宮応かつゆきの日本改革ブログ

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米朝首脳会談の「共同声明」が、具体化に向け動き出している

2018年06月19日 | 憲法と主権国外交

 18日朝、大阪府北部を震源とする震度6強の地震が発生し、登校中の小学生がブロック塀の下敷きになって亡くなるだと4人の方が亡くなりなした。 また、300人を超える人が負傷し、千人を超える方々が避難生活を余儀なくされています。

 亡くなった方と、そのご家族に心からお悔やみを申し上げまます。 また、被災された方に心からお見舞いを申し上げます。 日本共産党は、山下芳生副委員長・参議院議員を本部長に地震対策本部を設置し、救援活動に直ちに取り組みを開始しました。

 12日の米朝首脳会談と共同声明に沿った動きが具体的に動きだしています。 時事通信は今日19日、韓国国防省が、「米韓当局が8月に予定していた定例の米韓合同指揮所演習『乙支(ウルチ)フリーダムガ―ディアン(UFG)』のすべての計画活動を中止することを決めたと発表した」と報じました。

 同報道は、トランプ大統領の17日付、ツイッタ―を次のように紹介しています。

 「『(米韓演習の中止方針は)私の要請だ』」として、「北朝鮮に譲歩したわけではないと強調」「『(軍事演習は)非常に高くつくし、誠実な交渉に悪影響をもたらす。 その上、とても挑発的だ』と改めて説明し、『対話が決裂すれば、すぐに(演習を)再開できる』とも述べた」

 また、「読売」紙電子版は、19日午前、「正恩氏が今年3度目の訪中、北京到着と韓国報道」の記事を配信しました。

 昨日、新聞、通信社が週末の世論調査結果を公表しました。 その中の米朝首脳会談に関する「朝日」「読売」紙の内容を比較してみたいと思います。

 「朝日」紙の、米朝首脳会談についての設問は次のような内容です。

☆ 「アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長が、初めて首脳会談を行いました。 今回の会談が実現したことを評価しますか」

▼ 「評価する」 73  「評価しない」 19

 「読売」紙の設問は次のような内容です。

☆ 「アメリカのトランプ大統領と、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、史上初めての首脳会談を行いました。 朝鮮半島から核を完全になくすことと、北朝鮮の体制の安全を保証することを確認しましたが、核を完全になくす時期と具体策は示されませんでした。 この会談を、全体として、評価しますか、評価しませんか」

▼ 「評価する」 43 「評価しない」 47

 「朝日」紙の設問は、首脳会談そのものについて、ズバリ設問を設定していることが特徴です。 一方、

「読売」紙の設問は、率直に言って、主観が先行しているように感じます。

 トランプ大統領は、首脳会談後の記者会見で非核化の工程について、発言しています。 同紙13日付には、「トランプ大統領の記者会見要旨」が掲載されています。

 【トランプ大統領】 「朝鮮半島の完全な非核化に向けて、揺るぎない確約に関して話し合った。 完全な非核化に向け、検証が行われる。 査察のため多くの要員が派遣される。 米国と国際機関の組み合わせになる。 この点についても協議した」

 【記者】 「―非核化への工程表はあるのか」

 【トランプ大統領】 「科学的には完全な非核化には非常に時間がかかる。 だが、プロセスに着手すれば、(核兵器は)使用不能になる。 実質的には終わったようなものだ。 可能な限り迅速に行う」

 【記者】 「―非核化にはどれくらいの時間がかかるのか」

 【トランプ大統領】 「科学的に、機械的に出来る限り早く。 ただ、非核化工程の2割も進めば、不可逆的な非核化が約束されるポイントになる」

 日本共産党の志位和夫委員長の14日の記者会見での次の発言が重要ではないかと考えています。

 「これまでとはまったく違った重みのある、後戻りできない合意を両国が行ったという歴史的意義をよく捉え、関係国・国際社会が協調して、この方向を実らせていく努力が必要だと思う」


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