山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

車中泊の旅(番外編)~食べログ疑惑について思うこと

2019-10-29 | 博物館・美術館巡り&グルメ旅
報道によりますと公正取引委員会が「食べログ」などを調査しているとのことです。私は食べログなどのグルメサイトにほとんど興味がなかったので「へぇー」って感じでした。しかし、飲食業者にとっては死活問題なのですね。確かにある意味人気商売ですからね。人気のバロメーターとして皆さんが活用していると共に店舗としては如何に評点を上げるかということに苦心されているようです。ということは評点アップのためのコンサルティング業というのが存在するのかも知れませんね。

 車中泊の旅の目的は博物館・美術館巡りですが、訪れた各地の美味しいものをいただくのも楽しみの一つです。しかしながらこれまで「食べログ」を参考にしてお店を決めたことは一度もありません。日頃行く近場の店の場合にも同様です。今度できたあそこのお店が美味しいからと紹介されて行くことはあっても、ほぼ100%後悔してしまいます。
 それほどに私が美味しいと感じるものは人様と異なっているからです。高血圧のせいもあって日頃より減塩に努めておりますし、庭先で採れた新鮮な野菜など素材の味を感じる味付けに慣れてしまうと、外食の味付けは濃過ぎて美味しく感じないのです。それと砂糖を使った「甘~い」味付けは絶対にいけません。これはご飯のおかずとして食べるときのことで、お菓子の甘いのは大好きです。
九州の醤油は甘いものが多いので、握りや刺身などを食べるときには、マイ醤油を持参してこっそりと用いたりします。
 それくらいの少数派なものですから、世間の評判やネットの評価など全く気にしません。逆に、一押しの店には行かないでしょう。へそ曲がりと言われれば、その通りとしか言いようがありませんが「食べログ」であろうが「ミシュランガイド」であろうが同じことです。自分で食べてみて美味しいと思った極限られた店でしか外食しません。仕方なしに手近な店で済ますことはありますが・・・。

 美味しいと感じるのは人それぞれです。生れた場所、育った環境、家族の好み、食歴などの多くの要素によって、あるいは人生の時期によっても異なってくるでしょう。それを多数決でこの店の評価を点数化するなどといったことがどれほどの意味があるのでしょうか。皆が美味しいと感じるものを自分も美味しいと感じることで得られる安心感くらいしかないのでは?
そういうのを平均化した美味しさとでも呼びましょうか!

 美味しいものと出会いたければ、人の評価など気にせず、ちょっとした冒険心をもって自分の足で歩いて探しましょう!



車中泊の旅(3)~倉敷(大原美術館)

2019-10-14 | 博物館・美術館巡り&グルメ旅
 念願の大原美術館に行ってきました。

 土曜日の仕事を終え、18時位からの出発となりました。途中、大型トラックの故障で渋滞にはまり、30分位ロスしてしまいました。今回は500kmを超える長旅となりますので、いつもより休憩を多く入れた結果、車中泊の目的地である「道の駅 みやま公園」に到着したのは翌日の1:30頃になってしまいました。

 大原美術館の「モーニングツアー」に申し込んでおりましたので、集合時間の7:50に間に合わせるために7時前には移動を開始しました。早朝でしたので市営中央駐車場はまだガラガラでした。集合時間には余裕がありましたが、美観地区へ徒歩移動です。

 まだ観光客などいない時間帯に散策するのも格別かと思います。







 モーニングツアーは、一般観覧時間より1時間早く学芸員さんの解説付きで作品を鑑賞できますのでお勧めです。学芸員さんの軽妙なトークに魅かれ、解説書に書いてないような裏話が聞けたり、質問などができますので大変お得な気分になります。
ツアー終了後、一旦本館を出てコーヒーを飲みながら余韻にひたり、分館などを回ったのち再び本館へ戻り、今度はツアーで目星をつけていた作品を時間を掛けてじっくりと鑑賞させていただきました。







 その後、帰路につくまで少々時間がありましたので、駐車場近くの倉敷市立自然史博物館に立ち寄りました。地味な展示物だけかなと思いましたが結構楽しめました。

 今回の旅の目的は大原美術館がメインでしたので、グルメに関しては特筆すべきものはありませんが、しっかりと「ままかり寿司」はいただいて参りました。

 かの有名な(?)加計学園さんはこんなこともやってらっしゃったのですね。次回、機会があれば訪れてみたいものです。




 今回の旅は二日で1,000kmを超える強行軍で、しかもほとんどが夜間移動となりました。次回以降はもう少しゆとりを持った日程を立てねばと反省しております。

 それにしても大原美術館に行って本当に良かった。他の収蔵作品も観てみたいので、是非とも再訪してみたいと思っております。

 次回、車中泊予定は鳥取砂丘を計画しております。







久留米市美術館(旧石橋美術館)~坂本繁二郎展

2019-06-03 | 博物館・美術館巡り&グルメ旅
 まとまった休みが取れないので車中泊の旅に出られません。そこで近場ということで久留米市美術館に行ってきました。
坂本繁二郎展が開催されていることは知っておりましたが、最終日曜日は込み合うかと思い一週前倒ししました。お蔭様で、ゆっくり時間を掛けて鑑賞することができました。

 中でも青木繁の絶筆「朝日」を鑑賞できたことは最高に幸せでした。それも何と地元の県立小城高校所蔵とのこと。この絵の前に立った時、連れ合いが前に一度見たことあるというのです。そうしたら何と解説にそのような記述がありました。高校の入学式の時に一回だけ見せてもらったようです。
 名画とは一度見ただけで長年その印象をとどめるようなものなのですね。今更ながら青木繁の偉大さを皮肉なことに坂本繁二郎展で再認識させられたのでした。











車中泊の旅(番外編)~近場での食べ歩き

2019-03-03 | 博物館・美術館巡り&グルメ旅
 最近時間が取れなくて車中泊も2回行っただけでなかなか旅に出られません。
ということで、本日久しぶりの日曜オフということで、伊万里市の「とろ作」さんに海鮮丼を食べに行って参りました。
 以前は伊万里まで45分位い掛かっていたのですが、峠越がトンネルになりバイパスもできて、何と34分で到着してしまいました。

 予約した部屋に入ると先ず出されてきたのが、お茶と出汁です。昆布が効いてとても美味しくいただきました。これは後ほど鯛茶漬けの出汁となるそうで、ますます期待が高まります。

 注文したのは、次の画像の「海鮮丼・天ぷら付」と「蒸牡蠣」です。





 これだけでも結構満腹になりましたが、いよいよ鯛茶漬け用のご飯を注文します。海鮮丼についてきた鯛の刺身をご飯に乗せ、ポットの出し汁をぶっ掛けます。



 鯛の表面がほどよく白くなったところで、一気に搔きこみました。「う~ん満足!!!」

 それからなんと鯛茶漬け用のご飯はなんぼでもお替りできるとのことです。大飯喰らいの私にとっては何よりでございます。

 ということで、超満足して帰路につきました。

 ついでと言っては何ですが、近所に「麺工房こうき」というお店があります。そこの「ごぼう天うどん」もなかなかのものです。
次の画像のように



 どんぶりに溢れんばかりのごぼう天です。おそらく丸々1本使っているのではないかと思われ、なかなかのボリュームです。

 倉敷の大原美術館や鳥取砂丘に行ってみたいと計画だけはしているのですが、なかなか都合が付かず延び延びになってしまっております。仕方ないので、近場で取り繕っております。今年中には何とか計画を実行に移したいものです。

 

車中泊の旅(番外編)~車中泊グッズ

2018-05-18 | 博物館・美術館巡り&グルメ旅
 車中泊をしてみて不便に感じたことがいくつがあったので、とりあえずグッズを購入してみました。
先ずは、ライトです。車のルームライトでも良いのですが、消し忘れ防止のためでしょうか、タイマーで自動的に消灯されてしまいます。また、トイレなどへの移動時もライトが必要になります。
 ネットで探していたら次のようなLEDライトを見つけました。



 2カ所の可動部分で、直線状にしたり、Z型にしたり、次の画像のように引っ掛けて間接照明にしたり、ヘッド部分を伸ばせば直接照明にしたりと自由自在にできます。また、未使用時には折りたたんでコンパクトになります。



 付属のUSBケーブルで充電して利用可能ですので、車で移動中に充電することも可能です。

 次にコンパクトファンです。これは夏場の車内は暑苦しくなるものと思われます。夏場の車中泊はしないようにするか、高地を選んで車中泊するなどが考えられるでしょう。
 これはまだアイデア段階なのですが、クーラーボックスに凍らせたペットボトルや保冷剤を詰め込んでおいて、車中泊中にクーラーボックスからファンで冷気を放出させようといったものです。

 



 これも付属のUSBケーブルで充電が可能で、風量も強弱の二段階に切り替えられます。強ではかなりの風量が得られます。弱の場合には8時間程度の連続運転が可能なようです。
今後、ファンの設置方法を検討して、冷却効果の程を実際に試してみたいと思っております。

 もう一つ、車内に吊るして使えるネットのようなものがあれば便利だなと思っております。ネットで手頃なものを見つけたのですが、送料が掛かりましたので、何かのついでに購入するかホームセンターで手に入れようと思っております。

 何回か車中泊を重ねるとまだまだ必要なものが見つかると思いますので、折々にご紹介しようと思っております。



車中泊の旅(2)~鹿児島

2018-05-02 | 博物館・美術館巡り&グルメ旅
 ボウリング6ゲームをした後、4/29 17時過ぎに佐賀市より出発しました。行程は、佐賀市~九州自動車道八女I.C~鹿児島北I.Cで21時少し前に、最初の目的地である「温泉 お乃湯」に到着しました。

 温泉で一風呂浴びて、ボウリングの汗や旅の疲れを流しました。その後、滅多に行かないファミレスで遅めの夕食を摂り、車中泊の予定場所である城山公園に向かいました。
 駐車場は思ったより混んでいなくて車中泊場所を確保しました。

 城山公園の展望台からの夜景がきれいだということでしたので、早速展望台へ。



 展望台から戻り、車中泊の準備です。久々にやったので、戸惑いながらも何とか完了です。前回シートの寝心地が悪かったことから、エアーマットレスを購入しました。これを膨らませて試してみますと、身体を動かすたびにガサガサと音がしてうるさくてしようがありません。次回からはタオルケットか何か上から掛けるなどの工夫が必要です。
 夜も更けてきたので、ビールを一杯飲み干し、さっさと入眠しました。ところが、次から次へと展望台目指して入れ替わり立ち替わり来訪者が現れ、ワイワイガヤガヤ、キャーキャー奇声を発するなど落ち着かないことこの上ありませんでした。挙句の果ては、近くにRV車が止まり、一晩中エンジン掛けっぱなし。おまけに車内からの音楽が漏れ漏れでした。
 余程、移動しようかと思いましたが、一部設営のし直しが必要なことから、結局やめてしまいました。次回からは耳栓を忘れないようにしなければ・・・。
 城山公園の駐車場をご利用の方は、くれぐれも展望台側を避けてください。トイレからは遠くなりますが、奥の方に静かな場所に駐車されることをお勧めします。

 翌朝、再度展望台へ。曇り空で桜島がくっきり撮れなかったのが残念です。



 黎明館の開館時刻は9時だったのですが、早めに移動を開始し8時頃には到着しました。駐車場は8時半からとのことでしたが、ご好意で駐車させていただきました。開館まで時間があったので散策がてら、西郷隆盛終焉の地~西郷洞窟と見て回りました。

 
 終焉の地から洞窟へ向かう途中ブラタモリで紹介された鹿児島本線のトンネルに「敬天愛人」の表示板がありました。



 その後、鶴丸城へ戻り、西南戦争の激戦で石垣にできた銃砲弾の跡をしばし感慨深く眺めておりました。





 いよいよ、今回の旅のメインである黎明館と市立美術館です。黎明館は展示物が豊富で、とても短時間で見て回ることができません。本来の予定では県立博物館にも立ち寄る予定でしたが、今回は割愛して美術館だけにしました。



 美術館では、ホキ美術館の特設展示が開催されており、常設展と合わせて観覧しました。常設展はピカソやダリの絵画とも出会え、至福の時間を過ごすことができました。

 遅めの昼食を手短に終え、最終目的地の仙厳園・尚古集成館へ向かいます。途中、仙厳園へ向かう車と思しき渋滞があり、これは駐車場は満車かなと半ば諦めておりましたところ、ラッキーなことに数台だけ空きが発生し、滑り込むことができました。









 昨夜あまり眠れなかったり、これまでずっと歩きっぱなし立ちっぱなしで、かなり疲労が溜まってきたこともあり、ここは足早に見て回ることにしました。といっても二時間近くは滞在しましたが・・・。

 帰りは、八女I.C以降が渋滞との情報がありましたので、吉田I.C~みやま柳川I.C~自宅といった経路で、20時少し前に無事到着しました。

 今回の旅では、残念なことにグルメは一切なしでした。もう少しゆったりとしたスケジュールを心掛けたいものです。鹿児島は市内だけでも観るべきものが数多く残されておりますので、機会がありましたら是非とも再訪したいと思っております。その折には、グルメもね!
 

 本記事に掲載した画像を含め、その他撮影した画像をフォトチャンネルにアップしておりますので、よろしかったらご覧ください。⇒「鹿児島(2018/04/29~04/30)


車中泊の旅(1)~平戸

2017-11-05 | 博物館・美術館巡り&グルメ旅
 夫婦とも還暦を過ぎ、老後の楽しみをということで各地の博物館や美術館を巡ろうかなどと漠然ととした思いがありました。
おまけに美味しいもの好きということもあって、あまり費用をかけずに気軽に出掛けられるところから車中泊をメインにした小旅行をしようといったことになりました。

 その第1弾として、車中泊初体験の場として平戸に決定しました。平戸は一度行ったことがあり、いざとなったら日帰りも可能な距離であることから適地と考えたからでした。

 11/2に連れ合いが仕事から帰って来てからの出発でした。2時間程で平戸に到着。港の駐車場は2時間まで無料とのことでしたので、近くの居酒屋で夕食をとりました。大将のお薦め料理に舌鼓を打ちつつ、平戸の情報を色々と仕入れました。
 キープ瓶を何気なく眺めていると、なんと「小鹿」がズラリと並んでいるではありませんか!(以前「焼酎のお湯割り-お湯が先か焼酎が先か?」でご紹介した、あの小鹿です。)
まさか長崎の平戸で小鹿に出会えるとは・・・。この店が特別に取り寄せているのかと思いきや、酒屋やドラモリでも売られているとのことでした。何となく嬉しく思いつつも、ドライバーの身なれば一滴も味わうことなく、泣く泣くお茶を啜ってお腹を満たしたのでありました。

 お腹が膨れたところで、今日の目的地である生月島の「道の駅生月大橋」へ向けて出発です。30分ほどで到着し、駐車場には10台ほどが既に駐車中(翌朝見てみると6割ほどは釣り人)でした。
私の愛車トヨタ・タンクは、フルフラットになりますので車中泊に適します。フロントガラスやウインドウガラスなど全面に遮光カーテンを取り付けるとプライバシーも保てます。初めてのことなので、カーテンのセットにもたもたしてしまいましたが、20分ほどで完了です。寝る準備ができたところで、ナイトキャップに持参したウイスキーをグビリ。バタンキューで翌朝までグッスリでした。
 日の出前に目覚め、爽やかな気分で海岸のベンチで朝食です。なんとも贅沢な気分です。





 ゆったりとした朝の時間を過ごし、本来の目的地である「松浦資料博物館」へ向けて出発!
開館時間は8:30でしたが、もちろん一番乗りであります。ゆっくり時間を掛けて展示物を拝見してきました。








 博物館の後は、同じ敷地にある茶室で薄茶を堪能してきました。お茶をいただくだけかと思っておりましたが、たまたまお茶の先生がいらっしゃって、鎮信流のお点前をしていただけ、貴重な体験をさせていただきました。













 博物館の後は平戸城へ向かう予定でしたが、駐車場が混みそうな雰囲気でしたし、昼も近くなってきたことから急遽予定を変更して「旬鮮館」(平戸漁協の直営店)へ先に行くことにしました。
 注文したのは、海鮮丼、イカ刺し定食、刺身の盛り合わせ、うちわエビの刺身と焼き物です。









 旨い! 超満足でした。

 最後に訪れたのが、平戸城です。建物内には入らず、外側をぶらぶらと散策しました。城内には樹齢400年を超える槙の大樹がそびえたっておりました。このような立派な槙の木を見たのは初めてです。









 平戸城のみならず平戸の街の至る所に槙の木を見かけます。一部の街路樹にも槙の木が植栽してありました。これも珍しいことではないかと思います。そうなるとその理由を知りたくなるのが人情というものです。しかしながら、平戸城の観光案内所に尋ねても理由は分からず仕舞でした。どなたかご存知ならば教えてくださいませんでしょうか?

 平戸にはまだまだ沢山の見どころがあると思いますが、今回は博物館に絞ったことで充実した旅になったと思います。

 さて、次回の車中泊の旅はどこへ行こうかな?