山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

試合結果(1月)

2024-01-31 | ボウリングアベレージ200アップ大作戦
 試合アベレージは175.84と昨年12月の189.75から大きく落ち込んでしまいました。年明け早々211.00と幸先良いスタートを切ることが出来たと喜んでおりましたところ、その後はボロボロになってしまいプラスになったのは13試合中2試合のみでした。
 これはドットボウリング⇒ピンボウリング⇒スパットボウリングと変遷(参考:「後方重心だった!~そしてドットボウリングからピンボウリングへ」「やはりスパットボウリングに落ち着くのか!?」)したり、プッシュアウェイのやり方を変更(参考:「プッシュアウェイをやめる!?」)したことによる影響が大きかったのかと思っております。これら新しい取り組みは勿論よりスコアアップさせるためにやっていることなのですが、今のところ裏目に出ているようです。しかしながら、月末にかけて新しいやり方に少しずつ慣れてくると同時に確かな手応えも感じつつありますので、ここが辛抱のしどころとかと思っているところです。

 ノーヘッド率:8.0
 昨年12月:8.7であまり改善できておりません。

 ストライク率:37.0
 昨年12月:47.1でノーヘッド率がやや低くなっているにも関わらずと大きく下落しました。

 オープンフレーム率:28.1
 昨年12月:22.9から大きくアップしております。これはスプリット率のアップも少なからず影響しているものと思われます。

グラフにはありませんが、
 スプリット率:13.5
 昨年12月:9.9でこれも大幅アップです。

 7番ピンカバー率:80.00
 昨年12月:84.61で2ヶ月連続でまぁまぁなラインに達しております。

 10ピンカバー率:74.57
 昨年12月:68.62でしたので、ややアップし80%台まで後一歩のところまで来ました。

 6-10番ピンカバー率:44.44
 昨年12月:75.00でしたので、大幅ダウンになってしまいました。10ピンがそこそこ取れているのに何故なんだろうと頭を捻ってしまうところです。

 さて2月は苦手なレーンコンディションになりそうですが、180以上を目指していきたいと思っております。

<ストライク率推移グラフ>


<個別ピンカバー率推移グラフ>



<毎試合アベレージ推移グラフ>



「ベアボーンボウリング」を読み返す

2024-01-27 | ボウリング
 ボウリングを始めて一年ほど経った時に出会ったのが「ベアボーンボウリング」でした。それまでに入門書を何冊も買って読んできましたが、正直言ってあまり参考になりませんでした。その中で、宮田哲郎著「スポーツ・ボウリング」は内容的に充実しておりました。ただ、これは1991年発行のもので内容があまりにも古過ぎでした。
 この頃は、アベレージが160程度で中々上達できずにおりました。センターで開催されるレッスン会に定期的に参加してはみたものの状況は変わらずでした。そのような時に出会ったのが「ベアボーンボウリング」でした。これを読みながら少しずつ投球フォームを「スクエア」から「オープンバック」に変えていきました。しかし、レッスン会では「オープンバック」など教えてはくれません。
 そこで意を決して藤川プロのフリーレッスンを受講してみたのです。プロに「オープンバック」にしたいと相談し、少しずつ指導を受けながら現在に至っております。藤川プロから何故そのようなアドバイスを受けたのかを「ベアボーンボウリング」で振り返ると一々理にかなっていることが分かります。しかし、本を読んだだけでは投球フォームやタイミングのズレといった微妙な修正は自分自身では不可能です。いくら動画に撮って分析しても何が悪いのかさえも分からないことでしょう。身近に指導してもらえる有難さが身に沁みます。
 投球フォームやボール選択(レイアウトを含む)は藤川プロに相談できるので良いのですが、レーンコンディションだけは付きっきりでアドバイスしてもらえない限り自分で考えるしかありません。
 ということで「ベアボーンボウリング」のレーンアジャストに関する部分を読み返すことにしました。入門書ではほとんど触れられる部分ではありませんが、本書では43ページに渡って詳細に記述されております。それも一流のPBA選手が実戦で用いる手法が記されております。
 最初に読んだ時には、先ず投球フォームやスイングとフットワークの同期に関心が高かったこともあり、レーンコンディションについては流し読みした程度でしたし、あまり理解できなかったというのが正直なところでした。
 しかし、レーンコンディションに関する問題に直面した今現在読み返してみると記述されている内容が一々刺さってくるのです。やはりあることを理解できるようになるためには経験と関心が共に必要であることを痛感させられました。
 実際にゲーム中に発生した現象の原因は何か、その背景にあるものは何なのか、そしてそれに対処するためにはどうすれば良いのか、更にはそれを実現するために必要な技術は何なのかといったことを本書はある程度解明してくれるものと期待しております。
 本書を熟読し理解を深め、実戦で試して確認し、更に深く読み込み理解するといったプロセスの中でより深みに達することを目指していこうと思っております。
 と言いつつも増々弱る体力と惚けていく頭でどこまでできるか分かりませんが・・・。


