漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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ダンボールに入ったネズミを追え! 牛蒡と生姜の炊き込みご飯

2014-12-05 17:47:10 | 冬の肉料理
バイオエナジェティックスの本を読んでいます。
「からだは嘘をつかない」アレキサンダー・ローエンという方の本で
アレキサンダーテクニークの、アレキサンダーさんとはまた別人です。

心の問題は、体にあらわれ
体の問題も、心にあらわれる

まさに、漢方の考え方と一緒ですね~~。

ときどき、
「体は元気なんだけど、心だけが調子悪い」と
おっしゃる方がいます。

そう感じられるかもしれませんが、
もっと細やかな部分でみていくと、体にもちゃんと反応が現れています

表情、姿勢、筋肉の硬さ柔らかさ、顔つき、顔色、舌のようす
そして、それらは五臓とつながっていまっせ~という具合です。

そして、今はけっこうややこしい時代になってきており
薬の副作用によって心に問題が起きることが 多々あります。

例えば、ステロイド。
これは一時的に使うならまだしも、
ステロイドと知ってか、知らずか何年も使い続ける方が意外と多い、
部分的だからとか、弱いからとか説明されて使い続けたりもします。
ステロイドといえば、アトピーというイメージがありますが、

咳が出る、
鼻が出る
そういうことでもステロイドを長く続けている方が
けっこういらっしゃいます。

最初はよく効くんです、でもだんだん効かなくなったりもします、
なぜでしょう?
それは
原因が治っていないから。
体は、SOSとして、咳や鼻水や肌の症状としてせっかくサインを
出しています。

例えば、ジャガイモが入ったダンボールにネズミが一匹いるとします。
ダンボールをあけるたびに、かじられている。
「あーぁ」と、ネズミにかじられたジャガイモを取り除くと
そこには、綺麗なジャガイモだけになりました。

かじられた歯型から、ネズミがいるということが分かっているけど
そのままダンボールを閉じる。
催眠ガスでネズミを眠らせる→一時的には被害がでない、
でも、ガスが切れると、ネズミがおきて、またかじりだす。

そして、また開けると、どれか かじられている。
ジャガイモがかじられるのを待つより、ネズミを最初に出しちゃおうよ!
そういう話です(!?)

ステロイドによっても、精神疾患が出ることがあります。

だから、申し訳ないですけれど、これまでの治療を否定するようで
心苦しいんですが、やんわりと、遠まわしにも、言わせていただいてます。
まず今のお薬を今後、やめていくという決断をお願いしますって。
そして、体の声と向かい合うということ。

出来れば、早ければ早いほうがいいです。

怖いことじゃないんです。
ネズミを出せばいいだけですから。

漢方薬はゆっくりダンボールをゆすりながら、
ねずみを追い込みます。


*最近、薬の副作用によって苦しんでいると、思われる方を
よくお見受けします。
ホルモン剤はとくに強いです。
その薬が本当に必要かどうか、
その症状の原因が何か、治し方の選択肢がどれだけあるのか
出来るだけ、追求していくことを続けてください。
答えは一つではないと思います。
ご自身の体はちゃんと知っています。「これだ!」という直感を信じて。
病気は失敗ではないんです、より良くなるハンターチャンス☆です。
恥ずかしいと思う必要もありません♪




一昨日の夕飯です



ホイコーロー
きんぴらごぼう
かき菜とえのきのみそ汁
炊き込み牛蒡と生姜のご飯

キャベツがなかなか手に入らないので、ホイコーローも久しぶりです。
美味しかったです。ちょっぴりピリ辛です。

牛蒡は、お通じをよくしたり、余分な熱をとったり、はれものをとったりします。そして、腎を補うので、冬にもいいお野菜です。
便秘をすると、ニキビや腫れ物が出来るという方にもいいです。