山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

民進党が公約も公募?

2016-04-22 | 政治・経済・社会
 報道によりますと民進党が党名やロゴに引き続きマニフェストの一部を公募することを検討しているとか?

 「党名を一般公募???」で冗談半分で党綱領を公募したらと書いておりますが、さすがにそこまではやらなかったようです。
 ただ、マニフェストを公募してどういう意味があるのでしょうかね。政策そのものを提案してくださいってなもんでしょ。これでは政党の体をなしていないと言われても仕方ないようにおもいます。
 市民の意見や要望を聞いてというならば、対話集会などをこまめに開催するといった日常的な政治活動によって政策に集約させていくのが筋というものでしょう。民進党はこのような地道な政治活動すらできていないから足腰が弱いのではないですか。
 そういったことを棚に上げておいて、受けを狙ったってバカにされるのがおちですよ。政権転落の根本原因を突き詰めて、これを真摯に反省し、それを踏まえた地道な政治活動を行わない限り、党名を変えようが受けを狙おうが虚しい結果が待ち受けているだけなのではないですか。


「本物の英語力」

2016-04-10 | 本と雑誌
 文藝春秋(五月号)の巻頭言に鳥飼玖美子さんの「英語格差」と題する一文が掲載されておりました。その中で本書が紹介されておりましたので購入してみました。

 鳥飼玖美子著「本物の英語力」講談社現代新書

 鳥飼玖美子さんといえば、同時通訳の草分け的存在です。同時通訳するには母国語と外国語という二つの言語を瞬時に変換しなければなりません。一体全体どのような頭の構造になっているのだろうと不思議に思っておりました。そのような方が初めて「英語学習法」といった本を書かれたとのことで、限りなく興味をそそられました。

 以前当ブログに「英会話教育に関する違和感」といった記事を書いております。英語学習について著者がどのような見解を示されているのか楽しみです。


<関連記事> 「国語世論調査で思うこと」「小1からプログラミングの授業!?





「エンブレム時間かけてもこんなもの」

2016-04-09 | 川柳
 公募による東京2020大会エンブレムの最終候補4作品が発表されました。(「東京2020大会エンブレム最終候補4作品」)

 これを拝見した第一印象は、4作品とも「華がないなー」といったものでした。どれも似たような感じで「あ、これは!」といったインパクトを感じませんでした。

 応募作の中にはあっと驚くような輝きを放つものもあったに違いがありません。しかし、審査の過程で心理的なブレーキが働き、消去法により万人受けする無難なものばかりになってしまったのではないでしょうか。
 もっとシンプルなものもあったでしょう。これも類似デザインが問題になる可能性が高くなるので除外されたのでしょう。結果、何やらゴチャゴチャしたものばかりになってしまったのかも知れません。

 せっかく4案選ぶのだったら、一つや二つは斬新なデザインにして欲しかったと残念に思います。

 まぁ、こういったものは個人の感想ですから、意見を募集したら平凡なものが選ばれるに決まってます。今更ぼやいても仕方ありませんが、最初から結果が見えているのにわざわざ時間と金を掛ける必要があったのかと思ってしまいます。

 ぼやきついでに、日本伝統の墨流しによる図案でも採用するといった手もありかなと思います。そうすればパクリの問題は発生しないでしょうし、日本の幽玄の世界を多くの人々に知ってもらうことにもなります。


<2016/04/11 追記>
こんなことやっている方もいらっしゃるのですね。
 ⇒ 『負けエンブレム展』作品募集のお知らせ

 面白い取り組みだと思います。私もどのような作品があったのか見てみたい!

 後日、エンブレム委員会が主催して全応募作品の展覧会でも開催したら如何でしょうか?





佐賀弁・筑後弁お国言葉比較考(14)-「直会」

2016-04-07 | うんちく・小ネタ
 一昨年、10年に一度当地区に廻ってくる天山社くんち祭の担当したのは既に当ブログでご紹介したところです。(参考:「天山社くんち祭~浮立奉納」)

 各神事の後に宴会みたいなことを行ったのですが、長老が今から「なおりゃー」をするからどこそこに集まってくれと言われておりました。当時は何のことかピンとこなかったのですが、近ごろ「唐津くんち」のことを調べておりましたら「直会料理」という言葉を見つけました。直会料理というのは唐津くんちに欠かせない料理だそうです。直会は「なおらい」と読むそうで、これは全国どこでも通用するようです。(私は恥ずかしながら知りませんでした。)東松浦では直会を「のうりゃー」と言っているとのことです。なるほど「なおりゃー」とは直会のことであったのかと合点がいったのでした。

 私の生れ故郷である筑後地方では、お神酒をいただくことを「のうれ」をすると言っていたのを思い出しました。これも直会に由来しているのかなと推測します。

 どういう意味か知らずに使っていた言葉の本来の意味を知ることができたことは、何となく得した気分です。
生活の中で何気に使われている方言の由来は意外なところからきているかも知れません。
 私が住まう西晴気地区は晴気城跡をはじめ千葉氏所縁の神社仏閣などがあり、もしかすると言葉にもその痕跡が残っているかも知れません。好奇心をくすぐられますね。

 
 


蚊を絶滅させる???

2016-04-04 | 政治・経済・社会
 昨年でしたか、代々木公園でデング熱を媒介する蚊を防除するために大量の薬剤が散布されている映像を度々目にしました。今年はブラジルでジカ熱が流行していると話題になっております。ジカ熱も蚊が媒介するとのことで、今年は折も折り、リオデジャネイロオリンピックで多数の日本人が渡航し、感染者が国内に持ち込み二次感染が予想されるところです。
 再び昨年と同様な異様な光景を目にすることになるかも知れません。行政としては何の手も打たないと批判されるので、大々的な対策をしている振りをし、マスコミがそれを煽るといった構図が浮かびます。専門家の中で、あのような防除が効果的であると考えた方がどれくらいいるのでしょうか。むしろ防除によって、蚊以外の多くの昆虫が殺され生態系が壊されてしまうと危惧する専門家の方が多かったのではないかと思います。
 果たして大規模な防除をしたにも関わらず、デング熱の感染防止ができたでしょうか。その後もデング熱の発生が続いたと記憶しております。
 私は防除云々より、ある種の生き物を撲滅すべき対象と考えること自体が異様に思えてしまいます。如何にも驕った考えではないかと思うのです。人間にとって災いを及ぼす可能性のあるものは、これを絶滅すべき対象であるといった単純な議論が横行することを危惧します。
 確かに、蚊や蠅などは人にとって不快なものです。不快なものが人に対して害をもたらすとすれば、余計に絶滅させてしまいたいという思いに拍車を掛けることになるでしょう。だからといって、蚊を本当に絶滅させてしまって良いのでしょうか?
 蚊や蠅だって立派な生態系の構成員なのです。故あってこの世に存在しているのです。少なくとも人類が生まれる前から存在していたものと思われます。そして、何らかの役割があるでしょうし、生き残り戦術に長けてもいることでしょう。もし蚊を絶滅させたいとするならば、蚊が絶滅した場合にどのような影響が出るのか慎重に検討をする必要があります。これらの検討もなしに人に害をもたらすからやっつけてしまえといった短絡的な思考は大変危険であると思います。

 私たちにできることは、蚊を絶滅させることではなく、自らの身を守り、共存の道を探ることであると思っております。