goo blog サービス終了のお知らせ 

資格マニアの徒然草ブログ~人生は八合目からが面白い

このブログは、すでにアメーバブログに移行していますが、9月まで並行して更新していきます。今年は百名山完登が目標です。

ほっこり私の百名湯巡り2〜日光湯元温泉

2023年07月25日 | 温泉&健康資格とその活用

 

 北岳間ノ岳から帰って三日、時はまだ梅雨、梅雨前線が日本列島を北へ南へ毎日動いてる。月曜(7月17日)、は絶好のお天気予報、という訳で、日光白根山に登ることに決めた。ただし遠い。前日の午後、日光湯元温泉に前泊する。

 東武特急とバスを乗り継いで18時頃、日光湯元温泉、日光グランドホテルほのかの宿樹林へ。三連休の中日、じゃらんだと、ここしか空いてない。

 温泉分析表によると、源泉は一つで、各旅館に配っているようだ。湧出量が338リットル/分というから一度に3百人が入れる量だ。

 この宿も、浴槽・脱衣所にはカメラは持ち込めないから、今日は温泉の写真はなし。温泉分析表からデータを読み取る。泉温74.6℃と高温、ペーハーは6.78の中性。溶存物質は、1.43gと、これも規定値をクリア。そして特殊成分では、総硫黄のうち硫化水素イオンがなんと16.5mg、で規定値の1mhを大幅にクリアする。

 硫化水素って、労働安全衛生法の酸欠の世界では、10ppmが許容濃度とされている。従ってこの温泉も常時換気をしていて、ちょっと寒い。

 陽イオンは、ナトリウムとカルシウム、陰イオンは、硫酸、それに炭酸水素が主だ。これで泉質は、含硫黄ーカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)となっている。

 これって、旧泉質だと、硫黄泉、石膏泉、亡硝泉(亡は草冠)重曹泉、重炭酸土類泉となる。こんなにもいろいろな泉質が入ってる温泉って、私は初めてだ。

 というか、日光湯元温泉は何度か来てるが、ちゃんと分析表を見ていない、あんなちいちゃな文字がごちゃごちゃ書かれていてよくわからん表、見てる人なんていないよね。でもたっぷり楽しめる表なんですよ。

 もう一つ付け加えると、硫酸塩と炭酸水素塩、硫黄泉はどれも美人の湯。ペーハーだけは中性だが、美人の湯、四大成分のうち三つが入ってるものも、私は初めて見る。最後に温泉の泉質別適応症は、きりきずに皮膚関係が多い。

 風呂に入るときに、貴重品を預けるロッカーがあるが、そこで使う百円玉、真っ黒だ、おそらく硫黄の影響だろう。

 日光湯元温泉、もちろん日本百名湯にも入ってる温泉だが、あらためて来てみると凄い温泉でした。明日は、日光白根山、登るぞ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっこり私の百名湯巡り1〜城のホテル甲府

2023年07月23日 | 温泉&健康資格とその活用

 今日から新しいシリーズを開始する。このブログの百名湯巡り、ダラダラ書いてもしょうがない、番号を振る。百になるまでだ。

 さて、初回は、甲府駅前の「城のホテル」。北岳間ノ岳の帰りに泊った、ビルの13階にある温泉だ。ここは、もう3回目の宿泊になるが、源泉は「欣明温泉」という。温泉スタンドからのお湯だが、この泉質がなかなかなのである。

 泉質は「ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性温泉)」。泉温38.8℃と温泉の規定値をクリア。ペーハー8.4の弱アルカリ性、溶存物質が1.235g/kgと療養泉の規定値をクリアする。また特殊成分は炭酸水素ナトリウムも357gで規定値の340以上だ。炭酸水素ナトリウムは重炭酸ソーダ、重曹だ。

 ということで結構な成分を含んでる。弱アルカリ性で炭酸水素泉は美人の湯だ。美人の湯が肌の角質を落とすツルツル感を出すが、一方で、塩化物が多いから、肌を保護する保湿効果もある、リンス・イン・シャンプーの理想的な温泉だ。

 温泉の前には、江戸時代の甲府の説明がある。柳沢吉保が活躍した時代だ。狭間風の展示や、当時の貨幣などがガラスケースに入れて展示されている。この展示もなかなかだね。

 もう一つ、甲府駅前のこのホテルは、百名城甲府城、かつてのお城の構内になる。下には天守台や甲府駅などがよく見える。百名城の構内にあり、天守台のそばの温泉だ。江戸時代、このお城の中にも温泉が湧いていたそうだ。ただし源泉は当時とは別もの。

