Reflections

時のかけらたち

食卓のなかの秋(星岡 2018.10) ・・・ feeling autumn in dishes

2018-10-14 23:10:52 | dish
今日は大幅に予定が狂い、今後の予定も狂いました。
予定では朝早起きして和服を着て、10時からの声楽のレッスン12時に終わったら
13時からの星岡の日本料理講習会に行くことになっていました。
着物を着て気分が悪くなったのは初めてで、初めて着てみるツグミさんから譲っていただいた
単衣を幅だししてもらたものと母のところから持ってきた帯・・多分祖母のもの。昔のだから短くて
たりなくなって締めるのもすごく焦ってしまいました。やっと着て写真を撮ってもらって
長襦袢の紐を締めすぎたのか気分が悪くなってきて、むかむかして、あっという間に戻してしまいました。
落ち着くまで横になっていたのですが、娘に着物は脱いだ方がいいと言われて、締め付けているのは
良くないと思い、せっかく着たけど脱いで寝ました。お昼になって、洋服で星岡に向かいました。

今日の声楽が行けなかったので、次回も同期会の受付をするため午前のレッスンは無理で
このままレッスンなくフェス当日を迎えるのは難しく、今回はフェスティバルにはでないことに
予定を変更しました。始めたばかりなのでもともと少し無理があったかもしれません。







お花はシュウメイギクとホトトギス


10月の献立

椀 盛  穴子しんじょう つる菜 紅葉麩
焼 物  秋あじ紅葉やき 
     はんぺん白菊揚げ
煮 物  さがとうふ
和え物  オクラと鶏かりん 山葵添え
酢 肴  茸みぞれがらみ
ご 飯  菊菜ご飯




ふたを開ければ




器の中は秋がいっぱい




見事な秋の輝きです





さがとうふは豆腐の中にオブラートで包んだ辛子をしのばせて、コーンスターチをつけて揚げます。







きのこの使い方がまた一つ増えました。大根おろしであえていただきます。




鶏のささみをカラッと揚げてオクラと和えます。




穴子がとても美味しかったです。




秋あじは鮭を表しています。ポテトとにんじんをマッシュして鮭の上に乗せて焼きます。




菊の花びら、と葉のみじん切りは湯炊きして炊き上がったご飯に混ぜるだけです。


具合が悪かったのに、美味しくいただけました。珍しく全部食べることができなかったので残りを持ち帰りました。


今日のまぼろしの和服

最初帯は藍田正雄にしようかと思いましたが、いただいた和服の裄と見ごろを広げてもらった時に
藍染だと帯に色が移るから気を付けてと言われていたので、いい帯は避けて、母のところから見つかった
民藝調の帯と、萩の花のどちらかにしようかと思っていました。








最終的にこちらにしました。急にこの帯を持っていたことを思い出し、合わせたらいいような気がしました。







いただいたこの着物を見ていたら、生地自体にぼかしがあり、織で細かい模様が入っていて
とても素敵なものをいただいたのだと再発見をして、自分のサイズに裄と身幅を出してもらったものです。
青い色がまるでフェルメールの青みたいですよね。素敵な着物を譲っていただいてありがとうございました。

あるばとろすさんの秋色の紬はあるばとろすさんが星岡をアップするまでお待ちください。
花織の帯と合わせてパッとするあざやかなしあげでした。和服もその時の気分で選んできると言いますが、
本当に気持ちが表れていました。

Oct.13  2018  Asagaya


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6 コメント

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ありがとうございます (岩瀬健一)
2018-10-15 14:46:10
メアド等がわからないため、コメント欄にて失礼致します。陶芸をしております岩瀬です。偶然、こちらのブログの4月22日の記事に拙作の酒盃とボウルが掲載されているのを家人が見つけました。かなり昔の作品を大事に金継までしてお使いいただいていると知り、作り手として大変嬉しく、心より感謝申し上げます。酒盃は特に懐かしい作品です。
私も拙いものですがブログをしております。
https://k-iwase.at.webry.info/
また、今週末10月20日~26日まで新宿の柿傳ギャラリーで個展を開かせていただきます。
https://www.kakiden.com/gallery/archives/29628/
もしご都合がよろしければご覧いただければ幸いです。
個人的なことですので、お読みいただいたらこのコメントは削除していただければと思います。
ありがとうございました。
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Unknown (sogno)
2018-10-15 15:42:17
東山魁夷さんの絵を彷彿させるような深い青が
美しいお着物ですね。帯&小物も色数を押さえて、
シックで素敵だなあと見惚れています。
私も時々、紐をきつく結びすぎ、早く家に帰って
脱いでしまいたい、と思う時があります。
加減がまだヘタなんです。
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ご縁 (あるばとろす)
2018-10-15 21:29:43
この日のコーデは着て出かけることはできませんでしたが、写真に撮っておいてよかったです。いいお着物ですね。私はこの帯も好きです。色々な方が大事にした着物や帯がご縁で届き、改めて楽しむことができるって着物の醍醐味ですね。
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ありがとうございました (カンカン)
2018-10-16 00:40:59
岩瀬様 コメントありがとうございます。
とてもうれしいです。私はこの器で日本酒を飲むのが好きでしたが、かけてしまって、ずっと何とかしたいと思っていました。茶道具屋さんとかいろいろ相談したのですが、やってくれるところがなく、岩瀬さんのブログを発見した時に直接お願いしようかとも思っていました。器スタジオTRYさんにお聞きしたら教えてくれるとのことで、自分でやってみることにしました。
40年近く前のことになるかと思いますが、松屋のギャラリーで何回かお会いしたことがあります。私はそのころ林辺正子さんの工房で織を教えてもらっていて、ちょうど松屋で作品展をして、林辺先生から岩瀬さんが見にいらしてくださって、作品を説明したとお聞きしました。
柿傳にはぜひ伺わせていただこうかと思います。
勝手なことばかり書いているブログですが、目に留まってくださり嬉しいです。
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着付け (カンカン)
2018-10-16 00:51:12
sognoさん コメントありがとうございます。
たくさんその方のお母様の着物を分けていただき、気に入ったものからマイサイズに直していっていますが、ある時なんて素敵な着物なのかと気が付き、あわてて作り直しに出しました。そして初めて袖を通したのに、この残念な結果です。着物に着なれていないのですね。今まで締めすぎたことはないのですが、前回の着付けがあまりにもぐずぐずだったので長襦袢をしっかりしておかねばと思ったのでしょうね。
家でも木綿がウールの着物を着てみようかと思っています。
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すてきな出会い (カンカン)
2018-10-16 00:56:37
あるばとろすさん、いつもありがとうございます。
せっかく着たので、娘に撮ってもらいましたが、相変わらずの愛想のない表情です。具合も悪かったし・・ コーディネートは残しておきたくて。
着物や帯が出会っていくという考え方も面白いですね。伝わっていくということは素晴らしいことです。
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