新しく作られた街「みなとみらい」・・・・
横浜そのものも新しい街で、歴史ってない都市なんですが・・・・
今、ちょっと小さな歴史建造物を、垣間見る事ができるんです
横浜の歴史は、黒船来航から始まることになるのです
江戸幕府が、何もない寒村・横浜に上陸許可を出して、たったの169年・・・
歴史と言えるものは、無いのは当たり前ですネ
その横浜の街の中でも、さらに新しい街が「みなとみらい」なんです
桜木町駅を降りて、みなとみらいの街に出るには、2つの流れがあります
ひとつは、駅前広場を左に出て、
エスカレータを登り、動く歩道に乗り、ランドマークタワーに入る流れ
2つ目は、駅を出てまっすぐに進み
帆船日本丸交差点を渡り、斜め右にある「汽車道」を歩き、赤レンガ倉庫方向を目指す流れ
その2つ目のルートなんですが、今、新しい歴史的構造物を見る事ができるのです
鉄橋が見える歩行者専用道路が「汽車道」。
週末や休日を中心に、仕事の行き帰りの人や観光の人など
「汽車道」には多くの人通りがあります
おそらく何も考えずに歩いている人が、多いのでしょうけど
この歩行者専用のウッドデッキ道には、錆びた線路があるんです
この線路、明治44年(1911)、113年前のものなんです
現在の横浜駅から、東桜木町駅(桜木町駅東側に駅があった)を通り
新港埠頭(横浜港駅)を経て、横浜税関を結んでいた鉄路なんです
多くの埠頭や倉庫近くを通り、横浜税関と現・横浜駅経由で東京を結んでいたんです
実は今、この汽車道のウッドデッキ木材を、
滑り難い新しい木材に替える工事が始まりました
その工事現場で、113年前の、鉄路の枕木やバラストなど見る事ができるんです
あまり注目されていませんが、言わば「遺構」のようなもんで
先日、私は見に行ったんです
品川駅方向の写真。すぐ左側が、現在のJR桜木町駅(当時の横浜駅)
ちょうど横浜市の担当者さんと現場監督らしき人がいました
私の声掛けに応じ、簡単な説明をしてくれ、
フェンス際での写真撮影を、快くさせてくれたんです
古いウッドデッキ木材を剥がし、
明治時代後期の枕木横に、コンクリート製枕木を設置していました
そこに新しいウッドデッキ木材を留めるアンカー鉄骨を設置しています
昔の横浜港駅方向の写真。右に見える建物・ナビオス横浜の下を抜け、赤レンガ倉庫北東側に税関駅の遺構も残っています
私は、ちょっと歴史を鑑(かんが)みて、ちょっと感慨深く写真を撮っていました
・・・が、横を多くの観光の人たちは、ただ通りすぎて行くんですが・・・・・
鉄道マニアの姿も、横浜の歴史を探る人の姿もありませんでした
工事は、もうしばらく続くようなんで、
興味のある人は、ぜひ、覗いてみてください
但し、タダの工事現場で、面白みは全く無いですけどもネ・・・・・・