(甲府城の天守台がすぐ下だ)

(甲府駅前、復元の門もある)

 ということで、異例づくめの温泉です。甲府出張の際などはこの温泉を利用されたらいかが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっこり百名湯めぐり~総硫黄とメタケイ酸の中房温泉

2023年07月10日 | 温泉&健康資格とその活用

 梅雨の晴れ間(7月3日)、燕岳(つばくろだけ)の前泊で中房温泉に泊った。この温泉は日本百名湯の一つ、源泉が何と29ヶ所、100%源泉かけ流しだ。源泉によって多少成分が違うが、共通するのは、メタケイ酸と総硫黄。

 まず、不老の湯へ、浴槽は趣があるのだが、とにかく熱い。広い浴槽に水を入れるのも無理そうだ。

 諦めて、御座の湯へ。ここは藩政時代に松本のお殿様が入ってた湯だ。先客が水を入れてくれたおかげで、ちょうどいい湯加減。100%かけ流しは、いいのだが、冬と夏とでは、全然違う。水冷か空冷かして水を冷ますのだが、この加減が難しい。ここは100%かけ流し、やっぱり湯加減の調整には苦労するようだ。

 風呂上がりに庭を散策。温水プールがある。

 そして、「湯本大弾正」という何だかすごい名称の表示。蒸気が吹いてる。ここが一番の源泉なんだろう。

 源泉に珪酸がこびりついてる。これが膠状珪酸(こうじょうけいさん)と珪華(けいか)の天然記念物だそうだ。温泉成分は、メタケイ酸が規定の5倍も入ってる。

 飲泉もある。飲んでみたが、何かとろっとした感じ。

 まだまだ源泉はあるが、この辺で。

 江戸時代から栄えた温泉だったようだ。

 夜、寝る前にもう一度と、大湯へ。こちらも、とにかく熱い。こちらはホースじゃなく、水槽から水を桶で汲み上げて冷やす、キリがないので入浴は諦め、かけ湯だけ。

 廊下に、秘湯のスタンプがある。全国で158個もあるのか、こりゃ、今から集めるのは無理だな。

 

 そして翌朝、7時前に朝食、7時半に燕岳に出発。続きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっこり百名湯めぐり~西の大関、有馬金泉銀泉にたっぷり浸かる

2023年07月08日 | 温泉&健康資格とその活用

 六甲山から降りての愉しみは、有馬温泉、江戸時代からの温泉番付では、常に西の大関だ。ちなみに東の大関は草津温泉、江戸時代、横綱はいない。私が泊った宿は、若者・外国人向けのお安い宿、風呂はついてない。街の湯へ行けと言う意味か。

 まず、金泉へ。外壁に親切にも温泉分析表が貼られている。写真を撮って、ゆっくり分析しよう。

 金泉の入口、夕方のため混雑。

 中は、かなり混んでる。しかも言葉が日本語じゃない。とにかく入浴したが、混んでてゆっくりと疲れを癒すなんて感じじゃない。それでもお土産に温泉タオルを買い、名物のてっぽう水(サイダー)を飲む。

 湯上りは、なかなか冷めない、塩化物泉だからか。このままでは、どうも不満で、少し離れたところにある銀泉にも行ってみる。こっちはそんなに混んではいない。

 しかも、日本語だ。こっちの温泉は、ゆっくりできて癒される。ここで登山の疲れを取ろう。

 銀泉には、源泉が2つあるようだ。こっちもあとでじっくり。街中を歩くと、温泉番付が掲示されている。もちろん、有馬は西の大関だ。

 さて、宿に帰って、温泉分析書を見る。まず、金泉。おやおや、写真をよく見るとこの写真は、太閤の湯という銀泉のだ。しようがない、温泉科学会の雑誌から有馬1号泉と2号泉混合のデータをもとに書く。(なんで金泉の建物に銀泉の成分分析が貼ってあるんだろ?)