プッシュアウェイをやめる!?

2024-01-20 | ボウリング
 昨日、藤川プロから練習を見てもらったら、またもやスイングとフットワークの同期をもう少し改善した方が良いんじゃないかと指摘を受けました。この件については7歩助走により大分改善していたのですが(参考:「5歩助走と7歩助走の違い(投球動画の分析)」)、まだまだ不十分ということなのでしょう。試合中に突然崩れてしまう原因もそこにあるんじゃないかとの指摘です。それはスイングとフットワークの同期がギリギリのところで合っている状況なので余裕がないことに起因している。だからほんの少しの切っ掛けで同期が合わなくなってしまう。結果無理して合わせようとするからスイングに余計な力が入ってしまうことで崩れてしまうということのようです。
 これを改善するためには、これも以前から指摘されて取り組んでいたプッシュアウェイ開始のタイミングです。(参考:「プッシュアウェイ開始のトリガー」)
 私はプッシュアウェイ開始のタイミングは右足と同時でないとできません。何度もずらすことを試みたのですが全て失敗に終わってしまいました。右足と同時に開始するとタイミングが遅れ気味になるので右の肘が伸びきらない内にスイングに持って行こうとします。そしてバックスイングのトップで右足に重心が乗るようにするためプルアップしてしまいます。その後力を抜けば問題ないのでしょうが、プルアップに連動するかのようにプルダウンしてしまうのです。このような余計なことをしないようにするために脱力スイングを目指したのですが、これも余程意識していないとついつい力が入ってしまします。
 一方、プッシュアウェイをしないブラブラ投法(止まったまま振り子スイングをしておいてから歩き始める)だと問題なく同期が出来ているのです。そこでプッシュアウェイをしなければ良いのではないかという仮説を立ててみました。この場合これに替わるスイング開始方法を探るという課題を解決しなければなりません。
 以前、プルダウンにしてみたことがあったのですが、この場合ハイバックスイングにするにはテイクバック時に助走を大きく加速させるかプルアップないしはその両方をしてやる必要があります。しかしながら私は最初はゆっくりスタートですから加速は殆どできません。それにプルアップをしないがための取り組みなので、そもそもそれは出来ません。
 ということでハイバックスイングを取り敢えず置いておいて、スイングとフットワークの同期を最優先に取り組むことにしました。プルダウンといっても色々やり方があるので、思いつく限りの方法を試してみましたがどれも今一の結果しか得られませんでした。
 そしてたどり着いたのが次の方法です。先ず両手でボールをだらーんと持ち振り子の最下点にぶら下げるような形を作ります。助走をスタートし、右足が出るタイミングで両手で前方に軽く振ります。左手は最前方でボールが停止するまで支えますが、ボールが後方に移動を開始した時に自然に離れるようにします。そうすると最初から右肘は伸びたままの状態ですから自然と振り子スイングにすることが出来ます。スイングの開始はブラブラ投法と全く同じですから全く違和感なくスタートできます。(というかそもそもブラブラ投法に近い形に持って行きたかったので、この方法を思いついた訳ですから当たり前のことかも知れません。)
 藤川プロから見てもらいましたら良い感じになっていると評価いただきました。ということで暫くこの方法を試していくことにします。
 さてどうなることやら。これが上手く行けば、漸くスイングとフットワークの同期問題に一区切り付けることができるのですが・・・。


やはりスパットボウリングに落ち着くのか!?

