Reflections

時のかけらたち

非常事態 ・・・ a state of emergency

2020-04-01 23:55:13 | a day in the life


非常事態宣言が出ていなくても、すでに非常事態です。
TVの解説では非常事態宣言とロックダウンとの違いを説明していました。
政府は個人の生活の保障をしたくないのであくまでも自粛と個人の判断を求めています。
今日の説明では非常事態宣言が出れば医療現場にとって動きやすくなるので、日本医師会が爆発してからでは
遅すぎるので早く出してほしいと話していました。個人としての動きは今とは変わりません。娘も早く出して
ほしいと言いながら行きは徒歩で出勤しています。職場でも今は全員は出なくて、高齢者は待機させたり、半数づつ
出勤しているようです。お昼も偶然か全員分のお弁当を取って外に行かないで済むようにしているとか。

私も4月の予定はすべてキャンセルとなりました。歌舞伎の4月前半までの公演が中止となり、4月後半に
一応トライして券は確保していただけたのですが、状況がどう動いて行くのか心配なところです。
海外からのオケは来日できず、編物の補講も決まったところで、すぐ中止の連絡。始まるはずの日本語教育の
ヴォランティア講座も年の後半に延期、ベルカントは発表のフェスティバルも中止、レッスンは今のところ
ありません。ヨガスタジオは今日から再開なのですが、どうも行く気がしません。
全く動けないので、家の中でできることに専念と言ってもだらっとしてしまう日もあります。

冷たい雨の降る中、どうしても外に出なければならない用事もないので、おこもりです。
午前中は途中で気がついたNHKのプレミアム・カフェを一部見ながら作業をしました。

巨樹は語る はるかな いのちの物語   (初回放送:2005年)
愛知県で開催された「愛・地球博」に連動した番組。
日本をはじめ米国・中国・マダガスカル・メキシコなど、世界各地にある巨樹にまつわる物語を訪ね歩き、
「愛・地球博」のテーマでもある「自然の叡智」を探る。
はるかな時間を生き続けてきた巨樹を通じて森と人の関係を模索する。 
プレゼンター:樹木希林 
旅人:楳図かずお 忌野清志郎, 吉増剛造、日比野克彦, 大竹しのぶ、浅葉克己、立松和平

15年前のこの番組は忌野清志郎がふっくらしていて、吉増剛造は本当に若くて、時の流れを感じました。
ところどころしか見ていないので深夜また放送するので、録画しておくことにしました。

大竹しのぶが朗読した「チャタレイ夫人の恋人」が新鮮でした。庭の好きなイギリス人が作った庭を紹介して、
D.H.ロレンスが自然のままが好きで貴族が自然を作り変えてしまったイングリッシュ・ガーデンは好きでなかったとか。
チャタレイ夫人に出てくる大きな木の存在がこの小説が単なる恋愛小説でないことを感じさせます。文章が輝いていて
日本語訳でもその文章力の素晴らしさが感じられました。家にも父がこの本を持っていましたが、子ども心に裁判沙汰に
なっていた翻訳本であることは知っていました。ロレンスは紀行文「エトルリアの遺跡」を若い頃に読んで素晴らしいと
思いましたが、小説を読もうとは思いませんでした。今なら読んでみてもいいかと思わせる木の話でした。

それぞれの樹にまつわるエピソードが面白かったです。ブライアン・イーノのアンビエントがBGMに使われていたらしい。
樹が見ていた人間の歴史。

午後は「モダン・タイムス」をやっていて、チャップリンのスマイルに救われるような日々です。






5月の玉三郎の公演延期が昨日決まったことを、開催地の近くの和食のお店、縄屋さんから教えてもらいました。
玉三郎の丹後市での最後の公演が延期になったことが、縄屋さんのお店の再開の問合せ中にわかりました。
京都府の北のこのお店はジオデシックの前代表で京都造形大の教授をしていた小島さんとまゆりさんから
お話を聞いていてぜひ行ってみたいと思っていたところ、この丹後市文化会館と近いことが偶然わかって連絡を
取っていました。 まゆりさんのブログに縄屋の紹介があります。
一度見たいと思っていた玉三郎の舞もぜひ延期になっても行きたいものです。多分
私が見る最後の機会になるかと思います。あまり体調も良くないことを聞いたこともあります。



最後かと思うと見たい気持ちも募ります。


☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ 

寒い日に思い出したチャイのセットを取り出して、お鍋でぐつぐつ煮て暖かい飲み物を作りました。





体が温まりました。時間がある時しか作れません。

少し前に買った自由学園のクッキーと一緒にティータイムです。





昨晩は星岡で習った春野菜のごまひたしをうるいと春菊で作ってみました。練り胡麻と西京味噌、砂糖、出汁で
ごまだれを作りますが、野菜は割醤油をかけて絞ってからあえます。ほんのちょっとのひと手間です。




翌日のランチにうるいと春菊、舞茸でボンゴレを作りました。残り物をうまく使えると嬉しくなります。



ひとりのランチは全く汚い盛り付けですね!

時間があるので、乾物を整理して、保存食を何か作ってみたり、食も見直しです。
いろいろな意味で整理する時間が与えられた感じがします。

コメント (8)
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公園の中の別世界 ・・温室で ・・・ another world of the park

2020-04-01 20:07:20 | wonderland


今は忍耐が必要な日々。自粛に疲れて桜が咲き始めた頃、外の空気を吸いに歩いたけれど
今は運動のための外出も憚れるような感じです。ミネソタ州に住むペンパルも桜がきれいで癒される
とメールをくれましたが、以前行った植物園がオープンしていることに驚いていました。赤塚植物園は
今まで年末年始しか休園していなかったけど、今はどうなっているかしら?
ニュー・ヨークからの「家にいることで救える命があります」のメッセージがオーバーでないことが感じられる
日本でもおきているあっけない死のニュース。

2月の終わりでもすでに人が少なかった新宿御苑の温室の花です。現在、御苑は3月27日より閉園中です。

2月20日

病院の帰りに寄った2月20日の新宿御苑は人も少なく、寂しい感じ。
大木戸門から入ったのでまず温室から入ってみることにしました。何時もはあまり温室まで
行く時間がありません。




































































































Feb.20 2020 Shinjuku Gyoen National Garden


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