“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

単語整理にお勧めのノート

2013-01-20 23:36:12 | 日記
こんばんは。

最近使っていて捗りのよいノートについて書きたいと思います。


ナカバヤシのミニノートです。
手触りのよい特殊紙の表紙が売りです。

サイズは2通り、しろねこはA7は単語整理に使用、B7は四字熟語整理に使用しています。

・ノSー13ー1 レッド B7 A罫 40枚
・ノSー13ー3 スカイ B7 A罫 40枚
・ノSー12ー1 レッド A7 A罫 40枚

色はほかにも何通りかあるようです。
ページにはミシン目が入っています。ミシン目については、余り繰り返しページを捲ると外れてくるので、なくてもいいのですが、
ミシン目のないノートとなると、気に入ったものがなかなか無いのです。

因みにルーズリーフファイルでお気に入りのマルマンF381ー02 ブルー と同じデザインのリングノートは、リングがごつごつしていてしろねこの手には少々フィットしにくいのです。

一冊40枚以上のものが欲しくなりそうですが、これ以上分厚くなると綴じ目の辺りが丸まり書きにくくなるので、これがベストなのでしょう。

手触りもよく携帯する勉強に便利、デザインも上品でお気に入りです。

あと2週間

2013-01-19 21:57:11 | 日記
24ー3まであと2週間となりました。

漸くセンター試験当日を迎えた今日ですが、
生徒を会場付近で送り出した後は、明後日データリサーチ以降の下準備でまた学校へ。
生徒はこれからが正念場で、
明後日の結果を受けた精神的なケア、メンテナンス、
授業は大学個別試験に向けてレベル別に教材準備・添削指導を担当生徒が全員受かるまで繰り返します。

それらと調整をつけながらの個人的な勉強、
どこまで踏み込めるか、
今日も大半があっという間に過ぎてしまい、鈍い不安が襲ってきました。

最近はあちこちの問題を解く日々でしたが、
今回と前回24ー2の勉強過程での間違い箇所を整理して記憶する修正作業に、明日ぐらいから入りたいと考えています。
新しいことより、確実に目を通して記憶を修正していきたいと思います。

今日は自宅に異例の19時半に帰り着き、昼間の疲れも大分取れたので、
明日センター2日目の送り出しに差し支えない程度に、
今から2時間ほど頑張ります。

憧れというもの

2013-01-18 01:54:40 | 日記
今晩は。
ここ数日、ニュースでは首都圏を中心に、全国的な積雪の話題が盛んでした。
しろねこの地域では、13日(日)には雪が無く見た目濡れているだけなのに実際は徒歩でも怖い朝の道路凍結、14日(月)成人の日に著しい積雪、15日(火)には根雪になっているのを雪掻きして夜には踏み固まった分が再び凍結、一昨日16日(水)には降雪が見られるも漸く屋根の雪が解けて落ち始め、昨日17日はまた新たに少し積雪がありました。

タイヤにチェーンを付けた通勤バスに揺られながら朝の雪景色を眺め、「雪」に因んだ漢語を浮かべてみようとしたのですが、
しろねこの好きな四字熟語「雪魄氷姿(=梅の形容)」と「雪花菜(=おから)」が頭の中を過(よぎ)ったきり、後は何も浮かんでこないではありませんか…。
我ながら語彙力の乏しさに項垂れるばかりです。
そうそう、普段仕事で漢文を解いてる割には、「雪辱を果たす」が即座に出てこない。「雪(すす)がなければならない恥や罪」が、差し迫って自分に無いからなのか…我ながら、いまひとつ言葉の瞬発力が弛緩しているようです。
別の視点で考えると、雲や雨と同様、雪にも降り方や形質によって様々な名前があるようですが、それについてはここでは措きます。

24-3漢検まであと16日です。今更ですが残り日数の無さに驚いています(笑)。
今回も毎日数十分ですが、過去問の復習に専念するのに終始しています。
辞書浚いは相変わらず心の片隅にありながら、勉強の全貌を考えると時間の問題で難しいです。
最低限、気になるところはいちいち引くしかありません(それも落ち着いて出来ないことがあるのでそれは今回は避けたい)。
語彙範囲は広げられませんが、取り組んでいることについてはなるべくやっつけ勉強にならないよう心掛けています。