 泉温82℃、pH6.2、溶存物質は40g/kgと凄い量だ。温泉の基準は1g以上だから40倍だ。含鉄ナトリウムー塩化物泉。保温効果バツグンの温泉だ。そう言えば、なかなか冷めなかったなあ。

 また、特殊性分では、リチウムが規定値の25倍、ストロンチウムが3倍、バリウムが5倍、マンガンが2倍、鉄が10倍、ケイ酸3倍、ホウ酸40倍、という凄い値だ。ただし採湯量はデータがない、源泉が枯れないか、ちょっと心配だね。

 しょっぱくて金色(実際は茶色に近い)の湯は、このあたりからだ。これだけ濃い温泉は、日本広しといえども、たぶん、ここだけだろう。

 次は、銀泉。銀泉は2種類の源泉がある。まず二酸化炭素含鉄単純冷鉱泉(低張性弱酸性冷鉱泉)二酸化炭素が1010mgと、基準の250gを大幅に上回っている。サイダーになるほどの炭酸だ。ただし12リットル/分と採湯量は少ない。 

 もう一つの銀泉は、単純放射能温泉(低張性中性低温泉)、特徴はラドンが1060Bq(ベクレル)>74 だ。ラドンの効果ってなんだろ。今までほとんど出てこなかったから、よくわからない。

 さて、肝心な金泉の分析表を取り忘れて、気がつかないまま、翌朝も8時から開店ということで、宿を出る。宿は、こんな建物で、入口はカフェになってる。朝のカフェは近所の方だろうか、結構賑やかだ。

 そして、再び入浴。朝は、外国語も聞こえず、空いてて、ゆっくり入れ、リラックスできた。

 再び、てっぽう水(有馬のサイダー)を頂く、ゲップが出た。金泉の外には足湯があるが、朝のため、誰も入ってなかった。そして、今日の予定、お城巡りへ。(ブログは一旦終わりにします)

 金泉、どうも不満だな、できればもう一度ゆっくり入って、分析表、確認したいね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっこり百名湯めぐり~乳頭温泉郷の一つ大釜温泉へ

2023年07月01日 | 温泉&健康資格とその活用

 玉川温泉から一旦田沢湖に戻り、再び奥の乳頭温泉郷へ。乳頭温泉、実は乳頭温泉という温泉はない、鶴の湯、黒湯、妙乃湯、大釜温泉、蟹場温泉、孫六温泉、休暇村の7つが集まって、乳頭温泉郷と称している。

 そして一番人気のあるのが、鶴の湯だ。白濁した雪見の温泉。調べて見たが何か月も先まで予約が埋まっている、しようがない空いている温泉で、ということで大釜温泉になった。

この温泉の建物は小学校の校舎を移築したそうだ。 昔の建物は、何でも学生の心中事件があり、全焼してしまった。 その代わりに小学校の建物を移築したそうだ。

 温泉は、内湯と露天。 源泉かけ流し風呂という認定証書が飾ってある。 こんな証書あるんだね。

 泉温94.2℃、ペーハー2.55。 こっちもなかなかの温泉だ。 温泉成分は、総量0.92gと、ちょっと基準には足りない。 特殊性分では、総鉄イオンが超えている。 ほかには水素イオン、メタケイ酸、メタホウ酸も超えている。 ただメタケイ酸、メタホウ酸は泉質には入らず、従って、泉質名称は、「含鉄単純酸性泉」となっている。

 内湯のかけ流しの湯。

 露天もかけ流しの湯。

 明日は、いよいよメインの秋田駒へ。 梅雨の晴れ間に当たりそうだ。 続く。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっこり百名湯めぐり~日本一の強酸性泉、玉川温泉

2023年06月30日 | 温泉&健康資格とその活用

 秋田県は、田沢湖の北にある温泉と、花の秋田駒、を組み合わせた旅に出かけた。まずは、バスで玉川温泉へ。この温泉は、強酸性で、ラジウムを放射する北投石のある温泉、普通の入浴のほか、岩盤浴があることで有名だ。

 焼山という活火山のふもとにある温泉だ。まずは、新玉川温泉にあるビジターセンターへ。

 ここでジオラマを見る。玉川温泉のできた様子がよくわかる。

 北投石という、ラジウムを放射する石の模型。北投石はここ玉川温泉と台湾しかないそうだ。そういえば台湾に行ったとき、聞いたことあるな。

 そして、ペーハーの比較。玉川温泉はペーハー1.1~1.2、もちろん日本一の強酸性泉だ。ちなみに、私の好きな草津温泉は、ペーハー1.5~2.0。

 現場に行く。草津と同じ、湯の花を採取している。草津のような湯畑がある。

 そして北投石。もちろん採取禁止だ。

 大墳、玉川温泉の源泉だ。泉温は98℃と、ほぼ沸騰している。

 岩盤浴は、街中のあの岩盤浴とは大違い。むしろを敷いてその上にごろり。掘立小屋もあり、映画テルマエロマエのシーンのようだ。

 そしていよいよ日帰り入浴。脱衣所にはスマホは持ち込めないため、温泉成分はメモする。源泉97.3℃、ペーハー1.13。塩化物泉、二酸化炭素泉、含鉄泉、酸性泉と名がついてる。

