宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「新型コロナウイルス」と「若者世代の本当の役割」を考えるー困難ななかでも日本を支えている世代

2020年03月04日 | 新型コロナウイルス対策

  新型コロナウイルスの拡大が止まりません。今朝のニュースでは、国内の感染者が1000名に達したと報じています。(クルーズ船感染者を含む)

 3月2日、国の専門家会議が見解を公表しました。 同見解は冒頭で、「感染した人が最も多い北海道などのデータを分析したうえでの見解」として、次ように述べています。

「1、(1)症状の軽い人からの感染拡大」

「これまでも症状の軽い人からも感染する可能性があると考えられていましたが、この一両日中に北海道などのデータの分析から明らかになってきたことは、症状の軽い人も、気がつかないうちに、感染拡大に重要な役割を果たしてしまっていると考えられることです。なかでも、若年層は重症化する割合が非常に低く、感染拡大の状況が見えないため、結果として多くの中高年層に感染が及んでいると考えられます」

 そして、「見解」の最後に、「全国の若者の皆さんへのお願い」として、次のように記載されています。

「10代、20代、30代の皆さん。若者世代は、新型コロナウイルス感染による重症化リスクは低いです。でも、このウイルスの特徴のせいで、こうした症状の軽い人が、重症化するリスクの高い人に感染を広めてしまう可能性があります。皆さんが、人が集める風通しが悪い場所を避けるだけで、多くの人々の重症化を食い止め、命を救えます」

 この「お願い」を若い世代がどのように受け止め、行動に生かしているのか。私はまだ、直接、意見を聞く機会が持てていませんが、是非、伺いたいと思っています。

 そうした中、厚労省のホームページで、「新型コロナウイルス感染症の現在の状況」(令和2年3月3日版)を検索して見ました。

 「国内の状況について」「3月3日12:00現在、241例の患者、27例の無症状病原体保有者が確認されている」として、「確定日」「年代」「性別」「居住地」「周囲の患者の発生」「濃厚接触者の状況」等が例示されています。特に、年代別では、「90代ー北海道」から「10代未満ー北海道」などが確認されます。

 いま、大事になっていることは、「重症化が少ない」と言われる若い世代にも感染が確認されていること、全世代に感染が広がりつつあることを直視した、全世代型の対策が重要ではないかと感じています。「若者が無頓着、無自覚な行動で感染を拡大している」と受け止められるような「お願い」こそ、無責任だと思います。

 18歳は有権者の時代です。20代、30代は現在の日本社会を支え、これからの日本を支え続ける世代です。新型コロナウイルスとのたたかいでも、こうした世代が、医療、福祉、教育の現場を支えています。さらに、まざまな生産・物流、研究分野、スポーツ、音楽、芸術など広範囲に活躍しています。

 分断的、独断的考えでは、この危機は乗り越えられません。科学的、医学的知見の総意を結集し、国民的共同をつくるあげていくことが、いまこそ、必要ではないでしょうか。

 

 

 

 

 


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