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観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

「干潟を音であそぼ♪」を今年も開催しました。

2024-08-08 23:44:17 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時42分 潮位242cm

今日の干潮時間14時06分 潮位 66cm

 

毎日とても暑い日が続いていますね。

大雨が降るなどして被害が出ている地域もありますが、8月に入ってからの藤前干潟周辺はほとんど雨が降っておらず、地面はカラッカラッです。

相変わらずムクドリやハシボソガラスなどが野鳥観察館前の水たまりに頻繁にやってきて、喉をうるおしたり、からだを冷やしに来ているようです。

 

そんな暑い日でしたが、昨日は、藤前干潟ふれあい事業の夏休みのイベント「干潟を音であそぼ♪」が開催されました。

今年もパーカッショニストの本多taco-bow正典さんに来ていただき、音で干潟を楽しみました。

今回は、最初に環境省名古屋自然保護官事務所の二宮アクティブレンジャーによる藤前干潟に関する自然のものの音を作って当ててみようというワークショップを実施。

「ふ」、「じ」、「ま」、「え」と名前のついた4つの容器に入ったものの音を聞いて、その音をそれぞれ作りました。

藤前干潟に関する自然ものとして入れたのは、干潟の砂、ヨシの枯れた茎、マガキの貝殻、稲永公園に生えているクロマツの松ぼっくり。

それぞれの音を聞きながら、それぞれの容器にものを入れました。

最後にtaco-bowさんと一緒に音を鳴らして聴いて答え合わせ。みんな、しっかりと音を聞いてくれていて正解だったようです👏。

 

続いて、taco-bowさんによるタイココミュニケーションを行い、オーストラリアの原住民アボリジニの歌やアフリカの歌にあわせて、みんなでジャンベというタイコを叩きました。

 

後半は、藤前干潟の映像に合わせたtaco-bowさんの演奏と二宮アクティブレンジャーのナレーションで藤前干潟の環境や生きものについて知りました。

そして、最後に「藤前干潟ウキウキソング」に合わせて生きものたちの動きをまねしたダンスを踊りました。

 

参加してくださったみなさんは、とても興味深そうに音を聞いてくれていたので、楽しんでもらえたかなと思っています。

参加いただいたみなさん、講師のtaco-bowさん、手伝っていただいたみなさん、ありがとうございました。

 

昨日(8月7日)に観察できた主な野鳥 カワウ469、ササゴイ2、ダイサギ23、コサギ2、アオサギ34、マガモ5、カルガモ209、ホシハジロ4、キンクロハジロ1、スズガモ4、ミサゴ7、アオアシシギ3、ソリハシシギ32、エリマキシギ1(♂)、ウミネコ382

キジバト、ムクドリ、ヒヨドリ、ハシボソガラス

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ365、ダイサギ7、コサギ1、アオサギ23、マガモ8、カルガモ11、ホシハジロ4、キンクロハジロ2、スズガモ4、ミサゴ6、ダイゼン7、イソシギ1、ソリハシシギ21、ウミネコ138

キジバト、シジュウカラ、スズメ、ムクドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス

 

明日の満潮時間 8時18分 潮位234cm

明日の干潮時間14時31分 潮位 82cm

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アカメガシワに群れるムクドリ達

2024-08-04 16:36:08 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 5時24分 潮位240cm

今日の干潮時間12時07分 潮位 43cm

 

今日は最大干潮時間がお昼の12時。藤前干潟は大潮を迎えています。

昨日は7時前から干潟が干出し始めましたが、干潮時間が昨日より遅くなって、今日の引き初めは8時頃でした。

今日もアオアシシギの群れが飛来して来ましたが、8時を過ぎると自分のいる場所の日影が無くなっていきます。
朝は薄っすらとした雲がかかっていましたが、無風でとても蒸し暑い朝です。

もう少し他の鳥たちが飛来するまで待っていたいのですが、とても我慢出来ないので早々と撤収します。

帰りにアカメガシワに群れる、ムクドリを見に行きます。

この時期のアカメガシワは花が終わり、花殻が目立ちまだ実は熟していませんが、他に食べるものが無いのか 既に熟した実が食べられて果皮の状態ですが、ムクドリが群れになって集まってきています。

そのムクドリに混ざり、コムクドリも一緒に飛来します。(上写真最背後)

昨日は見かけませんでしたが、幼鳥にの他に成鳥も確認できました。

なので巣立ち雛だけで移動しているわけではないようです。

こちらは、若いコムクドリ。

きっと標高の高い場所で繁殖していたと思いますが、こんなに暑い時期に平地まで降りてこなくても良いのになぁ、と思います。

 

