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観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

初夏の庄内川河口

2011-06-17 13:59:47 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間  12時58分 潮位  14cm 

今日の満潮時間     6時46分 潮位 232cm

 今日もお昼ごろの干潮時間には広く干潟が広がりました。

ただ観察できるのは、カルガモやサギ類などの留鳥と、コアジサシやササゴイ、オオヨシキリのような夏鳥が主です。少しだけ冬鳥のスズガモやオナガガモ、マガモ等カモ類や、旅鳥のアオアシシギ2やソリハシシギ5、チュウシャクシギ1が残っています。

ただ全体に結構遠く、今日もクロハラアジサシ4羽観察できましたが、導流堤付近を飛ぶ姿を見るだけで、近くまで寄ってきてくれません。

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観察館前の護岸柵にハクセキレイの幼鳥がいました。今年は観察館周辺でハクセキレイだけで無く、セグロセキレイも繁殖しています。

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もう少し向こうには、松林で繁殖したハシボソガラスの親子がいました。幼鳥は、親鳥と比べると体が小さく、目の色が青っぽくみえます。

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鳥が余りにも居ないのでスロープまで歩いていくと、コチドリが飛んできました。今年もコチドリは近くで繁殖が観察されています

コチドリの後ろの干潟にはヤマトオサガニが干潟一面に、カニたちは5月過ぎシギチドリ達が北の繁殖地に飛び立った後、数が増えてきます。

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もう少し砂地の場所には、コメツキガニ、後ろはチゴガニ、写真は大きいけど実物は指先よりも小さなカニ達です。

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チゴガニのほうがハサミも大きく時折ハサミを上下に振ると、遠くからでも白く目立ち、コメツキガニに比べるとチゴガニのほうが大きな砂団子を作ります。

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ササゴイも春に藤前にやってきて近くで繁殖しています。他のサギに比べると警戒心が少なく、鳥の少ないこの時期、他の鳥は遠くてもササゴイだけは観察館日記の記事に、何時も参加協力してくれています。

週末も干潮時間には潮位が低く、天気も良さそうなのなので、干潮時間のお昼ごろササゴイがお待ちしています。

明日の満潮時間  6時46分 潮位232cm

明日の干潮時間 13時36分 潮位 14cm 

コメント
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