2024-01-15 | ボウリング
 前回ピンボウリングに移行した経緯を投稿しておりました。(参考:「後方重心だった!~そしてドットボウリングからピンボウリングへ」)
 ショック療法で遠方をターゲットとすることで、スパットを見ることが苦にならなくなったようです。そこでブレイクポイントとスパットを試合においてターゲットとした場合もやってみました。
①ピンをターゲット(4ゲーム)
②ブレイクポイントをターゲット(3ゲーム)
③スパットをターゲット(4ゲーム)

その結果は
①アベレージ:164.25 10ピンカバー:5/5(100%)
②アベレージ:155.33 10ピンカバー:3/3(100%)
③アベレージ:183.25 10ピンカバー:3/8(37.5%)
となりました。
 ①と③は同じオイルパターンです。②は異なるオイルパターンですが、前回同じパターンではドットボウリングで198.67打ってました。
 ②の時は1投目はブレイクポイント狙い、10ピンはピンボウリングの混合で投球しております。
何れの場合もドットボウリングに比べスコアが落ちております。ただ、理由は分かりませんが10ピンに限ってはピンボウリングが勝っております。
 ノーヘッド率は①、②とも20%程度ありましたが、③の場合には0%とポケットヒット率が向上しております。
 投球してみた感触は、ブレイクポイントはあまりに漠然とし過ぎるように感じました。というのも縦90cm、横7cmといった奥行きのあるターゲットゾーンを狙ったとき、目標が明確に定まらず、目線が前後方向に移動してしまうようです。どうもそれが悪い結果をもたらしているのでしょう。

  総合的にはスパットボウリングの方が良さそうですが、10ピンが惨憺たるものがあります。10ピンカバーの向上は魅力ですので、もうしばらく①か②に取組んでみる価値もありそうです。さてどうしたものか!

 悩んでみても結論が出そうもないので、もう一度、一通り試してみて後は自分の直感で決めようと思い、昨日練習に行ってきました。
 結論は標題の通り、スパットボウリングに戻ることにしました。元々スパットボウリングをやっていた訳ですし、スペアコンバージョンシステムも変更するする必要がありません。最もスムーズに移行できるはずです。後は10ピンカバー率を上げれば良いだけのことです。

 これまで紆余曲折あって、ターゲットをスパット⇒ドット⇒ピン⇒ブレイクポイントと変えてきましたが、結局のところスパットに戻って来ました。
 しかし、この変遷を辿ることで、ただ単にターゲットを通すことに集中するのではなく、ターゲットはボール軌道ラインの一通過点に過ぎないというイメージをより明確に持てるようになった気がします。

 さて、今夜からスキルアップリーグ第4節の始まりです。暫くはスパットボウリングに取組んでみることにします。

藤川大輔プロのボウリングラボ(第8回)

2024-01-14 | 藤川大輔プロファンクラブ(Club Daice)
 昨日、藤川大輔プロファンクラブ「ボウリング理論セミナー(会員限定)~ボウリングラボ」が開催されました。今回でボウリングラボは8回目の開催です。毎回ボウリングに関する疑問・お悩み相談など目から鱗の知識や情報を分かりやすく解説してもらえます。





 今回は藤川プロが出場されたジャパンオープンで配信された予選第1ゲームを通して、練習ボール中、ゲーム中に何を見、どのように考え、そしてどのようにコンディション変化に対応しているかを語っていただきました。
 同ボックスの津島プロ、坂本プロの投球を観察し、レーンの状況を読み取る洞察力は流石でした。プロの皆さんは、試合中にそこまでやっているんだと感じ入りました。私などは直ぐにカッカして何も考えられないような状況に陥ってしまいます。もっと冷静沈着に試合に臨まなければと恐れ入った次第です。
 
 この後「みんなの疑問、質問」というテーマで、これまでのラボで扱ってきたテーマで質問が多かったレーン攻略の総集編ということで解説いただきました。



 内容は時間ぎりぎりまで多岐に渡り収穫の多い学びとなりました。中身は参加者だけの特権ですので、画像に修正を加えておりますので悪しからずということで・・・。

 特に印象に残ったことは、PL-31の説明でブレイクポイントの話が出てきました。私はフッキングポイントと同じ意味だと思い込んでおりました。ところがどっこい私のような直線的に投げるタイプ(直線タイプ)の場合にはブレイクポイント≒フッキングポイントと考えて良いが、アーク状に投げるタイプ(曲線タイプ)の場合にはブレイクポイント≠フッキングポイントであるとのことでした。私の場合このことを誤解していても大差ないのですが、曲線タイプの場合にはとんでもない誤解をすることになりかねませんでした。
 このように毎回色々な収穫が得られるボウリングラボです。月例会終了後に開催されるミニラボ(当日のゲームの記憶が鮮明なうち参加者の疑問点や改善点などを解説するのが目的)を含めて大いに活用させていただいているところです。

 ラボ終了後は場所を変えて新年会が開催され、今年はまた遠征に行こうとか、その他のイベント企画に花が咲き大いに盛り上がりました。
 このように藤川大輔プロファンクラブ(Club Daice)では月例会、ラボ、遠征、ワンデイハイクなどのイベントを開催しております。藤川プロを囲んで一緒にボウリングライフをエンジョイしませんか!?
 近場(もちろん遠方でも構いません)の方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せ下さい。

<参 考>
 何故ブレイクポイントとフッキングポイントを混同してしまったか気になったので調べてみました。

よくわかるボウリング用語集・は行:サンブリッジ」に「ブレイクポイント」の索引はありませんでしたが「ブレイクポイントシェープ」といった用語の説明の中で「オイルが切れている場所(ブレイクポイント)」といった説明がありました。

「フッキング・ポイント」: ボウリング・ダブルエックス (Bowling-XX)」に「フッキングポイントは、ブレイクポイントとも呼ばれます。」といった説明がありました。

 これらは偶々最初に検索に掛かったサイトです。基本的なボウリング用語で異なる説明がなされているのは困ったものですね。

 

後方重心だった!~そしてドットボウリングからピンボウリングへ

2024-01-10 | ボウリング
 年明け後、初のレッスン会で1歩助走の練習をしていると藤川プロから上体が突っ込み過ぎですよと指摘を受けました。久々のレッスン会ですから何時もの癖が出てしまったのでしょう。癖というものは意識していないとついつい出てしまうものです。上体が突っ込まないときは綺麗なフォームで投球できているのにいつの間にか突っ込むようになり、結果タイミングもおかしくなってしまうとのことです。
 そもそも投球フォームの変更は私が前方重心であることを意識したことから始まります。藤川プロのチェックや4スタンス理論の判定方法(ネット情報を元に自分でチェック)でも前方重心に近いという結果でした。それで試行錯誤の末、前方重心に適した投球フォームを作り上げてきたのです。しかし、何となく違和感を覚えない訳でもありませんでしたので、色々調べていくうちに福岡プロのYouTube動画で前傾/後傾タイプの判別法というのがあって、それでチェックしてみると後傾タイプに当てはまるチェック項目が前傾タイプより多くありました。ということで何が何だか分からない状況に陥ってしまったのです。
 前方重心に適するフォームにしてからアベレージも徐々にアップしてきているのは事実です。なのに感じる違和感は何だろうと思い悩みつつも前方重心だと思い込んでおりますので、思い切って後方重心に切り替えることもできずにズルズルときておりました。
 それでスランプに陥った時、何も考えずに気楽に心地よい投げ方をしている時の動画を撮ってもらいました。そうするとどう見ても後方重心のように思えるのです。
 では何故に藤川プロも4スタンス理論の判定法も前方重心と出てしまったのでしょうか。思うに私の運動経験の多くは前方重心が必要(?)なものだったからではないかと思います。幼少期に剣道、高校で短い間でしたが柔道、その後はジョギング、パラグライダーなどです。ジョギングも前へ前へ進むものです。パラグライダーもテイクオフ時には風に逆らって翼を立ち上げ坂を駆け下ります。剣道も柔道も摺り足が基本です。摺り足で歩くには後方重心では難しいでしょう。それに大学の4年間はお茶をやってました。これも摺り足が基本です。
 このように私の生活の大部分は、身体的特徴に関わらず前方重心にする必要があったのです。ということで前方重心が身に付いてしまったのではないでしょうか。
 しかし、ボウリングはこれらのスポーツとは性格が大いに異なります。ボールを前方に転がすには、後方から前方への重心移動があった方が有利です。例えば、野球のピッチング、やり投げや砲丸投げなどの投擲種目などはその一例です。前方重心では難しいものがあるでしょう。ボウリングも後方重心が有利であると言われるのも頷けます。
 しかし、前方重心でも投げることが出来るので、ことは余計に複雑になります。
 ということで、身体的には後方重心にも関わらず、前方重心だと思い込んでいたところに何となく違和感を覚えていたのではないかと思い至ったわけです。
 藤川プロに相談してみると実はプロも同様な経験があったそうです。プロは元々陸上競技をやっておられ、前方重心のつもりで練習を重ねていたそうです。しかし、同様に違和感を覚え、以後は後方重心の投げ方に変更して現在に至っているとのことでした。
 それからは、徐々に後方重心のフォームに変更しておりますが、余りにも前方重心のつもりで投げていた期間が長すぎましたので、ついついその癖が出ることがあるのです。
 特に長いこと10アングルドットをターゲットにしておりますので、これをもっと前方のスパットないしはフッキングポイントに変更しようと何度もチャレンジしてみましたが全て失敗に終わっております。
 前に突っ込むのは、おそらく10アングルドットをターゲットにしているからでしょう。ファールラインに近づくと自然に前傾が強くなってきます。これを直さない限り突っ込みの癖は治らないのではないかと思います。
 そこでショック療法とばかりに極端に遠くのターゲットを設定してみようと思いついたのでした。一番遠くて判りやすい目標と言えばピンそのものです。しかし、このことはボウリングの常識では悪い例の典型と言われている位のことです。でもピッチャーがキャッチャーミットをめがけて投げているのだからボウリングでもできないこともないだろうと勝手に思ったのでした。
 全否定されるのを覚悟で藤川プロに相談してみると意外や意外、有名なPBA選手が一時期やっていたということでしたので、強ち間違ってはいないのではないかと意を強くしました。
 ということで早速、ピンボウリングをやってみました。そうすると突っ込みが無くなり綺麗な投球フォームになっているとのことです。1時間ばかり投げ込んでみると段々慣れてきたのか、スペアボールでのピンヒット率が断然アップしたように感じます。
1投目は立ち位置を5枚から35枚まで5枚づつ移動して投げてみました。最初は要領を得ませんでしたが、これも次第にポケットヒットできるようになりました。ただ立ち位置5枚目は斜行してしまい、結局リリース位置は10枚目に立った時と同じくらいになってしまいましたので、大外から投げるときは何らかの工夫が必要なようです。
 練習では何となく上手く行きそうな感触を得ましたので、無謀だとは思いましたが、早速その日の試合で試してみました。結果は、136-142-187-192と散々でした。前回このオイルコンディションではプラスを打ってましたので、かなり落ち込んでしまいましたが、尻上がりにスコアがアップしておりますので実戦でも使えるのではないかと手応えを感じております。そして10ピンが5/5と100%カバーできたことは嬉しい限りです。その他2,3,4,5,6,7のシングルピンのカバーも100%、3-10スプリット、3-9インザダークもカバーできました。スペアの場合には10アングルドットよりピンを直接ターゲットにした方がコントロールが良くなったかのようです。
 課題はレーンアジャストとスペアコンバージョンシステムをどのように構築するかです。おそらく参考例はないと思いますので、自分自身で解決しなければならないでしょう。
 といった具合にしばらくはピンボウリングを続けてみようと思っております。ゆくゆくはスパットないしはフッキングポイントをターゲットとするようにしていきたいと考えておりますが・・・。

<参 考>
前方重心・後方重心
「ドット・ボウリング」が泥沼脱出のきっかけとなるか!?
「ドット・ボウリング」やってみました
前方重心とドット・ボウリング

 

管制官が気付けなかった滑走路誤進入検出システムって!?

2024-01-06 | 大空への憧れ
 1/2に羽田空港で航空機衝突炎上という誠に痛ましい事故が発生しました。航空機事故調査委員会による原因究明が待たれるところですが、どうやら海保機が管制の指示に従わず滑走路に進入したことが原因であろうと報道されております。
 また最近の報道では「滑走路誤進入検知システム」の警報に管制官が気付かなったのではないかとされております。同システムでは滑走路に航空機や車両等が滑走路への誤進入を検知した場合には滑走路が黄色の点滅表示、航空機等の対象物が赤色点滅するようになっているとのことです。この場合にブザーなどの警報音が鳴動していたのかは報道の範囲では不明です。

 しかしながら以前、監視制御システムの開発に従事しておりました経験上、重要な監視項目の状態にアラームが発生した場合には、表示色を変更するとともに点滅(フリッカー)させることにより監視者が即座に認識できるようにします。それと同時に警報音を鳴動させアラームが発生したことを知らせます。表示の点滅及び警報音の鳴動は監視者が確認ボタンが押下されるまで継続するようにするのが通例でしょう。
 「滑走路誤進入検知システム」にとって誤進入は一丁目一番地ですから警報音が鳴動しないようなシステムとなっていることは考えにくいと思います。ですから管制官が気付かなかったという報道に対しては俄かに信じがたいものがあります。
 それでも管制官が気付かなかったのであれば、当該監視システムに問題があったと言わざるを得ません。そもそも誤進入を検知できなかったのではないか? それならば監視履歴を調べればすぐにでも分かることです。
 監視履歴を調べて誤進入を検知した履歴がロギングされているのに監視者が気付かなかったという事象が発生したというのであれば、その監視システムはそもそも意味がない代物だったということです。
 管制官のような忙しい仕事をしている人に画面を注視していろなどといったことは無理でしょう。当然のことながら警報音を鳴動させるシステムとなっていなければならないでしょう。
 開発打ち合わせの席上、ユーザーからブザー鳴動を有り/無し設定できるようにできないかと要望されたことはありました。しかし、監視システムの役割から言ってそのような要望は撥ねつけてきました。設計上そうすることも可能ですが、この辺りは設計者の矜持だと思っておりました。
 ただシステムを導入したばかりで未だ安定的に稼働できないといった場合に警報音が頻発すると通常業務に支障がでると泣きつかれれば、現場担当者はハード的に鳴動しなくするといったことがないとは言えません。
 勿論、今回の場合がどうであったかは知る由もありませんが、システムが正常に機能していれば警報音が鳴動しないとは考えにくいのです。管制官が誤進入を認識できた時点でJAL機にゴーアラウンドをかければ事故を防ぐことが出来たのです。
 折角「滑走路誤進入検知システム」が導入されているにも関わらず、有効に機能しなかったのは返す返すも残念なことだと思います。

<2024/1/7 追記>
 「羽田管制塔に「誤進入」監視機能、事故当日も作動…国交省「画面を常時凝視するものではなかった」-読売新聞オンライン」によれば、このシステムは「「滑走路占有監視支援機能」と呼ばれる。着陸機が接近しているのに離陸予定機や横断機が滑走路に入った場合、管制官の前にあるモニター画面の一つで滑走路全体が黄色で点滅し、航空機も赤く表示される。音声などによる警告機能はないという。」ということで、警報音等の鳴動が無いとのことです。
 また「「管制官が自分の目で見て指示する際の補助的な表示であり、常時その画面を凝視することを求められる性質のものではなかった」と説明。ただ、羽田では6日から専属の担当者を置き、画面を常時確認することにしたという。」と国交省は説明しているそうです。
 この記事を読んで「えーっ!」と思わず叫んでしまいました。「管制官が画面を凝視していたら本来の仕事なんてできないでしょう!」、補助的なものであるからこそ警報音で知らせる必要があるです。警報音を耳にしたら画面で確認して適切な対応をするための情報を得るのです。それこそが支援システムの役割なのです。
 更に追い打ちを掛けたのが、専属の担当者を置き画面を常時監視するとの対応策です。開いた口が塞がりません。ただでさえ忙しいであろう管制官の業務に更なる負荷が掛かるだけです。
 私はかつてパイロットの夢を絶たれたとき、航空管制官になろうかと思い航空保安大学校を目指した時期もありました。しかし、調べれば調べるほど神経を擦り減らすような過酷で責任の重い仕事は私の性格上不向きであることを悟り断念したことがあります。であるからこそこの業務に携わっていらっしゃる管制官の皆様に敬意を持っております。それなのにこの国交省の弥縫策には怒りしか感じません。
 先にも述べておりますように、このような監視システムで警報音が鳴らないことなど考えられません。初期設計からこのような仕様になっていなかったことを信じます。ユーザー(この場合は航空局になると思いますが)との打ち合わせで最終的な仕様が決められたと思います。この時どのような経緯で警報音をならないようにしたのか是非とも知りたいと思います。
 

<参 考>
事故原因究明のためには当事者を免責にした方が良いと考えていましたが・・・
人間が咄嗟にとる行動について
ティータイム 第10話 大空への憧れ(1)