宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
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「祖国の島を返せ」=インド洋チャゴス諸島の人たちの「声」 、そして日本は (3)

2019年03月24日 | 憲法と主権国外交

 「しんぶん赤旗」21日付「潮流」に注目させられました。 お読みの方もいらっしゃると思いますが、 少し紹介したいと思います。

 「待ちに待った祖国の独立。 にもかかわらず島民は全員強制移住させられ故郷を奪われました。 インド洋チャゴス諸島の人たちです。 原因は米軍基地の建設でした」

 「アフリカのモーリシャスとともに英領とされていたチャゴス諸島。 英国は1965年、米軍基地を造るためにチャゴス諸島を米国に貸与する秘密協議をすすめました。 モーリシャスはその3年後に独立しましたが、米国と合意した英国はチャゴス諸島をモーリシャスから切り離し英領にとどめました」

 「現地住民の追放後に造られたのがディゴガルシア米軍基地です」

 「『祖国の島を返せ』。 半世紀以上も要求っしてきた島民たち。 その声が米英を追い詰め始めました。 国際司法裁判所が先月、チャゴス諸島の英統治は『不法』だと判断しモーリシャスへの返還を勧告したのです」

 「チャゴス諸島をめぐり国際司法裁に判断を求めることを決めたのは2年前の国連総会。 米英ばどの反対に抗して決議に賛成したのは列強の植民地支配に苦しんだ国々でした」

 「植民地体制の崩壊、独立した主権国家の増加という世界の構造変化の力です」

 日本共産党は、国家主権に関わる点について、次のように考えています。 日本共産党の綱領の一部を紹介します。

 「わが国は、高度に発達した資本主義国でありながら、国土や軍事などの重要な部分をアメリカに握られた事実上の従属国となっている」

 「日本の自衛隊は、事実上アメリカ軍の掌握と指揮のもとにおかれており、アメリカの世界戦略の一環を担わせられている。 アメリカは、日本の軍事や外交に、依然として重要なす支配力をもち、経済面でもつねに大きな発言権を行使している。 日本の政府代表は、国連その他国際政治の舞台で、しばしばアメリカ政府の代弁者の役割を果たしている」

 「日本とアメリカの関係は、対等・平等の同盟関係では決してない。 日本の現状は、発達した資本主義諸国のあいだではもちろん、植民地支配が過去のものとなった今日の世界の国際関係のなかで、きわめて異常な国家的な対米従属の状態にある」

 「アメリカの対日支配は、明らかに、アメリカの世界戦略とアメリカ独占資本主義の利益のために、日本の主権と独立を踏みにじる帝国主義的な性格のもである」

 こうした異常な日米関係が、今日、安倍政権の沖縄の辺野古米軍基地建設の強行で多くの国民の前で日常的の明らかになっています。 また、経済関係でもアメリカの高圧的な姿が浮かび上がっています。

 新しい対等・平等な日米関係をつくることは、国民的な大きな課題となっているように思います。


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