3月10日
ひざの故障や星岡の休みもあり、半年も行けなかった星岡日本料理講習会。
やっと行くことができました。懐かしい場所です。
3月とは思えないポカポカ陽気。もうあじさいの花?
何か水ぬるむ頃っていう感じ。もう新緑の季節を連想させます。
部屋に入ればよくお会いする料理好きの方に再び会って、戻ってきたという感じ・・
講習の途中からはいつも遅刻のお茶の先生がいらっしゃいました。
3月の献立
前 菜 とんぶり山家和え
根みつば梅正油
菜種和え
椀 種 白身菜種しんじょう
菜の花 桜麩
焼 物 椎茸と鶏肉の鋏み焼
煮 物 海老芋含ませ煮
焼穴子うま煮
ご 飯 さくらご飯
先生とも久しぶりで、今回はそれほど大変な料理もなかったので、みんな料理の話を勝手にして
それはそれで楽しかったです。料理に対するいろいろな知恵が広がります。
菜種和えはタコ、きゅうり、うど、キクラゲを炒り卵と酢で和えます。
この切り方がもう無理。こんなに細く切れません。料理は包丁とよく言ったものです。
炒り卵も最後に酢をたらし裏ごしをするのですが、お箸をたくさん使って細かく
なればそれでもいいとのことでした。
歯ごたえもいいおいしい一皿でした。
和え物が3種もあってそれぞれおいしかったです。長芋とハヤトウリの味噌漬けととんぶりを和えたのも
菜みつばも歯ごたえがありおいしくいただきました。
ふたを開けた時の驚き。
しんじょうはハードルの高い料理です。卵を加え春らしく菜種をあらわしています。
底の丸い湯呑にラップを敷いて、塩水につけた白魚をのせ、すり身や卵で作った
しんじょう地をかけて蒸します。
さくらご飯は桜の色を残すためにご飯と一緒に炊かないで、昆布と共に軽く洗った塩漬けをつけて
出汁を取ります。炊きあがったご飯の上に乗せるとかわいらしく春が広がります。
見たことのない花です。
ここから表参道に向かいました。
南青山にあるとみひろに出来上がった琉球藍の帯を取りに行きました。
藍染めに弱い私です。もう買わないと思っても1年に一つくらいは買ってしまう私です。
とみひろの店長のMさんと久しぶりにおしゃべり。着物は着るのがお手入れよと言う
言葉に納得。着物を着るのは4カ月ぶり。
コーディネートは帰りに南青山のとみひろによる予定だったので、
とみひろで誂えた置賜紬のストライプに二葉苑で江戸更紗を習っていた時にセールで買った更紗の帯。
偶然買った帯が習っていた先生の作品でした。紬に紅花染がほんのり入っていたのでピンクっぽい雰囲気に
しました。
帯締めもとみひろの貝紫。少し春を感じて。
March 10 2023 Asagaya & Minami-Aoyana
追記)
とみひろのインスタに私の着物がアップされていました。
後姿があったのでありがたい。
置賜紬のストライプいいですね。私好みだわ。着物は本当に素敵。これだけは手放さなくてよかった!
私大好きです。カンカンさんにしっとりと寄り添って良くお似合いです。これからますます馴染んできそうですね。
「置賜紬」、初めて聞きました。
ほんとうにどんどん整理している紫苑さん、着物だけはとっておいて良かったですね。洋服はなくても着物があればなんとかなります。それに流行が全くなくコーディネイトが楽しめて、時間の流れは完全に無視できます。
4ヶ月も着物を着なかったのに、1週間で3回も着る機会があり、と言うか着物しか着るものがない、困ったときの着物登場もありました。
山形が発祥の呉服屋さんのとみひろで知った山形の紬が置賜でした。紅花の色が隠し味に使ってあるところがお気に入りです