その後、干潟が広がって野鳥観察館前の干潟には多くのウミネコが飛来しました。

今日はとても多くのウミネコが飛来し、450羽以上をカウントしました。

うち、今年生まれのウミネコの幼鳥は17羽をカウントしています。

 

 

そしてお知らせです。

昨日、野鳥観察館内に、飲料水の自動販売機が再び設置されました。

稲永公園の港サッカー場西側に自販機が設置されていましたが、アジア大会に向けたサッカー場改修工事の為に自販機が撤去されました。

その為、公園利用者の便宜上、再び館内へ自販機を設置することになりました。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ765、ササゴイ1、ゴイサギ4、ダイサギ29、コサギ2、アオサギ18、マガモ16、カルガモ358、ホシハジロ5、キンクロハジロ2、スズガモ8、ミサゴ6、コチドリ65、ダイゼン4、キョウジョシギ1、アオアシシギ5、キアシシギ9、イソシギ5、ソリハシシギ21、ウミネコ459、コアジサシ1

アオバト、コムクドリ、ムクドリ、シジュウカラ、スズメ、ハシボソガラス

 

明日(8月5日)の月曜日は野鳥観察館の休館日です。

火曜日(8月6日)の満潮時間 6時35分 潮位248cm

火曜日(8月6日)の干潮時間13時12分 潮位 46cm

火曜日は隣接する環境省稲永ビジターセンターは休館日です。

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夏真っ盛りですが、鳥達の移動は始まっています。

2024-08-03 18:58:03 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 4時42分 潮位221cm

今日の干潮時間11時28分 潮位 49cm

 

最近のブログでは、水浴びのムクドリやハシボソガラスなど、留鳥ばかりのなので少し早起きしました。

早朝の庄内川河口はまだ干潟が干出していませんでした。

少し浅くなってくるとコサギが飛来し、

葦原の中からはカルガモの群れが泳いで現れました。今年生まれのカルガモも親と変わらない大きさに育っています。

 

日が昇り、干潟が少し干出するとソリハシシギやキアシシギの群れが飛来して来ます。

まだシギチドリの飛来数も種類も少ないですが、7月中には見られなかった、夏羽成鳥のダイゼンやキアシシギの姿を見つけられるようになり、秋のシギ・チドリの渡りが始まった事を感じられます。

 

今年生まれのウミネコの飛来数も増えてきて今日は12羽のウミネコ幼鳥を確認できました。

 

また、稲永公園内でもムクドリの群れに混ざって今年生まれのコムクドリの姿を見つけられるようになっています。

まだ暑いく長い夏が続きそうですが、8月中旬を過ぎれば夏鳥の移動や、シギ・チドリの飛来も本格的に始まり、
8月後半になれば冬鳥のコガモや旅鳥のシマアジが藤前干潟に飛来して来る筈です。

 

そして、今日は8月の渡り鳥調査隊を開催しました。

今回は夏休みということで、NPO法人藤前干潟を守る会との共催で行い、野鳥観察と調査体験の後にコアジサシのデコイ(模型)の色付けを行いました。

前半は野鳥観察と調査体験ということで、暑い中でしたが、熱中症に気を付けつつ外で干潟の野鳥を観察し、数えました。

みなさん、真剣にウミネコやカルガモなどを数えてくれていました。さらに、観察の最後にはササゴイを見ることができ、喜んでもらえました。

その後の鳥合わせでは見られた野鳥と数を確認しました。

 

後半はコアジサシのデコイ(模型)の色付けを行いました。

コアジサシが急激に数を減らしている絶滅危惧種で、子育てをする場所が減っていることをおはなしした後、模型に色を塗りました。

それぞれステキなコアジサシが完成していました。

暑い中でしたが、参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

なお、8月17日(土)には同じように野鳥観察とコアジサシのデコイの色付けを行うイベント「クリマロと学ぶ!渡り鳥観察会 in 藤前干潟」を行います。

このイベントは、コアジサシクッキーを作られた「いきものクッキー専門店 kurimaro collection(クリマロコレクション)」とのコラボです!

