山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

「はじめまして数学」

2021-05-10 | 本と雑誌
 数学・物理を基本から学びなおそうと思って購入した「はじめまして物理」の数学版です。
 「自然数を追え、無限を掴まえろ」「ベクトルをまわせ、ドミノを倒せ!」「二階建ての数「分数」の世界」の三部構成になっており、基本の基本から学びなおしができそうです。

吉田武著「はじめまして数学」東海大学出版部




<参 考>
「虚数の情緒~中学生からの全方位独学法」「オイラーの贈物」



「オイラーの贈物」

2021-05-07 | 本と雑誌
 ノーベル賞物理学者ファインマンをして「人類の至宝」と言わしめたオイラーの公式。この公式をテーマに500ページに渡り語りつくすこの本に先ずもって興味を惹かれました。
 おそらく数学の多くの分野がこの公式に収斂していく様を見事に記されているのではないかと読む前から興奮しております。
 
吉田武著「オイラーの贈物」東海教育研究所





「はじめまして物理」

2021-03-09 | 本と雑誌
 昨年の暮れから量子力学を一から学びなおし(参考:「量子力学の奥深くに隠されているもの」)てみようと思い立ったのですが、やり始めたらもっと基本から学びなおさなければならないことを痛感させられました。

 ということで「虚数の情緒~中学生からの全方位独学法」の姉妹編ともいえる本書を入手しました。「虚数の情緒」の巻末書籍紹介に「はじめまして物理」は”小学生のための物理入門、大人のための再入門の書。初等幾何学から始め物理の基本”力”を縦横に論じる。”とありました。
 高校・大学と物理を学んできたものの、その理解は表面的なものでしかなく本質を学んできただろうかと疑問に思うことが多々あります。小学生に理解させることができるということは、より本質的な内容を含んでいるに違いありません。そういった意味で是非読んでみたいと思いました。

吉田武著 「はじめまして物理」 東海大学出版部







「靖国神社の緑の隊長」

2021-02-25 | 本と雑誌
 戦後生まれの私ですが先の大戦のことは身近な人から多くのことを聞かされて育ちました。私の大叔父は硫黄島で、連れ合いの伯父はビルマで戦死しております。当然のことながら、どのような最後であったのかもわかりませんし、亡骸は野ざらしにされていたと思います。
 一家の大黒柱であった者がたった一枚の赤紙で招集されて戦地に赴いて、激烈な戦いの末に命を散らしたかと思うと、その無念さを思わざるを得ません。また残された遺族の悲しみや、その後の苦労を考えると、なぜこのような戦争が起こってしまったのかという理由を知りたいと思うようになりました。このことが昭和史に興味を持った本当の理由なのかも知れません。
 更に近年靖国神社の在り方が問われています。私が東京に住んでいたころ母が上京してきました。観光案内するからどこが良いというと、先ずは靖国神社に行って叔父さんに会ってきたいと言いました。遺骨も何もない戦死者の生身を知る遺族にとって靖国神社はそのような存在なのだなと知ったのでした。

 今回読んでみようと思ったのは、半藤さんが最晩年に書かれた書籍であったこととと、本の帯に「あの悲惨な戦争のさなかで、こんなにも立派に生きた日本人がいた。」という言葉に惹かれました。
 収録されている今村均大将については、他の書籍でも読んで感銘を受けたことがあります。本書でも多くの感動を得られると思います。

 誤った指導者によって引き起こされた戦争であるにも関わらず、気高く生きた日本人がいたということに勇気づけられます。
今は新型コロナとの闘いのさなかです。感染者にいわれなき誹謗中傷が起こっているそうです。それをしているのも日本人です。そのような中で、献身的に働く医療従事者を含むエッセンシャルワーカーの方々がいらっしゃいます。その他にも、きっと気高く生きている日本人がいらっしゃることと思います。私はそのような日本人がいることを誇りに思います。
 
半藤一利著「靖国神社の緑の隊長」幻冬舎






「「昭和天皇実録」にみる開戦と終戦」

2021-02-23 | 本と雑誌
 先月亡くなった半藤一利さんは歴史探偵として知られ「日本のいちばん長い日」など多くの著作があります。
「文藝春秋」の今月号でも特集が組まれており、興味深く読ませていただいたところです。
 
 私は教科としての歴史はあまり好きになれませんでしたが、社会人になってから多くの歴史小説を読み次第にその面白みを知りました。御多分に漏れず戦国ものも好きですが昭和史に特に興味があります。きっかけは松本清張の「昭和史発掘」を読んだことに遡ります。
 史料を丹念に読み込み推理作家ならではの想像力で歴史に切り込む醍醐味を味わったように思います。

 「日本のいちばん長い日」は過去2回映画化されております。私は2本とも観ましたが、原作は残念ながら読んでおりません。
「昭和天皇実録」が刊行され、新たな真実が明らかになったのか興味があるところです。そういった意味において今回紹介した書籍を求めました。先の文藝春秋の特集記事によれば終戦時にはまだまだ隠された真実があるようですので、増々興味が深まります。