 療養泉の基準、泉温はもちろんだが、溶存物質は5.6g、基準の5倍以上の濃さだ。一番多い成分は塩化物イオンで3.1g。さらに特殊性分では、二酸化炭素、水素イオン、総鉄イオン、総硫黄、メタホウ酸、メタケイ酸など、みな基準の10倍前後含まれている。やっぱりこれは凄いね。

 そして入浴、最初は50%に薄めた浴槽へ、次は顔だけを出し、体は箱の中に入れる蒸気風呂、最後は100%の浴槽へ。浴槽のお湯は、すごくしょっぱい。まるで、温めたお酢の中に入ってるようだ。こりゃ、長く入ると湯あたりするぞ、と感じて浴槽から出る。

 宿は玉川温泉に1軒、同じお湯を敷く新玉川温泉で1軒と、こじんまりした温泉だ。自炊部もあり、長期療養の湯治客も多い、ガンの方も多いとか。

 玉川温泉、やっぱりすごい温泉だった。夕方は、乳頭温泉郷へ戻り、ここで一泊する。続く。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっこり百名湯めぐり~皇太子殿下もお入りになった氷川温泉麻葉の湯

2023年06月16日 | 温泉&健康資格とその活用

 今日は雲取山から降りて泊った温泉宿の記事。ブログに入れる書くつもりはなかったんだが、この宿、登山好きな皇太子殿下の泊まった宿ということで、記事をアップ。

 宿は、「氷川郷温泉、麻葉の湯」。JR奥多摩駅からすぐ。お隣はコンビニ。何でも手に入る。私は、きつい登山の後、温泉に泊まるのが愉しみだ。同じことをおっしゃる方も多い。

 山から下りると、石鹸とシャンプーの使える温泉で汗を流し、浴衣で、乾杯し食事。寝室にはテレビもある。持参してきたインスタント珈琲を飲み、寝るときは、他人もいないのでゆっくり。早朝、目が覚めるが二度寝して、起きて朝湯に入り、和食の朝食。最高だね。(以上は、ほとんど山小屋にはない)今日は、おかず少なめの料金で泊ったため、お宿の隣がコンビニ、カップ珈琲とお菓子、アイスクリームを買い出し。

 そしてロビーに思わぬ写真が。皇太子殿下が登山の帰りに、この宿にお泊りになったそうだ。記録では昭和58年だ。蕎麦粒山に登山時にお泊りになられたそうだ。蕎麦粒山って、皇太子殿下、かなりマニアックだな。ただ、当時の浴槽はもう改装してなくなっている。

 ちなみにこの温泉、泉温や温泉成分総量では、温泉法では届かない。メタホウ酸が5.7mgと、かろうじて5mgを超えているので、温泉となっている。

 翌朝、駅に戻る途中に、奥氷川神社の三本杉。根元が同じで3本に分かれている杉を発見。珍しいねえ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっこり百名湯めぐり~一度入ってみたかった三条の湯

2023年06月14日 | 温泉&健康資格とその活用

 梅雨入りかどうか微妙な時期、奥多摩は雲取山へ。JR奥多摩駅からバスで鴨沢へ、歩いてバス停「お祭り」まで歩き、ここから登山開始だ。

 林道を3時間歩く。途中は渓谷、ここは確か、秩父多摩甲斐国立公園だったかなあ。

 林道を終え、片側が切れた細い道を登る、結構怖いな。30分ほど歩いて、宿が見え始める。

 ここが、あこがれの三条の湯だ。

 手続きを終えて、さっそく三条の湯へ。ここは石鹸やシャンプーなどは使えない風呂だ。従って入ってすぐに上がるしかない。浴槽では先客の外国人とじっくり話す。少し硫黄臭がして、ヌルヌルする、硫黄が入っていて、強いアルカリ性だろう。

 この風呂は。「単純硫黄冷鉱泉」となっていた。さっそく分析。源泉の温度は10.8℃、冷鉱泉だ。そして温泉成分の総量は、117g/ℓ、成分総量は、温泉にはだいぶ届かない。温泉法成分基準19条件と鉱物分析指針7条件をチェックすると、温泉法成分基準で総硫黄が1mg、ギリギリ届く。鉱物分析指針療養泉基準ではどれも届かない。

