くなってしまった。もう夏も終わるのになーー
夏休みは終わったところが多いのか、(学生さんは別)朝の電車が混んで来た。ああーーまた暑苦しくなってきた!!

昨日の続きで昨年のハルシュタット岩塩鉱見学のお話。
おこちゃまの遠足と同じグループだったので、彼らのリアクションの方が岩塩鉱そのものよりも面白かったかも・・・

コースの最後に近いところに冒頭の写真の鉱夫の人形がいる。
これは、電気仕掛けで動く、と同時に唇が動きお話しているように見える。
彼は皆の人気者!

そして、ここは単なる岩塩鉱山の後・・というわけではないらしい。
ヨーロッパ文明の源流の一つでありオーストリア、ドイツ、スイスのアルプス地方を原郷にもつケルト文化にとって、ここハルシュタットの地は重要な意味をもっているらしい。

このケルト人は文字をもたない民族で、従ってケルトの実態は長く解明されていなかったが、ここハルシュタットの岩塩鉱山あとから、1846年1,045 基ものケルト人の共同墓地が発見され、青銅の装身具や容器、幾何学文様の陶器、鉄製の武具、農具、車輪などが副葬品として出土したことが、ケルト研究を飛躍的に発展させるきっかけとなている・・とか。

そしてなによりも、この発見に先駆けて?、1734に岩塩鉱の中で発見された 人体“Man in Salt” は『塩』のもつ特性によりとても良い保存状態?であったと言われているらしい。
また、その発見をきっかけに当時の鉱山の取締役のGeorg Ramsauerは独学でケルト文化の発掘、保護に尽力し、先に書いた1846年の発見へと続いていくということである。

けっこう文化的要素を含んだ見学コースなのである。

『君達、 このおじさんにばかり注目しないでケルト文化も学んで頂戴!!』といいたいkおばちゃんでした。

しかし、kおばちゃんの『薀蓄』も受け売りです!

でも、どうしてここの岩塩鉱がハルシュタットの町とリンクしてないんだろう・・と頭を今でもひねっています。
コメント (2)
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