 半藤一利著「「昭和天皇実録」にみる開戦と終戦」岩波ブックレット




「量子力学の奥深くに隠されているもの」

2020-12-15 | 本と雑誌
 学生時代に一所懸命に学んだ量子力学でしたが社会人になってからは縁遠いものとなっておりました。
ここ数年、量子コンピュータや量子テレポーテションなどといった耳慣れない言葉を見聞きするようになりました。
そこで最新の知識を得ようと思い本書を手にしました。幸い学生時代の書籍や講義ノートも手元にありますので基本から学びなおしてみようと思っております。

 ショーン・キャロル著・塩原通緒訳「量子力学の奥深くに隠されているもの~コペンハーゲン解釈から多世界理論へ」 青土社




「虚数の情緒~中学生からの全方位独学法」

2020-03-10 | 本と雑誌
 とある方の書斎の本棚で見つけた分厚い書籍でタイトルに魅かれて購入してしまいました。1,000ページを超える大作です。他にも読んでいる本があるので何時までかかるか分かりませんが読破したいと思っております。

 吉田武著 「虚数の情緒~中学生からの全方位独学法」 東海大学出版部

 虚数といえば高校数学で登場する不可解な数ですね。現在では数Ⅲで複素数平面といった単元で、ある程度深く学習するようになっているようですが、私たちの時代は2次方程式や高次方程式のところで、ほんのおさわり程度を学んだ記憶しかありません。
 ところが大学の数学では虚数の世界が大きく広がります。いきなり登場する複素数の不思議ワールドに大いに戸惑ったものです。当時は何とか単位を取ることで手一杯という感じで、この不思議な世界を堪能するなんて思いもよりませんでした。
しかし、今現在ボケ防止のために数学を学ぶことは知の世界に触れる喜びでしかありません。(参考:「この歳で数学学ぶ面白さ」

 政治、経済、自然、農業などをはじめ果てはボウリングまで、私にとって不思議で不可解なことがいっぱいいっぱいあります。これらに触れる度に好奇心をくすぐられます。人生退屈なんてしておられません。

 ちなみに、今週末の3月14日はπの日ということです。πについての話題も興味のあるところです。
過去の投稿を参考までに!
 ⇒「今日3月14日は円周率(π)の日だそうな 」「πの日にちなんで





「世界一わかりやすい英文法の授業」

2019-08-01 | 本と雑誌
 以前ご紹介した「やりなおし中学英語」が大変良かったので、

   関正生著「世界一わかりやすい英文法の授業」KADOKAWA発行

も購入しました。

 併せて、

   関正生著「英単語Stock3000」文英堂


   関正生著「英単語Stock4500」文英堂

も同時に購入しました。

 当面原書を読み解くためには、英文法の知識と語彙を増やすことができればとの考えから、先ずは英文法中心に学び直すことにしました。また、日常的なコミュニケーションには文法と語彙がしっかりしていれば何とかなると思っております。経験的にですが・・・。

 今更、英語を学んで何するのと仰る向きもあろうかと思いますが、まぁボケ防止ということで・・・。










「やりなおし中学英語」

2019-07-23 | 本と雑誌
 英語を一から学び直そうと思いYouTubeを視ていたら、「世界一わかりやすい中学英語の授業」というのを見つけました。これがなかなか良くて、早速この書籍を購入しました。
 パラパラとページをめくってみましたが、単なる読み物としても面白そうです。ちょっとした空き時間を活用して学び直してみることにします。
 

 関正生著「世界一わかりやすい やりなおし中学英語」KADOKAWA発行





「天災から日本史を読みなおす」

2019-01-19 | 本と雑誌
 今年の漢字にも「災」が選ばれたように、昨年(1918年)は多くの自然災害にみまわれました。マスコミではこのような自然災害が発生すると地球温暖化の影響ではないかと喧伝しております。あるいは千年に一度の大災害だからとか、想定外の事象が発生したのだとかいって人知の及ばないことが発生したということにして納得しようとします。

 著者は貞観地震の古文書を読み解き警鐘を鳴らしておりました。また、古文書以外にも地形や地質を調査すれば、災害の予想すら可能です。自治体レベルでは防災マップを公表しておりますので、自分が生活している場所の潜在的危険性を知ることができます。
 しかしながら、これらの情報を受け取る側の自分自身には降りかかってくることはないであろうといった「根拠に基づかない漠然とした安心感」があり、防災に対する積極的な準備を怠ってしまうことになっております。

 もちろん、予想を遥かに越えた自然災害が発生することもあろかと思いますが、予め想定してそれに備えておくことにより、被害を低減させることができるのではないかと考えます。