 従って、温泉法では温泉、鉱物分析指針では、療養泉でなく、泉質は単純泉だ。ここの単純硫黄泉の硫黄は、たぶんオマケだろう。そしてペーハー10.3、10以上は強いアルカリ性だ。アルカリ性は肌をヌルヌルさせる効果がある。ヌルヌルして、硫黄臭、って山の湯としては理想的だね。

 そして、食事。まず夕食、野菜の天ぷらが中心だ。ウド葉っぱにコシアブラが珍しい。赤と白ワインで乾杯。

 宿のご主人に、いろいろと伺う。昔、この温泉の先に、青岩鍾乳洞という鍾乳洞があり、そこに案内していたが、今は道が崩れて通れなくなっているという。そして再開通の見込みはないそうだ。もったいないね。寝る前にもう一度入浴するため、外の温泉に向かう。

 今度は、お湯が熱くて、湯もみが必要だ。私、草津温泉湯もみ免許皆伝だ。湯もみの腕の見せどろころ。

 翌朝の食事、に弁当。私は弁当、注文しなかったが、おとなりの外国人のを撮影させてもらった。

 前夜は、夕方から雨。今朝はこのまま下山、と覚悟していたが、朝はあにはからんや、快晴。モチベーションを切り替えて、登りに備える。続きは明日で。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっこり百名湯めぐり~ペーハー11.3、日本一のアルカリ性、都幾川温泉に入る

2023年05月26日 | 温泉&健康資格とその活用

 私は自由業、空いてるときに出掛ける。以前から行ってみたかった、同じ埼玉県、日本一のアルカリ性、ペーハー11.3の都幾川温泉を訪れた。結構予約は埋まっていたが、空きを見つけて予約。

 JR八高線妙覚駅に出迎えをお願いしておいた。車で15分ほどの比企の山の中、都幾川温泉がある。暖簾をくぐって温泉へ。

 通された部屋は和室、茶室のような感じ、今日も二組入ってるようだ。和室の向かいが温泉の更衣室だ。

 まず、お茶とお菓子が出る。

 そして、1回目の入浴。この温泉は昼の部・夜の部の2回、1回2組限定で、温泉+食事が出る。宿泊はない。日本一の強いアルカリ性が売り物、富裕層を狙ったビジネスだ。温泉は2つあって、1つの風呂は、1組限定2人まで、大人のみ。

 更衣室も1組専用だ。

 もちろんかけ流し。

 廊下の温泉分析表を確認する。泉温は14.9℃、泉温では温泉ではない。ペーハーは11.3、これが日本一強いアルカリ性だ。一般にアルカリ性のお湯には、あまり鉱物などは溶けない、従ってアルカリ性温泉には溶存物質は少ない。この温泉も溶存物質は1リットル中0.219g、温泉の規定値1g以下だ。

 じゃ何で温泉か、というと、メタケイ酸が規定値を上回って、これが温泉になっている。酸アルカリでは温泉の判定にはならない。メタケイ酸も少ないと温泉じゃなくなる、よかったね。ただしメタケイ酸だけでは療養泉にはならず、塩化物泉とか硫黄泉とかの泉質名はつかない。

 この温泉は、井戸を掘っていたら出てきた自噴泉だそうだ。掘った深さは60m、井戸の深さ程度だ。自噴量は4リットル/分、これを加温している。確か、かけ流しの目安は一人1リットル/分 だから、1日4人限定は理屈に合ってる。

 入ると、案の定、ツルツルする。このツルツルさは、ハンパじゃない。さすが日本一のアルカリ性だ。

 風呂から出て昼食。懐石で昼の部は1万2千円。結構なお値段だ。ゆずワインと日本酒を頂く。

 部屋に高校化学Ⅰの教科書が置いてある。なんだ?

 教科書の付箋のところを開くと、日本一のアルカリ性温泉として、都幾川温泉が載っている。やっぱ、ホンモノだ。

 もう一度入浴し、温まったところで帰宅。11時~14時の3時間の温泉+昼食でした。今度は、日本一の酸性温泉に入りたいもんだね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辰巳東京国際水泳場の思い出

2023年04月17日 | 温泉&健康資格とその活用

 

 辰巳の国際水泳場が廃止になったそうだ。築30年の老朽化と、東京オリンピックで新しい水泳場ができたからのようだ。私は、この水泳場、思い出がある。

 私は、学生時代から、今まで約50年間、水泳を続けている。おかげさまで、ほとんどの人が悩む「腰痛」にはならない。また全身運動で、怪我もしない、アクシデントとしては、せいぜい苦い水を飲んでしまうことくらいだ。

