観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハジロコチドリが観察できました。

2019-03-30 21:51:59 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 8時35分 潮位126cm

今日の満潮時間13時25分 潮位162cm

3月20日の週には、オオソリハシシギが藤前干潟に入ってくる筈と待っていたのですが、今日も干潟にオオソリハシシギの姿を見つけることはできませんでした。

藤前干潟からカモ達がすっかり少なくなりました。2月中旬から頭の黒くなったズグロカモメも、黒く換羽しない若い個体だけにほぼなったようです。

秋から冬にかけて多く観察できたミサゴも北に移動したのか数も減って、今日は3羽しか観察できませんでした。

以前なら、この時期は越冬個体のハマシギやダイゼンが干潟を賑わせていたのですが、ここ数年は大きく数を減らしたままです。

冬鳥たちが藤前から抜けて、春のシギ・チドリの渡りや夏鳥の飛来はあと3~4週間後。今は鳥たちの入れ替わりの時期で寂しい干潟です。

そんな干潟ですが、今日は干潟で5羽のハジロコチドリを見つける事ができました。

冬場も藤前干潟ではハジロコチドリの群れが観察できていましたが、今日観察できた群れの中の1羽は夏羽へと換羽が進んだ個体で、顔や胸の黒色部分が多く、嘴や足もオレンジ色が目立ち、ハジロコチドリらしい姿をした個体でした。

最近は冬場にハジロコチドリを観察する機会が増えた代わりに、夏羽の個体を見ることが稀になりました。

この夏羽の個体は他のハジロコチドリの群れを追い払う事も多く、離れて別行動をしていた事から新たに藤前干潟に入ってきた個体かも知れません。

餌をとっている様子も観察できました。

 

午前はハマシギ・ダイゼンと共に寂しい数でしたが、15時過ぎからハマシギ・ダイゼンの飛来数が増えてきてハマシギは500羽を超えることが出来ました。天候が悪くなって避難してきたのでしょうか?

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ12、カンムリカイツブリ179、カワウ232、ダイサギ3、コサギ33、アオサギ12、マガモ13、カルガモ19、コガモ19、ヒドリガモ4、オカヨシガモ6、オナガガモ4、シマアジ3、ホシハジロ6、キンクロハジロ184、スズガモ404、ミサゴ3、ハジロコチドリ5、コチドリ2、シロチドリ4、ダイゼン4(59)ハマシギ1(707)、イソシギ3、タシギ8、ユリカモメ137、セグロカモメ4、オオセグロカモメ2、カモメ21、ウミネコ1、ズグロカモメ6 

※( )内の数字はは15:00からの飛来数

 

現在、名古屋市野鳥観察館では、「愛鳥週間写真展2019」の作品募集しています。

多くの渡り鳥の飛来地であり、四季を通して100種類以上の野鳥を観察できるラムサール条約登録湿地「藤前干潟」。

この藤前干潟にある名古屋市野鳥観察館では、毎年「愛鳥週間(5月10日~16日)」にあわせて、皆さんから野鳥の写真を募集し、写真展を行っています。

今年の募集テーマは、「藤前干潟の野鳥」。

藤前干潟の野鳥の魅力を写した作品を募集します。

撮影時期・季節は問いません。過去に撮影された写真も歓迎です。

締め切りは【4月21日(日)】です。

多くの方からのご応募をお待ちしております。

詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

明日の干潮時間 9時36分 潮位109cm

明日の満潮時間15時07分 潮位159cm

月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の干潮時間10時17分 潮位 91cm

月曜日の満潮時間15時58分 潮位175cm

火曜日の干潮時間10時49分 潮位 74cm

火曜日の満潮時間16時36分 潮位191cm

 

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