日曜日は、1級管工事施工管理技士の実地試験講座を開催した。ある建設会社さんから依頼があったものだ。先方の会議室にお邪魔して終日実施。実は管工事の講座は初めての開催だ。
講座で主にやるのは、経験記述。実施試験は、施工図の問題、管工事に関する説明問題が選択で、ネットワーク工程表か法令がこれも選択で、最後は経験記述と合計4問解かないといけない。学習法は、やはり過去問題。経験記述以外は、市販の問題集には解答が載っているため、わざわざ講座で演習する必要もない。
ところが経験記述は、解答がない。問題集には模範解答が出ているが、これを丸写しすると、大幅減点か不合格になる。私も土木施工の添削をかなりやっているが、丸写しの答案はすぐにわかる。ということで、経験記述と添削が中心だ。
事前準備として、販売されている管工事の実地試験問題集を3種類購入。なんあに多くの種類の問題集が販売されているわけではない。内容を比較して、一番詳しそうな問題集を指定し、これをお客様の会社事務局に購入してもらう。そして講座はこの問題集を使う。
はじめに経験記述の書き方を講義する。そして事前に書いて来てもらった答案を各自修正して、私が添削、各々二度ほど添削する。 管工事の経験記述は、土木施工に比べて、解答の文字数が少ない、土木が20行に比べて管工事は10行程度だ。従って、無駄な記述はせず、キーワードを入れて、さらに日本語文法を正確に使い、慎重に書かないといけない。
この日のテーマは、工程管理と受け入れ検査。最後は、立派な答案になった。来月もう一回、添削と模擬試験を予定している。資格試験の講座の効果は、はっきりしている。合格率でわかるからだ。新分野に挑戦、滑り出しは順調だ。