![]() |
ラクラク突破の1級土木施工管理技士[実地試験]要点チェック2016 |
クリエーター情報なし | |
エクスナレッジ |
1級土木施工管理技士の講座講師も大詰め近くなってきた。現在講座を実施している企業さんは、実地試験の講座。全5回のうち4回が終了した。残りは最終回の実地模試だけである。
実地試験のポイントは、なんといっても「経験記述」だ。しかも、他の試験、管工事などと違って、この土木だけは、自社の経験記述に限られ、ウソがばれたら失格となる。
従って、私の講座では、特にこの経験記述の添削を重点化している。最近の経験記述は、工程管理、安全管理、品質管理がサイクルのように出題される。昨年は、受講生の一番苦手の品質管理で、合格率も低かった。
安全管理なら、明り掘削の安全や、ガス漏えい事故、酸欠事故、熱中症防止、交通事故など沢山の安全課題がある。工程管理なら、複雑な工事で、ネットワーク工程表を用いて、クリティカルパスを使うとなど、工程の短縮や工程遵守の課題が書ける。
しかし、品質管理は別だ。ライフライン工事の場合、品質に該当するものは少ない。埋め戻しの薄層転圧か、道路舗装の落ち込み防止くらいに絞られる。他にはポンプ排水やテントを張り、水の影響 を少なくすることか。
それでも私は、受講生の皆さんに、安全、工程、品質の3つを揃えて、本試験でなにが来ても対応できるように、と指導している。今年はもう品質管理は出ないだろう、すると合格率はグッと上がるんだが。さあ、受講生の皆さん、ラストスパートですよ!