資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

中小企業等強靭化対策事業指導人材育成研修

2019年08月04日 | 診断士活動(実務従事他)

 中小企業庁の「中小企業等強靭化対策事業指導人財育成研修」という長い名前の研修を受講してきた。東京でも実施しているが、日程の都合上、大阪での受講である。

 この研修は、資格で言うと、事業継続管理者の方、防災士の方、中小企業診断士の方が集まっているそうだ。そして、講師の方が言っていたが、経営に深くかかわりを持ってほしいため、今回は、中小企業診断士がピッタリの研修であるそうだ。

 BCPは企業経営と密接に関係するが、BCPの専門家は、経営のこと、わかってるのか疑問に思ったことがある。あるBCPの研修会のワークショップで、あるBCPの専門家は「BCPは不変だ!」という。私は、企業経営は外部環境に合わせて内部資源を変えていく、従って「BCPなどは外部環境が変われば、変わってしまう」と言って、怪訝な顔をされたことがある。もう議論は止めた。

 講師の方は、BCPの専門家は経営を見ずに、まずリスクを見てしまう。これではいけないと。ということで気分よく研修を受ける。今回の研修のポイントは、今までの小難しいBCPの導入方法を変えて、経営者にとって、自社のBCPの目的は何かを考えてもらい、その後BCP導入に入るという、ことのようだ。

 この研修は、中小企業が、「事業継続力計画」を作成して、認定を受けると、税制や減価償却などの優遇、補助金の優先順位が上がるなどのメリットがある。この申請の書き方の指導をするための研修である。また、この研修を受講しても修了証が発行されるわけでもなく、別に診断士だけが指導できる訳でもない。ああ、わざわざ大阪まで来て、あんまりメリットのない話を聞かされた。

 この事業継続力の申請は、BCPに比べて簡単になっている。記入字数は少ないが、作成目的が重要だ。これなら半日もヒアリングすれば十分作成できる。機会があれば申請のお手伝いをしてみたい。事業継続力の申請を希望する中小企業さんは、私のホームページから、メールでお申し込みください。

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