観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

2022年1月15日 1月の渡り鳥調査隊を実施しました。

2022-01-15 23:55:00 | 冬の藤前干潟

2022年1月15日(土) 干潮時間 10時38分 121cm

 

昨日の願いが通じたのでしょうか。

ありがたいことに、今日の午前中は風がほぼなく、穏やかな天候の中で「藤前干潟の渡り鳥調査隊~1月~&カモの足の形を見てみよう(主催:NPO法人藤前干潟を守る会、名古屋市野鳥観察館)」を無事行うことができました。

寒い中にも関わらず、今回も多くの方に参加いただきました。

最初に干潟について足跡の形を石こうでとる方法を説明↓。

その後、野鳥観察へ(この後、干潟へ入るので長靴で出発)。ツクシガモ、ヘラサギ、クロツラヘラサギも見ることができました。

みなさん、熱心に野鳥観察をされていましたが、途中で切り上げて、干潟へ入り、鳥の足跡を探しました。

こちらはハシボソガラスのものと思われる足跡↓。

干潟の水際には、カモの足跡がたくさん↓。

みなさん、みつけた鳥の足跡に型をはめ、石こうの粉を水に溶かして、かき混ぜ、タイミングを逃さないように(石こうが固まる前に)型に流し込みました。

今日は風がなく、屋外でも石こうの粉が飛び散らず、みなさん、ほぼ失敗することなく、足型をとることができました。

野鳥観察館に帰ってきてからは、とれた足型をみんなで見せ合い、どんな種類の鳥の足跡がとれたかを考えました。

こちらはカモの足型↓。水かきがあるのが特徴です。左側は小さいので、恐らくコガモだと思われます。

この他、カラスやイソシギと思われる足型をとった参加者の方もいらっしゃいました。

もちろん見られた鳥も振り返りました。今日は21種の野鳥を見ることができました。

 

参加されたみなさん、寒い中、ありがとうございました。

スタッフは、とにかく、無事、足跡をとって無事終えることができて、ほっとしています。

 

次回(2月19日)の渡り鳥調査隊は通常に戻ります(野鳥観察館単独の主催)。

まだ寒い日もあると思いますが、春分も過ぎ、鳥たちの中にはが移動を始めるものもいます。

冬羽から夏羽へ換羽が始まる鳥もいるはずです。

春目前の藤前干潟へぜひお越しください。

★2月19日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊~2月~」@名古屋市野鳥観察館

【日 時】 2月19日(土)10:00~12:00
【場 所】名古屋市野鳥観察館
【定 員】 15名程度
【対 象】 概ね小学生~大人
【参加費】 無料
【持ち物】 マスク、防寒着、お持ちであれば双眼鏡
【申込み・問合せ先】名古屋市野鳥観察館 TEL:052-381-0160

 

1月15日(土)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ7、カンムリカイツブリ913、カワウ3,632、ダイサギ3、アオサギ8、マガモ21、カルガモ142、コガモ32、オカヨシガモ1、ヒドリガモ11、オナガガモ157、キンクロハジロ22、スズガモ243、ホオジロガモ1、ミサゴ11、トビ2、チュウヒ1、シロチドリ9、ダイゼン11、ハマシギ381、アオアシシギ3、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ28、セグロカモメ33、オオセグロカモメ3、カモメ5、ウミネコ1、ズグロカモメ35


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