 使ったプールは、若い頃から順に、学校のプール、横浜YMCA、NA松戸、今は三郷早稲田スイミング、を使っている。

 そして、水泳の資格も2つほど、取得している。泳力認定マスターズ1級と泳力検定2級だ。次の目標は70歳以上の泳力検定1級、あと3年で受験可能な時期が来る。まだまだ水泳は辞められない。

 NAS松戸の時だったと思うが、水泳の記録会があるから、参加しないかと誘われた。場所は、辰巳の国際水泳場。ああ、あそこか、当時京葉線を使って通勤していたから、この水泳場は毎日見ていた。そして一度くらい使ってみたいな、と思っていたため、快諾。

 そして、当日。このプールは、国際規格、当然50mプールだ。しかし、50mを使わず、横にして使っていた。横が25mサイズだったようだ。立派な観客席もある。

 ここで泳いで感じたこと。我々のようなものが使うプールは、子供も使うため、床とほぼ同じ高さに水面がある。床と水面の間には排水溝がついていて、泳いでターンするときは、排水溝の突起に手をかけて、体を引き寄せ、一休みして、足で蹴って、ターンする。

 ところが辰巳では、排水溝がなく、50㎝程の壁になってる。厳密に言うと、手を掛けて体を引き寄せるなんて、違反だ。国際規格はそんな不正ができないようになっているのだろう。

 私の専門は、背泳とクロール。いつものように手を掛けようとするが、手が届かない、さらに、水深も深く、何と足が水底に届かない。従って一服もできず、疲れた記録会であった。

 もう一つ、国際規格だから、本プールのほかに、練習用プールが備わっている。大会などの時は、アップとして、体が慣れるように、少し泳ぐ。このためのプールだ。これがまたすごかった。練習用プールが何と、8コースの50mプールなのである。広い広い、実際泳いでみたが、向こうまでが遠かった。

 辰巳国際水泳場、思い出のあるプールだった。今度はアイススケートリンクに変わるそうだ。なら、もう使うこともないね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目指せ五百資格~城崎温泉その2、城崎にて城崎にてを読む

2023年04月05日 | 温泉&健康資格とその活用

 城崎温泉、文学の街だ。朝、温泉街を散歩をする。飲泉でお湯を飲む。塩っぽいがまずまずの味だ。

 次に、志賀直哉の泊まった旅館「三木屋」を訪ねる。立派な旅館だ。ついでに外湯の一つ、まんだら湯も見学。これも外湯の一つだ、すごい建物。

 前夜、志賀直哉の「城崎にて」を読む。10ページほどの短編、あっという間に読んでしまった。実は二度目になる。1回目は、中学時代だったか、夏休みの読書感想文のため、小僧の神様を読んだ。本の選定基準は、なるべく薄い本だ。その中に「城崎にて」も入っていた。

 療養のため城崎に泊まっていたが、城崎の川でカエルが死ぬのを観たという記憶が、中学時代にある。今読むと、蜂に、鼠に、ヤモリだった。著者は生きているから、その対比を書いたものだ。

 「死」、私は自分の死をまだ真剣に考えたことはない。せいぜい終活検定2級で、死の手続きを学習したくらいだ。仮に私が今死ぬとしたら、岩山に登って、滑落、死亡、ただし、保険に入っているから当面は大丈夫だ。子供はとっくに育っている、相続税が必要なほど資産はないが、配偶者は、遺族年金が支給され、まあ、何とかなるだろう、とあまり考えないでいる。困るのはクレジットカード、細かな支払いが結構ある。死んだらどうなるかはわからない。エンディングノートが書きかけになっているから、何とかしないといけない。

 さて、話は変わる。行政書士を学習していた頃、「人の死」で面白いことを学習した。交通事故などで、死亡した時、被害者には、相続が発生し、相続人が権利を相続する。その額を交通事故の加害者が支払うのだが、法律は、死人には損害賠償権が発生しない、となっている。じゃ、どうやって相続するんだろうというテーマ。

 判例だったと思うが、面白いことが書かれていた。被害者が交通事故などで死亡する直前に、まずケガをする、その次に死亡する。この間にはわずかの時間、この時間は「刹那」と書かれていたと記憶している。この刹那の間に、損害賠償権が発生し、被害者が死に、相続人に相続が発生する。そして、相続人は、加害者と損害賠償の交渉になる。

