我が国の海岸線の長さは29,751kmで、何と世界第6位だそうです。この内で波力発電に適する割合が如何ほどあるかは知りませんが、これを活用しない手はありませんよね。
波力発電は小規模なものから大規模なものまで色々なアイデアがあり、実用化されたものもあります。なかでも私のお気に入りのものは、山口大学の羽田野先生が研究されている「つるべ式」です。その特長は、波力発電といえば洋上発電といった常識を覆し、海岸にも設置可能なことでしょうか。これは大きなメリットであろうと考えます。また、いたってシンプルな構造でありながら、安定的な発電が可能であるというのも魅力です。実用化に向けて大いに期待します。
水力発電と同様に、波力発電も色々と規制が多いと思われますが、自然エネルギー普及のためには、何とか知恵を出し合っていかなければならないと思います。