観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

アマサギ飛来

2021-09-16 23:49:15 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の干潮時間 8時14分 潮位 85cm

今日の満潮時間15時46分 潮位218cm

 

今日の午前中に残っていた干潟には、珍しくアマサギが2羽。

藤前干潟周辺の水田にはこの時期アマサギはよく観察できますが、干潟で見られることはあまりありません。

2羽のうち1羽はまだ、亜麻色の夏羽が残っていました。

また、稲永公園ではコムクドリもまだまだ観察されています。

サンゴジュの枝葉の中に入ってしまうと姿を確認するのが大変ですが、電線に一斉に並んで止まっていると観察しやすいです。

 

また、今日は名古屋市港区にあるイオンモール名古屋茶屋へSDGs週間にあわせた藤前干潟の展示設営に行ってきました。

展示は今日より始まっており、藤前干潟の3施設(稲永ビジターセンター、藤前活動センター、野鳥観察館)、藤前干潟ふれあい事業実行委員会、藤前干潟クリーン大作戦実行委員会などから藤前干潟の生きものやごみ問題に関する展示があります。

期間は9月30日(木)までです。

お近くにお越しの際は足をお運びください。

【イオンモール名古屋茶屋 SDGsWEEK特別展示 みんなで考えよう!干潟の生きものと漂着ごみのこと】
期間:2021年9月17日(金)~9月30日(木)
場所:イオンモール名古屋茶屋 3階レクチャースペース(本屋や楽器屋さんの前)
住所:〒455-0858 愛知県名古屋市港区西茶屋2丁目11 
※営業時間は変更される可能性もありますので、ホームページ等でご確認ください。
※2階では、名古屋港水族館も同様にSDGs週間の展示を実施しています。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,037、ダイサギ53、コサギ6、アオサギ52、アマサギ2、マガモ31、カルガモ288、オナガガモ17、スズガモ1、ミサゴ23、トビ1、ダイゼン43、トウネン57、ハマシギ64、オバシギ5、アオアシシギ3、イソシギ2、ソリハシシギ3、オオソリハシシギ3、チュウシャクシギ1、ウミネコ1

コムクドリ16、ムクドリ、スズメ

 

明日の干潮時間 9時29分 潮位 71cm

明日の満潮時間16時29分 潮位235cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜日の藤前干潟報告

2021-09-14 21:43:32 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間12時01分 潮位198cm

今日の干潮時間17時01分 潮位164cm

 

今日は雨が降り、稲永公園に訪れる人も少ない日でした。

 

12日(日曜日)は、勤務を休ませてもらって早朝は、定点箇所を1週間ぶりに覗いてきました。先週は24羽のセイタカシギが飛来していたのですが、今日はどうでしょうか?

ちょうど満潮時間頃に現地を確認すると、トウネンの群れが休息していました。

トウネンの124羽の群れの中に、キリアイが7羽。

他には、シロチドリ2、コチドリ8、ハマシギ20、サルハマシギ2、ソリハシシギ20、キアシシギ1、セイタカシギ5、タカブシギ1、イソシギ2、カルガモ、コガモ22、ハシビロガモ1、シマアジ3、キセキレイ1、ハクセキレイ、アオサギと、狭く鳥が遠い場所ですが十分楽しませてくれました。(スコープで見るには夢のようなポイントですが、期待しないでください100m以上距離が有って写真屋さんが決して喜ぶ所じゃ無いです。)

 

今年の春や8月中旬頃にいろいろな所から、今年はキリアイが多いと話を聞きましたが、藤前干潟では春の渡りの時期にも9月になってもキリアイの姿を確認できていなかったので、気をもんでいましたが、とりあえずキリアイの姿を見ることができて一安心。

庄内川河口にも飛来する事を信じて、引き始めの河口に向かいました。

でも本当の目的はキリアイじゃ無くて、カムチャッカ!

