漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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玉屏風散(ぎょくへいふうさん)

2009-01-27 17:06:16 | Weblog
 花粉症や風邪の予防に飲んでおくのが
写真のお薬です。

玉屏風散といって 体のまわりに、宝石のように貴重で硬い
屏風をたててバリアを作ってくれるという
お薬です。

中身は、黄蓍・白朮・防風とたった3つの生薬で
出来ています。

ちょっとわかりにくいですが、
写真の 左のお皿の 上のほうのが黄蓍(おうぎ)、
下の左が白朮(びゃくじゅつ)、下の右が防風(ぼうふう)です。

漢方薬の名前のつけ方にはいつも感心させられますが、
この漢方薬もその中の一つで
私の大好きな処方です。

漢方薬は中に入っている薬味が少ないほど
効き目がシャープに出ます。
この玉屏風散はこれからの時期特に活躍してくれます。

このお薬をエキスにしたものが
写真の右のお皿に入っている衛益顆粒というお薬で、
手軽にお湯に溶かしてのめるように
なっています。

お皿は、長崎の三川内焼きなのですが、
こっちもお気にいりの一つです。