Reflections

時のかけらたち

織と染の技 ・・・ art of weaving and dyeing

2019-01-21 23:59:22 | art
お正月を過ぎて、出来上がった着物を銀座まで16日の通院のついでに取ってきました。
二葉苑さんは昨年末に出来上がったというメールで取りに行ったら、まだで新年になってから
送られてきました。

昨年末の私の思いがけない出会いです。着物だと簡単に乗り越えられてしまうのが恐いです。
江戸小紋と更紗のコラボと米沢織の新しい試みです。

五代目・砂川裕孝氏による江戸小紋 松綱 と私が江戸更紗を習っていた二葉苑がコラボした
江戸小紋×江戸更紗という試み。 昨年教室の作品展を見に行った時にちょうど砂川さんが染の小道紺屋巡り
のイベントで話をしていたところでした。かけてあったピンク色の小紋がいい色で明るい色が着てみたいと
どこかで思っていたのか、顔映りもよく仕事もやめてもう買えないのだけど、自分の老後の安心な生活の首を
絞める形でお願いしてしまいました。砂川さんがいたので、八掛や仕立て代はすべてサービスとなりました。







こちらの色の方が近いです。


もうこれで最後という気持ちでしたが、「とみひろ」の感謝祭に行って、ちょうど米沢織の職人さんたちが
何名が来られていて、気になる工房があり、こちらは私の来年の予算で買うことになりました。
何ということでしょう! 若い職人さんで社長さんが自分で工夫して作り出していったものです。
この筬園工房に関する記事のリンクを最後に貼りましたので、興味のある方はご覧ください。
クリムトの絵のようなちょっと洋服地のような感じもするのですが、その風合いと色の揺らぎが
素晴らしくて、私のところに来てしまいましたが、これで飛び降りるのも最後です。





光の当たり方で色が全然違ってしまう面白さがあります。






〜米沢織250年の美技〜 紅泥染展


驚きの揺らぎ織 紅泥染筬園(おさえん)工房へ



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (としちゃん)
2019-01-22 07:58:11
素敵なものが手に入りましたね。
きっと美しい色でしょう。
「清水の舞台から飛び降りた」ようなお気持だと思います。
これが最後だと思っているかもしれませんけど、
怖いことに、これからも何回も飛び降りるかもしれませんよ(笑)。
素敵に着こなしてください!
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Unknown (sogno)
2019-01-22 09:00:00
うふふ、こちらですね~!例のもの。やはりカンカンさんが惹かれるだけあって、素敵で溜息が出ますよ。
どこかのブロガーさんが仰っていました。着物や帯は老後を楽しくしてくれる、って。自分へのご褒美、いいと思います♥
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スーッと魅かれる・・ (カンカン)
2019-01-22 10:12:10
としちゃん、これを最後にしたいです(笑)
全く買うとか考えていないときについでに出会っちゃうのですね。
癌検診に引っかかったことで、どちらにしてももう先の短い年齢になったことを実感しました。寒さも以前より感じるようになったし・・・
あと何年生きるか、着れるかと思うと、もう増やさないことを基本にしたいです。
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老後の生活 (カンカン)
2019-01-22 10:19:03
sognoさん、そうこれなんです。還暦どころか古希着物日記です。だから余命もうあまりないので、これ以上は年金生活に入ったので無理なのですが、レンズはなかなか買えないのに着物だと簡単にハードルを越えてしまうのです。
最近の検診の結果や自分の体力の衰えを感じると初めて自分が老人であることを認識しました。娘が高齢出産でまだ若い方なのであまり感じなかったのだけど・・
母や祖母が着物を残してくれなかったら、おそらくこういう展開にはならなかった、想像もしなかった老後です。でもおかげで世界が広がりました。
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