日曜日は午後の中潮だったので、到着した10時過ぎの庄内川河口はまだ満潮時間が終わって30分しか過ぎておらず、河幅一杯に水面が広がっています。

導流堤先端でほとんどのシギ・チドリが休息していたようで、ダイゼンやオオソリハシシギの群れが時々舞い上がるのが確認できました。

潮が徐々に引き、やっと岸沿いが浅くなってくるとトウネンの群れが飛来し始めました。

そのトウネンの群れの中から、11日(土曜日)に確認されたカムチャッカを探します。

いました!黒と黄色のフラッグをつけたカムチャッカ(カムチャッカでフラッグを付けられたトウネン)です。

土曜日にこのカムチャッカに気づいたときにはすでに遠くにいて、メタルリングの記号までは確認できませんでしたが、今日はスマスコ使わなくても何とかなりそうです。

無理やりトリミングをして、コントラストを上げると何とか「KS」の記号が読めました。

鳥までの距離が遠い藤前干潟。

以前からフラッグの色はスコープでも確認できましたが、メタルリングの記号までは確認することがなかなか困難でした。

しかし、デジタルカメラが普及してからメタルリングの記号を確認出来る機会が増えてきました。

その後、トウネンと一緒に2羽のキリアイが飛来しました。

土曜日は探しても見つからなかったので、今日が今季初めてのキリアイの確認でした(観察館調べ)。

たぶん早朝に見たキリアイがトウネンと共に移動してきたと信じています。

土曜・日曜とカメラマンがさほど多くなかった為か、近くにオオソリハシシギが7羽飛来したりしてゆっくりと観察できました。

さらに何故か春よりも秋に見る機会が増えるシマアジも今日は比較的近くに見ることができ、午後の干潮時間にはエリマキシギ♀も確認できました。

 

※明日(第三水曜日)は休館日です。

明日の干潮時間 6時27分 潮位 91cm

明日の満潮時間14時26分 潮位201cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠くから渡ってきた鳥たち

2021-09-11 17:32:18 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間 8時37分 潮位247cm

今日の干潮時間14時32分 潮位 86cm

 

昨日は青空が気持ちよく広がっていましたが、今朝は雨が降っていました。

雨が降り止み、稲永公園を歩いていると、サンゴジュの生えている木々の中から賑やかな鳴き声が。

ムクドリとコムクドリの群れがサンゴジュの赤い実を食べたり、木の上で休んだりしていました。

餌を食べるのに必死なようで、木々の中でちょこまかと動いていたコムクドリ。白色の頭やお尻しか見えないことも多いです。

しかし、ラッキーなことに今日は全身の姿を観察することができました。

稲永公園では、毎年サンゴジュの実が赤くなるころにコムクドリを観察できます。

 

 

今日は午後の中潮でした。干潮時間は午後2時過ぎで午前の中潮の日に比べて潮位が高く、干潟はあまり干出しません。

その代わり、最大満潮時の潮位は低く、満潮時間が終わって2時間ほどすると干潟が干出し始めます。

干潟が干出し始めると、アオアシシギなど足の長い種類のシギが真っ先に飛来して来ます。

まだ深いところもあり、泳いで移動していきます。

干潟が干出しはじめると、トウネンやソリハシシギといった足の短い種類が干潟に舞い降ります。

群れの中にフラッグ付のトウネンのを見つけました。右足にメタルリング左足に黒・黄色のフラッグが付けられています。

3,000km離れたロシアのカムチャッカでフラッグを付けられた個体のようです。

干潟が広がり始めると、導流堤の干潟から大きなシギの群れが向かってきます。

オオソリハシシギ6羽の群れです。オオソリハシシギは5,000km以上離れたユーラシア大陸北東部やアラスカで繁殖し、藤前干潟で休息した後に再び越冬地のアジア南部やオーストラリア・ニュージーランドまで旅をします。

 

 

【藤前干潟のイベントのご案内】※新型コロナウイルス感染症の拡大状況・天候によっては変更・中止することがあります。

★秋の野鳥写真展「秋から冬を彩る野鳥たち」&藤前干潟写真展「藤前干潟の魅力~風景・生き物~」@名古屋市野鳥観察館2階詳細はこちら(PDF)※募集は終了しました。

展示期間:8月21日(土)~10月10日(日)※休館日を除く

 

★9月23日(木・祝)・10月17日(日)「干潟(ヨシ原)の人気者 カニとトビハゼに会おう!」@稲永ビジターセンター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)→詳細はこちら(名古屋市HP)

 

★10月23日(土)「第35回’21秋の藤前干潟クリーン大作戦」(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

 

★7月24日(土)~11月30日(火)企画展「もし君が干潟の生きものだったら~カニからみると~」@環境省稲永ビジターセンター(主催:中部地方環境事務所)

私たち人間が干潟の生きもの(例えば、手のひらほどの大きさのカニ)になったら世界はどのように見えるのでしょうか?

そんなことを感じ、考える展示になっています。展示物はセンタースタッフの方々の力作が勢ぞろいです。お楽しみに!