 こんな解釈だ。これを読んでいるときに、法律って、なんて面白いんだろう、と感じた。「行政書士」、取得してから30年以上経過するが、この資格を駆使する機会には出くわしていない、ビジネス実務法務2級は、サラリーマン時代、支払い督促など、結構使えた記憶がある。行政書士は、おそらく一生ないんじゃないかな。城崎温泉でふと、思ったことでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっこり百名湯~城崎温泉その1、満開の桜、外湯巡りは結構混んでる

2023年04月04日 | 温泉&健康資格とその活用

 山陰海岸から城崎温泉に到着。城崎はもちろん、日本名湯の一つだ。50年ほど前、学生時代、友人と旅行できたことがあるが、ほとんど忘れている。夕方だが、通りはとにかく賑わっている。人通りが多く、車が入れない状態だ。家族連れ、若いカップル、欧米人で一杯だ。下の写真はちょうど人の流れが切れたとき。

 宿に入って、さっそく、この温泉街の名物、外湯巡りへ。宿では、7つの外湯巡りの無料券を発行してくれた。川と橋、柳に今は桜、下駄を履いてそぞろ歩き、温泉街らしい雰囲気で、いい気分だ。

 一の湯に入る。洞窟風呂は満員、普通の浴槽で我慢。城崎温泉は、源泉は一つにして、お湯を各旅館に配給しているそうだ。従って泉質はほぼ同じはず。泉温は58.4℃と高温、温泉成分は9.4kg/klとまずまず、そして、ナトリウム、カルシウムー塩化物泉。御所の湯は一番人気がある外湯だそうだ。

 塩化物が多いのは、温まりの湯、入浴後、浴衣で歩いてもなかなか湯冷めしない。城崎にピッタリの泉質だ。ちなみに、内湯は小さい。泊った宿のそば、柳湯。

 この温泉の特徴は、宿が木造で、お湯の量の制限で大きな風呂は作れない、その分は、外湯に行ってくれという作り。そして宿内には売店がない。前の商店街で買ってくれ、というこどで通りは賑わっている。全国的に温泉は客が少なくなっているが、城崎温泉は他の温泉に参考になりそうだ。下の写真は私が泊った宿と内風呂。

 夕食後、再びそぞろ歩き、通りは夜桜見物で賑わっている。川の中には、プロジェクションマッピング、川の水が透き通って、桜が映って、幻想的。温泉街もいろいろ工夫してる、私、この温泉好きだな。明日に続く。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっこり百名湯めぐり~別府最終日は、展望の良い観海寺温泉へ

2023年03月18日 | 温泉&健康資格とその活用

 別府温泉道、泊まった宿は、二泊とも、駅前の亀の井ホテル、団体客と外国人(特に韓国)が多い。風呂も韓国語でやかましい。夕食はなし、クーポンを使って、コンビニで買ってきた。朝食はバイキング、こちらも会場は喧しい。

 滞在中は、浴衣に着替えて、コンビニ食、ワーケーションだ。仕事はたっぷり持ってきたから、手持ち無沙汰にはならない。そして、テレビではWBCをやってる。疲れてきたら、温泉に入る。優雅だね。 

 温泉道の申請を終え、晴れて温泉道初段を取得。残りの時間で、できる限り、温泉に親しむ。朝、別府駅前を歩いていると、駅前高等温泉、っていうのがある。さっそく入ってみた。

 お湯は熱からず、ぬるからず、ちょうどいいお湯だ。ゆっくり入ると、湯あたりするから、さっと入って、さっと出る。

 次は、今日のターゲット、観海寺温泉の一つ、いちのいで会館。駅前から徒歩で30分、タクシーを使おうかなとも思ったが、運動不足、歩いて温泉へ。街中はまあいいが、温泉近くになると、急登になる。登山してるようだ。ここは食事を頂き、頂いた方のみが入浴できるという。従って、昼食の時間に合わせて登ってきた。

 それでも、急登を何とか辿り着くと、愛想のいい店の方、コロナ以降は、食事は出していない、入浴料7百円でどうぞ、せっかくだから、Tシャツをプレゼント、と青いTシャツを頂く。

 風呂は露天のみ、男湯は2つ浴槽があって、青い色と透明な湯だ。青い湯には先客が入ってるため、透明な湯に入る。なるほど、確かに別府市内が一望だ。この露天はいい感じ。

 店に戻って、店の方に温泉の様子を聴く。ここのお湯は、お湯を取り換えたばかりの時は、透明で、そのうち光線の加減で青い色になるという。レイリー散乱かな、気象予報士試験に出てきたやつだ。