センター試験までは愈愈残り1日となりました。
しろねこの担当教科である国語は、最早時間を計って問題を解くことを終え、ここ数日は解法解説若しくは最終的な語彙力の詰めをする段階に入っていました。
泣いても笑っても、センターから個別試験迄のあと十数日で、彼らのここ数年の未来が決定されつつあるのだと思うにつけ、とにかく出来ることを思いつく限りやってほしい、また自分もそれに求められる限り付き合おうという毎日です。
受験するのは彼らでありしろねこではないのですが、やはり何か「枕戈待旦」のような心持ちでいます。

最近思うことは、
好きな言葉や漢字の記憶に纏わる自分のエピソードを想起した際に、改めて浮かんでくるキーワードは
「憧れ」
なのかもしれない、ということです。

今でも(多分これからも)時々「何のために漢字をはじめとする言葉の勉強をしようと望むのか」と自問自答するのですが、
そしてその問いに対しては、「国語科教員」として教材を扱う際に役立つという大義名分以外、大して実用性も発展性もない自己満足の領域に過ぎない理由しかない、と消極的に独り考えを収めることも多いのですが、
しかし他方で、同じ独りよがりでも自分に前向きになれる動機の端緒といえば、「憧れ」なのかもしれない、と先日思い当たりました。

言葉は千差万別の器であり、その中に込められた一つひとつの意味は個々の器の姿を借りて、日常会話においても芸術的な表現活動においても、万華鏡のように濃やかな魅力を醸し出しているのだと思います。
言葉は表現活動の手段の一つに過ぎず、伝達のための演出要素には非言語的なものも勿論あるわけですが、
自分が憧れる文学・音楽・絵画・映像・舞台・踊りなどの表現内容や、それらの背景になる抽象的な表現意図を、より多岐に渡る精緻な言葉で深く味わい理解できたら、と思うことが近頃増えてきました。
憧れる対象を表している一つひとつの言葉は、その意味に対して何かオーダーメイドのような特別な感じがするのです。
そう考えると、この世に存在する、ありとあらゆる意味の器を追いかけ続けることに一生を費やしてもいい、という思いに駆られます。

今はこのような感想で止まっていますが、
この先も漢字を勉強し続けることで、もっと考えを高めて実践に移していけたらよいと思います。

謹賀新年

2013-01-07 23:51:03 | 日記
今晩は。

新年のご挨拶がすっかり遅くなってしまいましたが、
明けましておめでとうございます。
今年も恐らくこのような更新ペースのブログではありますが、
気持ちを新たに引き締めてまた頑張っていきたいと思いますので、
何卒宜しくお願い申し上げます。

今日は早くも1月7日、七草粥の日です。
春の七草は漢字で書くと、
芹・薺・御形・繁[糸+婁]・仏座・菘・清白
となります。
薺・菘は1級問題で慣れている反面、
御形などは却って浮かびにくいかも知れません。

今日しろねこはといえば、実際は七草粥をいただいたわけではなく、
仕事の後で母とドーナツ屋さんでお茶をしてから、
大根おろしソースで唐揚げを食べたという展開でした。
この年末年始は三が日を除いて受験生と合宿だったので、
(食事は縁起担ぎで豚カツを何回か出してもらったりしました)
母と街で過ごすのは少し久しぶりだったのです。

ドーナツの当て字は何だろうと考えて引いてみると、
中国ではミスドのことを「美仕唐納磁」と表記するらしく、
沖縄のドーナツに似た揚げ菓子は「砂糖天麩羅(サーターアンダーギー)」と書けるらしいです。
後者は実際のドーナツをイメージしやすいですが、唐納磁のほうは本当に音繋がりに尽きるのでしょう。

さらにトンカツにいたってはどう書くのかよく判りません。

しろねこにとって、唐納磁と同じくらい食べ物の感じがしない表記のひとつが、
車厘(ゼリー)です。
いっそ車の形に型抜きしたら、しっくりくるのかも??

などと今年も思考が迷走していますが、
迷走から時には新たな発見もあることをも目指して、
言葉と関わっていきたいと思います。