 

★7月24日(土)~12月19日(日)企画展「藤前干潟のハンター展」@環境省藤前活動センター(主催:中部地方環境事務所)

藤前干潟に飛来するハンター(主にタカやハヤブサの仲間)を紹介する展示です。

飛来数が増えたミサゴや、人気のあるハヤブサなどの藤前干潟のハンターの魅力的な姿を知ることができると思います。

写真やイラストでは野鳥観察館のスタッフも協力させていただきました。

 

 

今日観察できた主な野鳥 カイツブリ1、カワウ2,943、ダイサギ15、コサギ3、アオサギ29、マガモ11、カルガモ62、コガモ14、ヒドリガモ2、シマアジ2、ミサゴ15、トビ3、ダイゼン32、キョウジョシギ2、トウネン292、ハマシギ25、オバシギ29、コアオアシシギ3、アオアシシギ17、キアシシギ1、イソシギ4、ソリハシシギ13、オグロシギ4、オオソリハシシギ6、チュウシャクシギ4、ウミネコ98、セグロカモメ1

コムクドリ、ムクドリ、サンコウチョウ、ヒヨドリ、スズメ、カワラヒワ、ハシボソガラス

 

明日の満潮時間 9時27分 潮位231cm

明日の干潮時間15時06分 潮位113cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の空

2021-09-10 23:18:51 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間 7時52分 潮位259cm

今日の干潮時間13時59分 潮位 62cm

 

今日は鈴鹿山脈などの山々がしっかり見えるほど、爽やかに晴れました。

干潮時間が午後になり、干潟の野鳥観察は逆光の条件になってきてしまいましたが、今日も多くのシギ・チドリを観察できました。

庄内川河口の中ほどに干潟が現れると飛来したオオソリハシシギ、オグロシギ、オバシギ、ダイゼンなど↓。

干潟に群れで飛来した後は、餌を探しながら徐々に分散していきます。

今日はオグロシギの飛来を確認できましたが、オグロシギは着地した場所で最後までかたまって、羽繕いをしたり、周りの様子を見ているようでした。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,131、ダイサギ25、コサギ4、アオサギ26、マガモ18、カルガモ193、コガモ12、ホシハジロ1、ミサゴ12、トビ1、ハヤブサ1、オオメダイチドリ1、ダイゼン30、トウネン260、ハマシギ8、オバシギ7、アオアシシギ7、キアシシギ1、アカアシシギ2、イソシギ1、ソリハシシギ12、オグロシギ4、オオソリハシシギ7、チュウシャクシギ1、ウミネコ44

ハシボソガラス、ヒヨドリ、スズメ、シジュウカラ、ハクセキレイ、サンコウチョウ、キビタキ

 

明日の満潮時間 8時37分 潮位247cm

明日の干潮時間14時32分 潮位 86cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シギ・チドリの飛翔

2021-09-09 22:42:20 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間 7時09分 潮位264cm

今日の干潮時間13時26分 潮位 44cm

 

昨日は雨も降り、肌寒いくらいのお天気でしたが、今日は昼間はまた暑さを感じました。

朝晩は秋の気配がかなり漂ってきていますが、まだ熱中症には気をつけなければいけないようです。

 

だんだんと潮が引く時間が遅くなってきました。

お昼前頃の干潟では、ダイゼン、オオソリハシシギ、トウネン、オバシギなどがちょうど飛翔している姿を見ることができました。

今日は15羽のオオソリハシシギを確認できています。

この他、アオアシシギやソリハシシギが干潟で餌を探しているのも観察できました。

 

 

昨日(9月8日)に観察できた主な野鳥 カワウ591、ダイサギ24、コサギ5、アオサギ17、マガモ22、カルガモ152、コガモ3、スズガモ1、ミサゴ7、トビ1、ダイゼン36、トウネン174、ハマシギ2、コオバシギ1、オバシギ10、アオアシシギ6、キアシシギ1,ソリハシシギ7、オオソリハシシギ7、ウミネコ96

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,324、ササゴイ1、ダイサギ13、コサギ5、アオサギ30、マガモ21、カルガモ183、コガモ7、ミサゴ12、トビ1、オオメダイチドリ1、ダイゼン34、トウネン161、オバシギ4、アオアシシギ9、キアシシギ1、イソシギ3、ソリハシシギ25、オオソリハシシギ15、チュウシャクシギ2、ウミネコ141

ツバメ1、ハシボソガラス2、ハシブトガラス1、スズメ20、ムクドリ1

 

明日の満潮時間 7時52分 潮位259cm

明日の干潮時間13時59分 潮位 62cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする