ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

連休後半 2日目

2017-05-04 | うんちく・小ネタ
■連休後半2日目です。
今日は、かねてより行く機会を伺っていた写真展を、見に行くために、恵比寿の東京都写真美術館に行ってきました。「日本写真開拓使」を見に行ったんです。正式な名称はメチャクチャ長くて「総合開館20周年記念〈総集編〉夜明け前知られざる日本写真開拓使」というのである。写真仲間でもありブログ仲間でもある「越後屋さん」が、もう一つの写真展の招待券と共にくださったものです。

■江戸時代後期~明治時代中期まで、いわゆる日本の写真における黎明期の写真を集めた写真展なんです。
江戸末期に近い頃から、明治時代におけるよく耳にする名前や出来事の写真が見られました。入場したのは10時半頃。早い時間のつもりでいたんですけど、結構、お客さんが入っているんです。

■当時、写真を写してもらえる人って、限られた人なんですネ
位(くらい)の高い武士、豪商人、歌舞伎役者・・・・写真を撮るのに高い費用が掛かったのでしょう。そのほとんどが、思っているより小さな写真です。その写真、桐箱(きりばこ)に入っていたり、立派な額装されていたり・・・・と、撮ってもらった写真をとても大切にしていた様子が伺えます。写真が普及するにつれ、観光的写真が増えてきます。庶民にも各地の寺院や美しい風景が紹介されてきて、人の往来が出てくるようになるようです。その後、明治時代に入ると報道写真的意味合いが強くなり、甚大災害や戦争の写真が登場しています。

■一般的な写真展って、写真やカメラマニアが多いのですが、この写真展は、一般人の入場者が多いようです。
それだけに、いつもと異なった熱心さあるんです。現物の写真が小さいものですので、顔を近づけて見なければなりません。それ故、流れがとても悪いんです。展示も角奥まであったり、人が立ったまま見れるような背高のショーケースが並べられていて、人の動線が往復運動になって見難(みにく)いのです。低いショーケース展示の上を、スライドのスクリーンにしている箇所が何か所もあり、スライド写真が人影で欠けることもありました。展示方法について、一考を必要とするように思えました。

■見学後、ミュージアムのカフェで休憩しました。
ここらで東京の街並みに詳しい越後屋さんがいると、面白い街並みに連れてってくれるんですが、田舎者の私にはそんな器用な事はできませんでした。お上(のぼ)りさんらしく、恵比寿ガーデンプレイスタワーの38階の上がり風景を見て、エビスビールのギャラリーとミュージアムショップを見て帰りました。

■その後、わざわざ横浜に戻り、食事と買い物をしたのです。
家に戻ったのは4時半頃でしょうか・・・・・・ なかなか面白い一日でした。
越後屋さん、写真展の招待状、ありがとうございました。