資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

久しぶりに三橋節を聴く!!

2016年11月20日 | ビジネス・経済

 金曜日は四谷で、久しぶりに三橋貴明氏の講演を聴いた。三橋氏のブログで無料のオープンセミナーの聴講を募集していたため、これに応募したものだ。このオープンセミナーは、東京都トラック協会のロジスティックス研究会が主催したもので、ここに一般の聴講者枠があったものだ。

   

 さて、講演タイトルは、「日本の人手不足解消の試金石!運送業界の生産性向上を!」である。講演は約2時間、質疑応答も15分ほどあった。いつものように数字やグラフをふんだんに使った講演だ。

 今回の要旨は、現在、日本、特に地方は、大変な人手不足、若年失業率は日本は6.5%で主要国では最低、スペインなどは何と58%だ。そして日本の完全失業率も現在、3.0%、日本の完全雇用は2.3%、地方はほぼ完全雇用だ。これはバブル時代以来の数字。有効求人倍率は1.38%、正規社員も0.88%、これは史上最高だそうだ。

 なぜか、別にアベノミクスの成果ではない。「少子高齢化」の影響だ。少子の方では、働く若い人はどこにもいない。給料を上げても、いないものはいないのだ。これをピンチとみるかチャンスと見るか。成長のチャンスである。高齢化の方では、お年寄りは長生きで、医療介護の費用はさらに増加する。つまり需要の増加だ。

 世の中は、現在の供給が需要を上回る「デフレ」から、需要が供給を上回る「インフレ」状態になっていく。このギャップを埋めるためには、「生産性向上」しかない。設備投資、公共投資、人材投資、技術投資の4つだ。少子高齢化は、ビッグチャンスだ。よく人口が減っているから成長できないなどというのは間違い。人口の減少率は年率0.2%、GDP伸びはは2,3%だから誤差のレベルだ。

 そして生産性向上ができるのは日本だけ。なぜかというと、日本以外の失業率は非常に高いため、生産性向上を図ると、もっと失業者が増えてしまう。こんなことはその国の政府はやらない。しかし日本は絶好のチャンスなのだ。安倍総理が少子高齢化は「人口ボーナス」だ、と言ったがこれは正しい。(正確には、ここだけ正しい)どいうわけでどんどん投資をすべき、が結論であった。久しぶり(4回目かな)の三橋節を聴いて、スッキリした。

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