Reflections

時のかけらたち

お正月は友達と落語のひと時 ・・・ enjoying Rakugo at New Year's

2024-01-07 23:51:59 | art

1月6日

1年ぶりの落語。昨年は行く機会がありませんでした。
人形町花緑亭の案内が届いてすぐ申し込み、落語の好きな友人と聞きに行きました。
お正月に落語もいいのではと思って。

初めて落語を聞いたのが、この人形町花緑亭。会場の大きさも落語を聞くのにはちょうどいい
劇場です。

会場は水天宮からすぐ近くの日本橋劇場。


 

1月6日

第29回 人形町花緑亭

柳家圭花 ふぐ鍋
柳家花緑 二階ぞめき
     柳田格之進

いつも演目がその日にならなければわからないのも楽しみです。
そして枕が楽しくていつも終わるのかしらと思うくらい長く続き、時に落語より長かったりして。

枕の中にたくさんの真実がちりばめられています。
落語は音楽と同じように聴衆がいてこそ成立する芸術。聴衆がいなければただの独り言ですから・・
完成することのない芸術とも。ざるの上から水が流れているようなものでいっぱいになったと思っても
流れて行ってしまう。それで精進が必要なのでしょう。花緑さんは飽きることがないと話していました。
自分がしたことは自分に返ってくるといういうのもふだん忘れていることです。

前座の圭花さんのも面白かったです。師匠からフォームを習っている感じがしました。でもやる人で全く
変わるのが落語で発展途上の二つ目の落語を楽しみました。

花緑さんの最初の演目「二階ぞめき」は2回目でしたが、前回とはやっぱり違っていて、変えて行っているのが
よくわかりました。一人芝居なのに周りの世界が目に浮かんでくるようでほんとうにおもしろい芸術。本当に
江戸の世界にこちらも入り込んでいくような感じです。そしてよく笑いました。

二つ目の演目は講釈もので、初めて聞くジャンルの落語でした。とてもシリアスで花緑さんの顔も引き締まって
いつもとは違いました。座って話しているだけなのにその状況が浮かんでくるのが不思議です。落語家は時に
脚本家にもなり、この格之進は最後の方でシチュエーションを自然な感じに変えていると後からネットで見て
知りました。お正月の高座にふさわしい重厚な作品でした。だって花緑さんが笑わないんだもの。
この「碁盤斬り」は草彅剛主演で映画化され今年封切されるとか。

演目が終わって、ロビーに出るともう花緑さんがいらして、いきなりの握手。格之進は初めてで俳優さんのよう
でしたと感想を言って帰りました。

友だちとお茶でもして帰ろうということになり、日本橋方面に歩いて行きました。

途中、銀杏八幡宮、銀杏稲荷に寄りました。











そのあとで、兜町の銀行をリノベしたというすてきな複合施設のカフェでおいしいコーヒーを
飲みながら、たくさんおしゃべりをしました。なんだか私の方がいろいろ話してしまって
聞いていただいてありがたかったです。暮れから新年にかけていろいろなことがあって
この方針でよかったのかなと思ったりしていたので。










 

兜町は金融の発祥の地ですが、今はすてきなバーが多そうなおしゃれなイメージに変わって
きていました。

厳しい新年のスタートでしたが、新年の落語会で楽しい一日を過ごすことができました。

Jan. 6 2024  Nihonbashi 

 

 

次回のチラシが置いてあったので友達とこれも行ってみようということになりました。


こちらは昼の部だけ行こうかなと話しています。新宿末広亭は初めてです。

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