 そういった意味において、本書が果たす役割は大なるものがあると思います。

 磯田道史著「天災から日本史を読みなおす~先人に学ぶ防災」中公新書







「ボウリング絶対上達」

2019-01-18 | 本と雑誌
 このところリーグ戦のスコアが思わしくなく、とうとうアベレージが180を切ってしまいました。これと言って不調でもないのですが・・・。

 このような時には初心に戻れということで、買ってみたのが本書です。

 矢野金太監修「劇的にスコアがのびる! ボウリング絶対上達」実業之日本社

 「第1章 初心者のための基本 ~ 第7章 プロを目指すなら」と内容的に網羅されております。これまで色々とボウリング関連書籍を読んできておりますので、ほとんどは知っていることばかりではありますが、画像やイラストが豊富で大変理解しやすい内容となっており、他の書籍で分かりづらかった点がクリアになりましたし、より理解を深めることができるように思います。

 初心者にとってはレベルの高い内容も含まれておりますので、入門書としては敷居が高いかもしれませんが、ボウリングの上達を目指す方々が最初に手にする一冊としてはお薦めかと思います。

 今期も最終戦とポジションマッチの2回を残すのみとなってしまいましたが、何とかアベ180台に乗せてリーグ戦を終えたいと願っております。
 さぁて、本書で学んだことが役に立つか!? というより私が役に立てることができるかどうかですよね!






 

「歴史と戦争」

2018-05-08 | 本と雑誌
 学校教育であまり扱われてこなかった近現代史ですが、私はとても興味があります。特に先の戦争に至った理由を知りたいと思っております。というのも私の親族で戦死された方々があり、そのことが遠因して私の人生にも少なからず影響を及ぼしているからです。
 これまで色々な立場で書かれた書物を読み、自分なりに学んできたつもりではありますが、なかなかにストンと落ちるものが見つかりません。
 
 先日新聞広告で見つけた本書を早速取り寄せました。本書によって理解が進むのか、それとも謎が深まるのか?

 半藤一利著「歴史と戦争」幻冬舎新書

 広告で先ず目にとまったのは「歴史に学ぶことは、なぜこんなに難しいのか?」といったフレーズでした。それに続く「当時の陸軍のエリートたちが底知れず無責任であった。これは今でも続いている。」、「コチコチの愛国者ほど国を害する者はいない」・・・。


 


 

「司法卿 江藤新平」

2018-01-21 | 本と雑誌
 今年は明治維新150年とかで、新聞の佐賀県版でも佐賀の七賢人といった記事が度々掲載され、ここ佐賀においても静かなブーム(?)となっております。

 それとは全く関係なく、急に思い立って

 佐木隆三著 「司法卿 江藤新平」 文藝春秋

を読み直そうと思い久々に手に取ってみました。

 江藤新平に興味を持ったのは、三十数年前に法律の勉強を始めたときに遡ります。初代司法卿として日本司法の整備に貢献したとされていたからです。
 その後、司馬遼太郎の「歳月」を読み、私が住まう晴気地区と所縁があることを知り、ますますその思いが増してきました。
そして、1995年位に今回紹介する書籍が出版されたことを知り入手したものです。
 久々に手にしてみると、もうほとんど初めて読む本に等しいですね。新たな気持ちで読め何度も楽しめて、お得な気分です。
 
 さて、新たな発見があるのでしょうか!?






「経済数学の直観的方法-確率統計編」

2017-09-24 | 本と雑誌
 買っちゃいました。先日ご紹介した「経済数学の直観的方法-マクロ経済学編」は、まだ上級編を読み込んでいる最中ですが、なかなか面白く大変興味深く感じましたので、「確率統計編」も入手しました。

 長沼伸一郎著「経済数学の直観的方法-確率統計編」講談社






「経済数学の直観的方法-マクロ経済学編」

2017-09-06 | 本と雑誌
 随分と前に「株価予測は可能か?」といったタイトルで書いておりますが、株価予測の可能性について私は懐疑的に考えております。記事はそれこそ直観的に思ったことを綴っただけで、何の根拠も裏付けもありません。浅学の身ではそのことを論理的に説明することすらできないもどこしさがあります。
 また、金融工学なる学問体系もあり、それなりの実績(?)もあるようですし、社会に少なからぬ影響を与えていることを考えると、今更ながら興味が湧いてきました。
 しかしながら、一から経済学を学びなおすなどといったことは馬鹿げていると思い、色々と調べていると今回ご紹介した書籍に巡り合いました。


 長沼伸一郎著「経済数学の直観的方法-マクロ経済学編」講談社

これが面白ければ

 長沼伸一郎著「経済数学の直観的方法-確率統計編」講談社

も読んでみるつもりです。

 実は、長沼伸一郎著「物理数学の直観的方法-普及版」を以前読んだとき、このような著書が自分の学生時代にあったらと感動した思いがあったのです。さて、この本との出会いで私の考えが変わるのかどうか楽しみでもあります。