今年10年ぶりくらいに再会できた職場の先輩の声楽発表会に武蔵野公会堂まで午後行ってきました。
ピアノと声楽の音楽教室の発表会で何と朝9時20分からやっていて、声楽は午後2時20分ころからということで午後から
聴くことにしていました。ピアノを習っている生徒さんが66人もいたことに驚き。そちらは行っていないけれど子供が中心だと
思います。昔は多くの子供がピアノをやっていましたが、最近はピアノの先生をしている人たちからもあまり生徒さんが
いないという話は聞いたことがあります。変わって声楽の方はシニア中心の趣味で楽しんでいる方たちが好きな曲を
歌っていると言う感じ。ご夫婦で楽しんだり、親子だったり、93歳の方までいらして驚きました。ほほえましいものがありました。
難しいイタリア語の曲に挑戦されていたり、懐かしい日本の歌だったり・・
先輩の歌はイタリア歌曲でドナウディの「ああ愛する人の」と久石譲のStand Alone(NHKTVドラマ 坂の上の雲 より)の2曲。
Stand Aloneはその日本語の歌詞と共にすっと入ってきてとても感動的でした。歌にその気持ちを載せることがとても大切と
あらためて思いました。歌は何かを伝えるためにあると思うので、そこが一番大切。
私たちも原語でいつも歌っているのですが、歌詞がわからないとメロディだけではすべてを伝えられないと思いました。
そういう意味で安藤先生が今度「ある晴れた日に」を日本語でやってみようという試みはよかったかもです。
Joe Hisaishi - Stand alone NHKドラマ「坂の上の雲」主題歌”スタンドアローン” 久石譲(楠野麻衣)
O del mio amato ben(ああ、愛するひとの)/DONAUDY(ドナウディ)歌:小野友葵子
ドナウディ 私の愛する人の O del mio amato ben【イタリア歌曲/字幕で聴く歌曲】
ドナウディの歌曲初めて聴きましたが、テノールもいいです。
他の方が歌った歌では「百万本のバラ」とそして同じ方で歌われた「For You」がとてもよかったです。
「百万本のバラ」は加藤登紀子で聞きなれた曲でしたが、とても新鮮で、初めて歌詞をかみしめながら
聴きました。悲しいけれど幸せな歌です。
百万本のバラ 加藤登紀子
Covered by J-JUN『for you...』short ver./ジェジュン(J-JUN 김재중)
高橋真梨子の歌ですが、どうもカバーの方が良くて・・
ある晴れた日に ~歌劇「蝶々夫人」
プログラムにはトスティやプッチーニ、モーツァルト等、オペラの有名なアリアもありました。
「ある晴れた日に」が最後でしたが、イタリア語で歌っていました。まぁ日本語で歌う方がレアだと思いますけど。
素晴らしい声の持ち主でしたが、まだまだ表現できそうに思えました。
あらためて家に帰り、マリア・カラスを聴いてしまいました。
(写真は5月の新宿御苑のバラです)
追記)
ずっとホセ・カレーラスを聴きながら泥縄でボビンレースをやっています。
音楽が体の中を流れると、それはまた血液循環のように私を生かしてくれると思えます。
ホセ・カレーラスの音楽は私を幸せにしてくれます。
以前ヨガを習っていた時に最後の瞑想の時にまるで体の隅々までいい血が巡っているように
感じた時のように。私の身体は音楽でできているのかしら?と思えるほど。
そして最近はまっている中古のCDをブック・オフで予約しました。マリア・カラスの2枚です。
まさか歌のレッスンに通うようになるとは思わなかったけれど、イタリア語でSさんと知り合って
ベルカントのクラスを教えていただいて本当に感謝です。歌うということはその曲を深く理解する
ことなので、聞いているだけの時より、深まりました。
私の友人と十何年ぶりかに会えたのも、Sさんが有松絞の竹田嘉兵衛さんを紹介してくれて、竹田さんから
有松への案内をいただかなかったら実現していなかった。職場の先輩にも安本さんの「布で遊ぶ」の作品展が
また会うきっかけとなりました。この運命の糸が繋がってかけがえのない時間を作ってくれています。
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