今回はクリマロの栗田さんが特別に干潟バージョンのいきものクッキークイズをしてくださるそうです。

また、お土産としてご自身で色付けしたコアジサシのデコイを持って帰っていただく他、新作の「巣立ちを祝うコアジサシのひなミニクッキー」がつきます。

ご参加をお待ちしています。

 

【クリマロと学ぶ!渡り鳥観察会 in 藤前干潟】

日時:8月17日(土)10:00~12:00

場所:名古屋市野鳥観察館

対象:どなたでも

定員:30名(先着順)

参加費:1,000円(当日支払い)

持ち物等:飲み物、絵の具がついても良い格好でご参加ください。

申込先:名古屋市野鳥観察館 TEL:052-381-0160

    Webからのお申込みはこちら(peatix)

 

 

今日の渡り鳥調査隊等で観察できた主な野鳥 カワウ676、ササゴイ1、ダイサギ18、アオサギ32、マガモ12、カルガモ202、オナガガモ1、ホシハジロ6、キンクロハジロ6、スズガモ8、ミサゴ7、コチドリ3、ダイゼン4、アオアシシギ5、キアシシギ8、ソリハシシギ21、ウミネコ372、

コムクドリ、ムクドリ、スズメ、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ハシボソガラス

(※スタッフがイベント前後に数えているものを含んでいます。)

 

明日の満潮時間 5時24分 潮位240cm

明日の干潮時間12時07分 潮位 43cm

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カラスの夏の行水

2024-08-02 23:43:34 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間10時42分 潮位 58cm

今日の満潮時間17時38分 潮位243cm

 

今日もとても暑かったです、、、。

昨日はムクドリとハクセキレイの幼鳥が野鳥観察館の水たまりに頻繁に来ているとご報告しましたが、今日はハシボソガラスの幼鳥が度々やってきて水浴びをしていました。

今年生まれの幼鳥にとっては初めての夏。

こんなにも暑い夏を何とか乗り越えてほしいです。

 

また、今日はお隣の稲永ビジターセンターのスタッフと一緒に「野跡ふれあいサロン」で藤前干潟のお話をしてきました。

「野跡ふれあいサロン」は、名古屋市港区野跡学区の地域住民のボランティアの方が、地域の住民の方の健康づくりや生きがいづくりを目的として、野跡コミュニティセンターで行っているサロンで、多くの地域の方が集まる場となっています。

野跡学区は名古屋市野鳥観察館と稲永ビジターセンターの最も近い学区で、年に数回程度、野跡ふれあいサロンで藤前干潟の普及啓発と地域の方との交流をしています。

コロナ禍で野跡ふれあいサロンが中止されていた期間もあり、近年は機会が減っていましたが、今年度は初めて野跡ふれあいサロンに伺いました。

 

暑い中にも関わらず25名ほどの方が集まっておられ、熱心にお話を聞いてくださいました。

今回は藤前干潟にすむヤドカリの紹介をクイズなどをとおして行ってきました。

参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,568、ダイサギ31、アオサギ32、マガモ4、カルガモ147、ホシハジロ5、キンクロハジロ2、スズガモ5、ミサゴ6、アオアシシギ1、ウミネコ120

キジバト、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス

 

明日の干潮時間11時28分 潮位 49cm

明日の満潮時間18時11分 潮位251cm

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ムクドリとハクセキレイの幼鳥たち

2024-08-01 19:03:18 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時47分 潮位 69cm

今日の満潮時間16時59分 潮位232cm

 

今日から8月。

相変わらず非常に暑い日が続いています。

だんだんと潮がよくなってきて、今日の午前中は野鳥観察館の前にも干潟が広がっているのを見ることができました。

 

とても暑いからでしょうか、野鳥観察館前の水たまりにはムクドリやハクセキレイの幼鳥が頻繁に水を飲みにやってきていました。

稲永公園では最近は、数十羽のムクドリの群れを時折、見られており、水たまりにも数羽から10羽ほどの群れでやってきています。

黒っぽいムクドリは他の淡い色のムクドリが水を飲もうと近づくと、威嚇していました。

黒っぽいムクドリが先に水を飲んだ後、淡い色の他のムクドリたちはやっと水が飲めたようです。

ハクセキレイの幼鳥は1羽で飛来し、水を飲んでいきました。

 

 

 

7月30日(火)に観察できた主な野鳥 カワウ760、ダイサギ26、アオサギ24、マガモ5、カルガモ178、ホシハジロ6、キンクロハジロ2、スズガモ3、ミサゴ4、イソシギ1、ウミネコ60

 

7月31日(水)に観察できた主な野鳥 カワウ726、ダイサギ25、アオサギ25、マガモ2、カルガモ119、ホシハジロ3、キンクロハジロ2、スズガモ4、ミサゴ4、キアシシギ3、チュウシャクシギ1、ウミネコ58

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ890、ダイサギ6、アオサギ38、マガモ16、カルガモ283、ホシハジロ7、キンクロハジロ3、スズガモ2、ミサゴ6、ダイゼン1、チュウシャクシギ1、ウミネコ72

キジバト、スズメ、ムクドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ドバト 

 

明日の干潮時間10時42分 潮位 58cm

明日の満潮時間17時38分 潮位243cm

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