 女湯はどうか、私、性自認が女ですって、嘘ついて入ってみたいな、と冗談で言ったが、お店の方には伝わらなかった。今話題のLGBT法案が通れば、これは可能になる。女湯にトランス女性が入ってきても、排除できず、逆に差別だ! となってしまう。海外ではホットな話題になってる。海外の訴訟事例は、差別した方(生物学的な女性で性自認も女性の方)が負けている。

 法案が通れば、日本では、普通の女性はもう外湯には入らなくなるだろう、日本の温泉文化のうち、外湯は壊滅する、これ、知ってるか試してみたが、全然感じてないようだ。別府温泉の方、大丈夫かいな。死活問題だよ。

 歩いて、別府駅前へ戻る。ラクテンチ、って遊園地だな。昔からある施設のようだ。別府ならどこからでも見える。しかし、ずいぶん高い場所に作ったもんだねえ・・

 別府温泉の最後の最後は、大分空港足湯。時間があったため、ゆっくり足湯に浸かって、ワーケーション。二泊三日で温泉は10湯、都合13回の入浴でした。一生の思い出になる旅でした。湯あたりを初経験した旅でした。ちょっと疲れたな。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっこり百名湯めぐり~別府温泉八湯温泉道、初段に認定される!!

2023年03月16日 | 温泉&健康資格とその活用

 初日で8湯巡ってスタンプをゲット、今日は、観光協会に認定をして貰う。観光協会は、宿からそれほど遠くない場所にある。レンガの瀟洒な建物だ。事務所は移転したばかりで、HPには出て来なかったが、交通至便。協会の看板があるところに入って行く。

 中に入って申請する。2個のスタンプは初級、8個で初段になるため、二つとも申請、認定費用は初級が5百円、初段が6百円。職員の方がパソコンに何か打ち込んでる。しばらくして、初級認定のハンカチ、初段認定のタオルと証書を戴く。

 そして、認定のスタンプ。空欄に何を押すのか、不思議だった。真ん中にスタンプを押すと、次はもう使えない、どうするんだろうと思っていたが、まだ後続のスタンプを押す場所がたっぷりとある押し方であった。

 事務所の方に、温泉巡りは疲れると話したら、他の温泉道の方も、お湯2つに入るともう、疲れてしまうそうだ。そして、特に山のほうのお湯は成分が濃いため、湯あたりするそうだ。「湯あたり」、いままでそんなこと感じたこともなかったが、昨日の体調不良は、湯あたりか。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっこり百名湯めぐり~別府温泉八湯温泉道に挑戦!!

2023年03月15日 | 温泉&健康資格とその活用

 以前から聴いてはいた、そしていつかは挑戦、と思っていた、別府温泉八湯道に挑戦する。ちょうど配偶者も友人と旅行ということで、気持ちよく送り出してもらった、よしよし。

 大分空港に到着、空港で温泉巡りのスタンプ帳、「スパポート」が売られていたため、ゲット。そして最初に空港の足湯でスタンプを一つ。幸先いいぞ!

 そして、JR別府駅に到着、すぐに八湯のうちで一番遠い、明礬(みょうばん)温泉へ。ここは、みょうばん湯の里という白色の露天風呂に入る。2個目のスタンプ。写真は明礬を採取する小屋だ。硫化水素が上がってくるのを溜めている。

 その少し下流、明礬地獄の足湯、で3つ目のスタンプ。この辺でだいぶ疲れて来た。朝早かったのと、風邪気味のせいで、何度もの入浴はキツイ。体に負担の少ない、足湯を探して入ることにする。次は、バスで鉄輪(かんなわ)温泉へ。

 鉄輪は地獄のあるところ。鬼石地獄と海地獄、そしてかまど地獄の足湯に入る。これで、6個目。楽して稼いだ。

(鬼石地獄)

(海地獄)

(かまど地獄)

 バスで駅に戻り、今日の宿、亀の井ホテルへ。このホテルにも温泉のスタンプがある。露天と内湯だが、単純泉だ。ここで、シャンプーやソディソープを使って洗う。

 寝る前に、ホテルから外出して、別府温泉の一つ、不老泉に入る。ここは地元の人向けの公衆浴場だ、モールが入ってるという、でもとにかく熱い。しばらくガマンして入る。

(昼間に正面を撮っておいた不老泉)

 これで、スタンプ8個を埋めた。8個なら、初段のはず。明日は、観光協会に手続きに行こう。ああ、疲れた・・。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする