山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

消費税の軽減税率について(3)~その先にあるもの

2014-11-22 | 政治・経済・社会
 自民党内に根強い反対がある軽減税率の導入に関して、今次解散総選挙に際し公明党の主張に妥協(?)し、税率10%アップ時に導入すると報道されておりました。

 軽減税率に関しては既に「消費税の軽減税率について」「消費税の軽減税率について(2)」「消費税の軽減税率は不毛な議論だ!」といった記事を書いております。

 この軽減税率は一見低所得者層への配慮のようにも思えます。食料品などの生活必需品に対して低い税率を適用するといったことは、いかにも「庶民に配慮してますよー!」といったふうに聞こえます。確かに、そのような側面があることも否定はできないでしょう。しかしながら、先の記事で指摘した導入の困難性を考えると、そう簡単には肯定できません。配慮するなら他の方法もあるのではないでしょうか。

 そして、一旦複数税率を認めると更なる増税に道を拓くことになります。曰く「生活必需品には軽減税率を適用するから、それ以外の品目については税率をアップする」と。
 そうなると、以前の物品税と大差なくなってしまいます。物品税を廃止し、消費税を導入するときの理屈は、税率を簡素化し、広く薄く適用するといったことであったと思います。結局は、元の木阿弥になります。

 そこまでして軽減税率を導入しなければならないのでしょうか。はなはだ疑問に思います。

いよいよ衆議院解散総選挙~大義なき解散について思うこと

2014-11-21 | 政治・経済・社会
 争点なき総選挙といわれております。大義なき解散の是非が問われています。大義なき解散に700億円もの選挙費用を掛けても良いものかといった議論もあります。

 大義なき解散については既に「解散権は首相の大権と言いますが・・・」や「解散権は首相の大権と言いますが・・・(2)」で既に言及しておりますので、そちらの方を参照していただけたらと思います。

 選挙費用の議論については、そもそも民主主義は費用が掛かるものですし、どの道任期満了すれば選挙しなければならない訳で、いずれは発生する費用です。このことについて、必要以上に議論してもあまり建設的な結論が出てこないような気がします。

 選挙の争点については、何れ各政党からあれやこれやと出されてくるでしょう。何故かって、それは争点が無ければ戦えませんからね。問題はその争点が作られたものであることでしょう。戦う名目のために、戦い易くするために政党や候補者が、いわばでっち上げたものであることです。そのようなものに惑わされてはいけません。

 本来の争点は、国政に内在した克服しがたい矛盾にあるべきです。それを主権者である国民に判断を仰ぐことにあるべきなのです。
このような観点から、今回の解散について考えてみるとどうでしょうか?
安倍首相は、アベノミクスの継続の是非を問うとのことのようですが、今回の税率アップの先送りがアベノミクス継続性を危うくするものなのでしょうか。各野党からの異論は無いようですし、あっても国会運営上問題ないでしょう。むしろ自民党内からの反対論が大きいようにみえます。自民党内の問題をクリアするために解散するといった見方の方が正鵠を射ているようにも思えます。内部の問題であれば内部で決着するなり、行き着くところまで行って国会で否決されたら解散するといったことでも良いのではと思う次第です。このようなことでは「首相の首相による首相のための解散」といわれても仕方ないのではないかと考えます。

 さりながら、既に解散されることは決定済みですから、今更このような議論は無意味なことです。無意味なことですが、先々のことを考える上で、ことの経緯は明らかにしておくことは必要なことでしょう。

 国民が政治に参加する最大の武器が選挙権です。これから総選挙に向けて、虚々実々の論戦が繰りひろげられることでしょう。その結果に国家・国民の命運がかかってくることになるのですから、自分自身でじっくり考え、棄権することなく選挙権を行使しようではありませんか。

「年金でハゲタカさんが肥え太る」

2014-11-11 | 川柳
 久々の川柳ネタを投稿します。実を言いますと川柳はここのところFaceBookの「フリーランス川柳」という公開グループに投稿しておりまして、このブログへの投稿が疎かになっておりました。というか、正直言いますとあまり新作を作っていなかったのです。どうも投稿にマイブームというか、むらっけがあるようです。
 ということで、今回からFBへの投稿したものの内で、ネタ的に広がりがありそうなものについて、少々講釈を入れつつ本ブログにも投稿していきたいと思っております。

 報道によりますと、年金積立金の運用方法を見直して、株式等での運用比率を大きくしようといった議論がされているようです。現状では国債などのローリスクなものの比率が大きく、これでは将来の年金給付に追いつかない。従って、ハイリスク・ハイリターンなもので運用を行い、大きく儲けて積立金を大きくしようといったことを目論んでいるのです。
 目論むことは勝手です。しかし、裏目に出た場合には大損することになる訳でもあります。そこのところをどう考えているのでしょうか。

 巨額の積立金です。ハゲタカが虎視眈々と狙っているに相違ありません。くれぐれも彼等の餌食にならないように願います。

 もう一句。

年金に官僚たかり痩せ細る

最初の句に、ちょっと掛けてみました。過去、グリーンピアなどに見られるように金のあるところに群がるのは、ハゲタカだけではありません。今回の年金積立金の運用だって、超巨大な利権です。こちらの方にも、目を光らせておかないととんでもないことになるでしょう。

 ところで、グリーンピア問題で誰か責任取りましたっけ?
ということで更にもう一句。

年金をファンド任せの無責任

 大臣が責任をとるといっておりますが、大臣の首が飛んだ位のことで済む話ではないのです。年金受給者の生活が掛かっているのですよ。

 何となくお先真っ暗な感じですが、庶民にできることは川柳ひねって彼らをオチョクルこと位でしょうかね。侘しくなりますね。江戸時代ならいざ知らず、現代は選挙権なるものが与えられています。

 うわさによれば、年内に総選挙があるような無いような。これまた川柳ネタにして世の中を真面目に皮肉ってみたいと思っております。

 

第4回堂楽コンサートに行ってきました

2014-11-09 | ブログ
 昨日、小城市の本龍院で開催された第4回堂楽コンサートに行ってきました。 

 今回のコンサートは昨年に続き、田代佳代子さん・池田祐子さんによる「マリンバの夕べ」ということで、全8曲+アンコール(赤とんぼ)演奏でした。今回でマリンバのコンサートは3回目です。

 今回、改めてマリンバの魅力に接したように思います。お寺の本堂といった演奏空間も相俟ってか、本来単音の連続であるはずの音たちが共鳴し合い、まるでキリスト教の教会でパイプオルガンを聴いたように感じました。 また、住職の奥様との競演などあり、和やかな雰囲気の中で素晴らしい秋の一夜を過ごすことができ、何とも有難いことだと思います。

 演奏に先立ち抹茶のご接待などもあり、久々に芳しいお茶を堪能することができました。
準備等々大変でしたでしょうが、これからもよろしくお願い致します。

※ 池田祐子さんが初CDを出され、メジャーデビュー(?)されたとのことです。
 また、各地でコンサートも開催されてますので、機会がありましたら是非ともマリンバの演奏を聴いてみてください。







 ※ 第7回「堂楽寄席」が平成27年5月24日(日)に決定したそうです。

   出演者:橘家蔵之助さん(二席)、桂梅團治さん(二席)、桂小梅さん(一席)だと思いますが・・・。

 こちらも毎年楽しみにしております。